「第九交響曲」のゲネプロ 


曇り、のち雨 / 外気温25度
7時20分起床。朝から曇り空でお昼頃から小雨になった。また夕方から天候は回復に向かっている。今夜はカローラの演奏会に付き合ってすっかり時間を取られてしまい、帰宅したのは23時過ぎ。 

11時からベートーベン・第九交響曲のゲネラルプローベがあった。劇場へ向かう間に今にも雨が降りそうだったがなんとか持ってくれた。今日は一時間ほど早く家を出て郵便局での用事を済まし、それでも時間があったので Kaufhof で「HD付きDVDレコーダー」を眺めてみる。iMacを買うために貯金をしているのだが、買い時が問題。いろいろなサイトを見てみると、どうもつぎのMac OS X（レオパード）の発売が近そうなのでそれまで待った方が良いかなと迷いだした。来年一月頃にはiMac自体もアップグレードするようなニュースも読んだのでまたまた迷っている。

そこで、それまで待つのなら、この夏には「HD付きDVDレコーダー」を買おうかなというアイデアが浮かんだのである。わが家のビデオデッキは買ってから20年になるので、そろそろ定年が近いだろうと思う。JVC（ビクター）の製品だがこれまで故障ひとつせずに働いてくれた。この辺で新しい器機を導入するのも悪くない。しかし、これに関してはまったく情報を集めていないのでこれからボチボチとやってみよう。

帰宅してから午睡をして醒めたあと、 Grünwald の Musikschule でのコンサートに出掛ける。カローラはここでモーツァルトを吹いたあとすぐにミュンヘン郊外の演奏会へ。掛け持ちである。こちらは彼女の所属しているオーケストラ Münchener Jugendorchester のサマー・コンサート。前半は時間的に無理なので後半の「カルメン組曲」に参加するという。

彼女はトヨタ・カローラを自分で運転していったのだが、初めての道、そして時間に迫られていたためか、信号で止まったあといざ発進しようとしたらエンスト。焦ってそれを３度も繰り返す。わたしが「落ち着いて、落ち着いて」と言ったら「だって、後ろに止まっているのがパトカーなのよ！」と言う。わたしが後ろを振り向いたら運転席で警官がニヤニヤと笑っている。これじゃ、カローラが焦るのも無理はない。しかたなく、そこからわたしが代わって運転して、どうにかコンサートにも間に合った。

今日の会場は Altenheim（老人ホーム）に付属する集会場で聴衆は当然のことながらご老人たち。わたしは一番後ろの席に座って聴いていたが、介護人に付き添われている人もいる様々な老人たちを目の前にしていたものだから、演奏自体よりも自分の「老後」のことに考えが行ってしまった。誰にでも平等に来る老後ー複雑な心境である。

カローラは打ち上げパーティに参加したいというので、車で帰ってくるようにと、わたしら夫婦は S-Bahn で帰るべく駅に向かった。そうしたら列車が時間になってもなかなか来ない。しばらくするとアナウンスがあってどうもミュンヘン市内で何か事故があったらしい。市の中心部を貫いているトンネルが不通になっているというので、凄い遠回りをして帰宅したから上に書いたように帰宅は23時を過ぎてしまった。 

Posted: 2006年07月07日 (金) at 00:29 




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