「魔笛」4回目 


曇り / 外気温2度
7時20分起床。今日は一日中曇り空。気温も昨日と同じく2度を超えることはなかった。仕事は10時半からの舞台稽古「Otello」だったが、少し早めに家を出る。いつもお世話になっている人にちょっとした心付けにチョコレートを買うため。 

ミュンヘン市内には昔からおいしいと評判のチョコレート屋さんが数軒あるがわが家はエリー・ザイデル(Elly Seidel)というお店でよく買っている。ここのチョコレートは甘いものが苦手のわたしでもおいしいと思う。パッケージになっているものもあるけれど、もちろん計り売りもやってるので、ショーケースを覗きながら気に入ったものだけを袋に詰めて貰うことが出来る。わたしは種類を選んで5ユーロ分を袋に入れて貰う、というような買い方をしている。

いつだったかも書いたと思うのだが、ドイツ人の間のプレゼントというのはそんなに大げさではないし、相手の心の負担になるようでは失敗である。従って、今日のように特別になんという理由はないが、心付けにと思うようなときには10ユーロを超えると相手に負担をかけてしまう。というわけで今日は5ユーロのチョコレートの小袋だった。

今日の舞台稽古は「オテロ」の1幕と3幕。練習用の舞台だったので、エキストラ・コーラスも入っての練習はちょっと空間的にも無理があった。今回の注目はデズデモーナを歌うソプラノ歌手(プログラムには Anja Harteros となっている)。女性にしては大柄で、今回の相手役 Dennis O'Neil と並ぶとちょっとバランスが取れないが、大変立派な声をしている。本番が楽しみ。練習場に行くときのエレベータで偶然メーター氏と乗り合わせた。彼は昨晩も「椿姫」を振ったせいか、ちょっと疲れた顔をしているので「今朝は何時に起きましたか」と訊いたら「ウン、8時には起きたよ」ということでした。それにしては眠そうな顔だった。

練習終了後、途中でブリギッテに頼まれた買い物を少しして1時半頃帰宅。ブリギッテの作っていったヌードル料理と生野菜サラダを、カローラと食べる。3時頃からソファーの上で仮眠。目が覚めてから、コーヒーを煎れて飲み、台所の汚れ物を片づける。今夜は又、「魔笛」に出なくてはならないのだが、それまで本を読んで過ごす。

「魔笛」を終わって23時に帰宅。今シリーズはあと2回あるけれど、切符は全て売り切れらしい。今夜も超満員の客席でパパゲーノの台詞に笑い声が絶えなかった。 

Posted: 2004年11月11日 (木) at 23:37 




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