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2006年11月23日

冬近し

image わたしが劇場へ通う道で、数日前から冬の準備をしている光景に出会うことが多くなった。左の写真はそのひとこま。これは「この先で立木の枝を切り落としている作業をしています。落下する枝にご注意を!」という意味の警告。

image この道筋でこの光景は3日ほど前から見られるようになった。秋も過ぎて冬に入ろうとしている現在、枝の中には枯れたものもあって、それが風の強い日などには折れて上から落ちてくることがある。かなり高いところから落ちてくるので加速度がつくから小枝といえどもその衝撃は馬鹿に出来ない。

この作業は3人で一組のようで1人は完全武装で枝に昇り、1人はその命綱を繰り、もう1人は道行く人に注意を促したり、今は通行人がいないからと、上で枝を切っている作業員に枝を落とすタイミングを教えている。今日は雨が降ってはいなかったが、昨日のような小雨混じりの時には枝も滑りやすくなっているだろうから大変危険な作業である。素直に感謝の心が涌いてくる。

道路工事の現場などでもやはり3人で仕事をしている場面にぶつかることがある。そんな時に穴を掘ったりする作業をしているのはやはり1人だけで、あとの二人はおしゃべりをしているように見える。そんな時にはわれわれの納める税金の無駄遣いではないか、などと思わぬでもないのだが、今日のような場面にぶつかるとその不満も引っ込んでしまう。

ミュンヘンは街の中心だけに限らず郊外まで本当に美しく整備された街であることは間違いない。ドイツの他の都市もきっとそうなんだろうが、ミュンヘン市は住環境を整える作業員、清掃車、などの設備がかなり大掛かりなような気がする。こんな時には税金が少し高いのはやむを得ないかなと納得するのである。