« お城と漱石の住居跡 | Main | 九州の旅は続く »

2007年08月18日

桜島へ

土曜日・晴れ / 暑すぎる
6時起床。今日もまたこれまでと同じように暑い一日。温度計を見たわけではないがきっと34度ぐらいはあっただろう。今日はこれも念願の一つであった鹿児島は桜島を観る。

わたしにとって鹿児島・桜島というのはもの凄い距離感のある地名だった。そして、幾つになっても現実に活動を続ける火山というものに子供のような大きな興味を持っている。今回はどうしても観たかったのだ。ただ、いかにも遠い。しかし熊本を拠点としている現在、WEB のInfoseek 乗換案内を使って検討してみたらなんと熊本駅からは1時間半ほどで行けてしまうのだ。

余り急ぐ旅をしたくなかったから、ホテルを出来るだけ朝早くに出発して向こうで時間をタップリ取りたかった。朝食を済ませたあと、Tramを使って熊本駅まで出る。運賃は ¥150 。熊本駅から新八代まで乗り、九州新幹線に乗り換える。列車内の意匠も東海道や東北新幹線とは違ってどことなく新鮮に感じる。早起きしたからこの車中はグッスリと寝入ってしまって、あっと言う間に鹿児島中央駅に到着。そこから桜島へのフェリー発着所に近い鹿児島駅はたったの一駅。なんと10時前には到着してしまった。

image しかしここもまた暑い。それも半端ではない。フェリーは15分間隔で発着しており、観光客の多いことを物語っているようだ。料金は安くて¥150 。鹿児島駅から歩いて7分の距離にその発着所があるのだが、ここを歩いただけでわたしのシャツは汗で濡れ始めてきた。楽しみにしてきた「桜島」が今、わたしの目の前にある。残念ながら今日は少し霞が掛かったかのようでクッキリとは見えなかった。観光案内の窓口で尋ねたら、昨日はとてもハッキリとした姿だったそうである。残念。しかしめげずに写真をバチバチ写す。

image 桜島に渡ってから、さてどうしようかと考えた。観光バスは午前と午後の2本しか出ていなくて、午前の部は既に出発したあと。午後の便は2時過ぎまで待たなくてはならないから諦めた。そこで観光案内の人に「桜島がよく見える地点はどこですか?」と尋ねたら近くの小高い丘(桜島自然恐竜公園)というのを教えてくれた。徒歩で10分くらいの上り道だというのでちょっと迷ったが、歩き出す。ゆっくり昇ったにもかかわらず上に着いたときにはわたしは全身汗まみれ。おまけに観光客など一人もいない。この暑いときにこんな道を上るのはわたしぐらいしかいないのだろう。(^_^) ここでもかなりの数シャッターを押して満足して下山する。

それ以上のことをここでやるのは無理なのでまたフェリーに乗って鹿児島側まで戻ることにする。観光案内のおばさんには近くにある温泉を勧められて心が動いたのだが、温泉に浸かってサッパリしたあとまた濡れたシャツを着るのも嫌なのでその案はボツ。また同じようにして熊本まで戻ってきたのは午後4時頃。

熊本に戻ってみると、ここも桜島に負けず劣らず暑い!シャワーを浴びたあとでベッドに横になったらいつの間にか寝入ってしまった。余り頑張りすぎて熱中症にでもなったら大変だから夕方からはおとなしくしていた。

夕食はホテルの近くに見つけた「吉野家」に入る。今回の日本旅行では初めて。牛丼はわたしの大好物の一つなのだが、今日までその機会がなかった。で、二ヶ月ほど前に教えて貰った「ツユだく」というのを頼んでみる。店の人が「ツユだくだく」というのもありますから,と教えてくれた。今日のでも美味しかったが、次回はそれを頼んでみようかな。ユーロ高なんだからもう少しましなものを食べればいいのにと自分でも思う。ケチ!(-_-;)