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2007年08月22日

湯布院 → 神戸

水曜日・晴れ / 外気温34度
湯布院を出発して博多を経由し、神戸へ。湯布院の朝7時の気温は25度。今日も全国的に猛暑日であったようだが列車での移動だったので身体は楽だった。

image 昨夜は少し暑いような気がしたので窓を開け放して網戸だけで就寝。さすがに明け方にはちょっと寒くて1度目が醒めた。今朝は8時半に出発する予定にしていたので、起き抜けにまず一度、そして朝食のあとに今度はじっくりと温泉の入り納めをして湯布院をあとにする。

まず、湯布院から2時間ほど掛けて博多へと向かう。折りから博多に住む娘さんを訪れていたMさんと出会い、ご推薦のお寿司屋さんへと向かう。せっかく九州に来たのだから博多の新鮮な魚を食べていけというご好意である。それは博多駅に密着したビルの中にある やま中 というお店。ネットで検索してみたら福岡ではかなり有名なお店の支店であるらしい。突き出しとお刺身は素晴らしいし、それにカニまで出てきてビックリ。最後にお寿司。近来なかった種類の食べる楽しさを味わった。ラーメン、牛丼も大好きだけれど、こういうものもまた格別である。

九州の魚の新鮮さとおいしさというのは、これまでは聞くだけで味わうことがなかった。それを今日は堪能できたわけだ。最初に出された刺身を一片食べただけでそれが素晴らしいものであることがわかった。新鮮な魚だけが持つシコッとした歯触りと甘み。それだけで幸せ感がわき上がってくる。カウンターに座っていたから板前の仕事もごく近くで観ることが出来たのだが、それは見事だった。やはり新鮮な素材というのは料理人のモチベーションをかき立てて、その相乗効果によって出来た一品は食べるものを幸せにしてくれるのだろう。ありがたい経験をさせていただいた。

今回久し振りに日本で料理番組を観ていて、若い女性が甲高い声で「おいし〜ぃ」と何度も叫ぶように言うのを苦々しく思っていた。しかし、気がついてみると今日のわたしも「おいしい!」を連発していて、ちょっと恥ずかしい。かといって知ったような屁理屈をそこで並べ立てるのはもっと見苦しい。こういうときはどうしてその歓びを表現すればいいのだろう。「男は黙って・・・・」というのもなぁ。

午後2時頃の新幹線で神戸へと向かう。無理をせず、今日は神戸泊まりとする。列車から降りて外へ出るとムワッとした熱気が身体を押し包んできた。この気候の中で日中働く人は本当にご苦労さまである。