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2007年10月08日

ポッドキャスティング (Podcasting)

しばらく前から iPod nano にポッドキャスティング (Podcasting) を入れて楽しんでいる。

その中の一つにくにまるワイド　 ごぜんさま～邦流というのがあって角界の著名人を招いてのインタビュー番組である。 毎週１回の配信であるが40分から60分という量だから聴き応えじゅうぶん。

先週は俳優の橋爪功 - Wikipediaさんだった。この人はわたしが日本にいた30年ほど前にも良くテレビで見た顔だと思う。ちょっと渋い、腹に一物のある役をやらせるとうまい俳優さんだったと思う。今回のインタビューの中で「やっぱり！」と膝を打ったのは「同じ芝居を何回も続けていると５回ぐらいで飽きてきますね」と言ったこと。

わたしの職場であるミュンヘンのNationaltheaterはレパートリー劇場ということで、数えたことはないけれど60ぐらいのレパートリーを持っていて、この範囲内だったら即座に（理論上は）上演できる仕組みになっている。一つのオペラが来ると、シリーズとしてそれを3~6回上演する。わたしはいつも5回目ぐらいには「またか」と思ってしまうのである。内心で「これはいけないなぁ」と感じていたのだが、世界は違っても俳優さんも同じだということを聞いてちょっと安心した次第。

これを思うとブロードウェイとかで何百回という回数を続けていて（ロングラン）観客を飽きさせないという俳優、歌手達に敬意を表したくなる。