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2008年03月26日

映画 "Kirschblüten" - Hanami を観た

水曜日・曇り / 外気温7度
7時起床。寒い一日だった。どうやら夜中にまた雪が降ったらしく早朝の雪かきの音(管理人さんがやるのだが、何もそんな早くにやらなくても)で一度目が覚めた。日中も気温は上がらず、まるで冬。

11時半からの音楽稽古だったが、その前に済ませたい用事があったので一時間ほど余裕を持って出掛ける。一つはカーナビ用の mini USB を買うためと、もう一つは劇場の事務に用事があった。カーナビ用のコードはすぐに見つかった(15€)。劇場の用事は担当者が休暇中だとかで無駄足になった。

2時間の音楽稽古を終わって帰宅。今日は昨日設置した FON をミュンヘン市内で使えるかどうかのテスをして歩いた。3つのアクセスポイントがあったのだが、使えたのは Rosenheimerplatz 近くの Hotel CityHilton のものだけ。ここはかなり強い電波を拾うことが出来た。あとの2つは出力が弱すぎるのか受信できなかった。まあ、こんなものなのだろう。久しぶりにケバブ屋さんで昼食。満腹。

帰宅して4時まで待機していたが、連絡が無いということで今夜の公演「椿姫」も出なくて良くなった。今夕はカローラが友達を7〜8人招いて寿司パーティをするというので、われわれ両親は居ないほうが気が楽だろうと思い、急きょ映画を観に行くことにする。いま話題になっている "Kirschblüten" - Hanami で日本を舞台にしたもの。ミュンヘンの「リゴレット」(猿の惑星版)を演出した Doris Dörrie が監督というので興味があった。

見終わったあとに何か暖かいものが残った。いつもながら西欧人のフィルターを通した日本観というものはこの映画にも感じられるのだが、興味本位でとらえるのではなくお互いの文化をそれぞれがあるべき姿で受け入れようとする姿勢が感じられたのがその原因だと思う。二人の主役もいい味を出していたし、日本人の娘を演じた若い女優さんも自然な演技で好感が持てた。特に妻の役を演じた Hannelore Elsner は以前からわたしの好きな女優さんなのである。(^_^) とてもくわしい感想が書かれたドイツで生きる ~Kommt Zeit, kommt Rat : Kirschblüten – Hanami 映画館で見た初めてのドイツ映画を紹介しておきます。