2回目の公演は二人のソリストの交代があった。Abigaille 役が Maria Guleghina から Hasmik Papian に、そしてZaccaria 役が Vitalij Kowaljow から Paata Burchuladze に。 Paata Burchuladze は数年前の演出の時にこの役を歌っている。もう何年前になるのだろう。覚えているのは、あの時の彼は高音域に不安が感じられたこと。
今夜の Paata Burchuladze は素晴らしかった。声に関しての不安感は全く感じさせなかったし、音楽面での表現も見事だった。もう少し指揮者が彼につけてあげればよかったのだが、練習もなかったことだろうから、それは無理なこと。この10年前後の歳月は彼にとっては実りの時期だったのだろう。
Abigaille を歌った Hasmik Papian は後半になって調子が出てきた感じ。わりとリリックなソプラノで Fenena 役との対比があまり感じられなかったのは残念。わたし個人の好みかもしれないが Abigaille 役はもう少し強靭なソプラノが望ましい。
Musikalische Leitung: Paolo Carignani
Inszenierung, Bühne und Kostüme: Yannis Kokkos
Licht: Michael Bauer
Chöre: Andrés Máspero
Dramaturgie: Anne Blancard-Kokkos
Nabucco: Anthony Michaels-Moore
Ismaele: Aleksandrs Antonenko
Zaccaria: Paata Burchuladze
Abigaille: Hasmik Papian
Fenena: Anaïk Morel
Il Gran Sacerdote: Steven Humes
Abdallo: Kevin Conners
Anna: Lana Kos
Das Bayerische Staatsorchester
Der Chor der Bayerischen Staatsoper
Nabucco から2008年4月10日に引用
- Posted by 【篠の風】 at 23時31分
- Categories: 音楽、何でも, 今日の公演