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2008年04月26日

Biergarten で昼食(今シーズン初)

今年になって初めて野外の Biergarten に座り新鮮なビールを堪能してきた。

土曜日の今日は久しぶりによい天気となった。仕事の方も午後2時に終了して帰宅の途につく。どうやら今夜の公演は降り番となったので至って気が楽。ミュンヘン市内は折からの好天気とあって観光客で一杯である。名高い Hofbräuhaus の前などは人でごった返していた。

実を言うと一人でミュンヘン市内のレストランに入ってビールを飲むということは、ほとんどない。ケチなのである。(汗) 自分の家で飲むビールの5倍近い値段を出して飲むという動機が見つからないのである。レストランで飲食するのは殆どが、友人と一緒か家族と一緒の時に限られる。そんなわたしでもカラッとした素晴らしい天気の日に、仕事のことを考えなくても良い状況にある時などは、屋外の Biergarten に座ってビールを楽しみたいと思う。この時には一人でも複数でもどちらでも可である。今日はそんな数少ない日であった。(笑)

ブログでも交遊中のHIDAMARI さんから先日メールがあって、ミュンヘンのビールメーカー Hacker-Pschorr についての情報が知りたいということだった。ビール好きの HIDAMARI さんだからミュンヘンのビール銘柄はほとんど試されているそうで、ただ一つ Hacker-Pschorr だけが未踏破であるらしい。

昨日、返信メールを打つために検索して出てきた Hacker-Pschorr の店がいつも劇場へ通う道から近いことに気がついた。かすかな記憶をたどると「ああ、あの店だったか」と思い当たったのである。そこで舞台稽古のあと、そこ迄歩いてみることにした。歩数も稼げるし、適度な喉の渇きも得られるだろうという一石二鳥の案である。

だが、その店の前に立ってみると、何やらお別れの挨拶が書かれた黒板が下がっていて、どうやら営業を取りやめたらしい。隣り合ったビール工場の壁を見上げると Paulaner と Hacker-Pschorr のロゴが並んでいる。どうも Paulaner が Hacker-Pschorr を吸収したのではないかと思われる。これに似た例は Spaten と Löwenbräu がある。どちらも銘柄は残して資本だけを合併したのだろう。(念のために検索したらHacker-Pschorr – Wikipediaにそのことが書かれていました)

せっかく意気込んできたのに肩すかしを食らったみたいで残念だったから、そこからごく近いところにあるPaulaner am Nockherbergという大きな Biergarten で食事をすることにした。注文したのは次の通り。

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1 Weißbier hell 3,55€
1 Schweinshaxe 7,95€
1 Krautsalad 2,65€
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締めて 14,15€ である。レジの女性が 50€ 差し出したわたしを外国人だと侮ったのか釣り銭を 5€ 少なく返してきたのでそれを指摘すると素直に謝ってきた。わたしの見るところ、どうも意図的な感じが濃厚であった。客が気がつかなかったら儲け物、という感じである。

このブログを読んで下さっている方の中で外国旅行をする人は、どうぞしっかり釣り銭を確かめることをお勧めしておきます。ドイツ人たちもレストランで飲食したあと、お金を払う時にはしっかりと明細書を計算して納得してから払っていますし、釣り銭もきっちりと数えていますので、その間少々時間が掛かったりしても恥ずかしいことでも野暮なことでもありません。

何はともあれ、暖かい陽光の下で、新鮮な Weißbier と豚のすね肉の固まりを堪能したのでした。カリカリに焼けた豚肉の皮がビールにはよく合う!(^_^)