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2009年06月30日

Festspiel 2009 が "Aida" で開幕

公式には今日から2009年の Festspiel が始まる。しかし劇場の中で働いているわれわれにはこれと言って感動がない。やることはこれまでと一緒だから。観に来てくれるお客さんにとっては、配役が普段より名声のある歌手達が占めると言うことで特別な感慨があるのかもしれない。

しかし、だからといってわれわれの仕事が手慣れたやっつけ仕事になっているということではない。やはり優れたソロの歌い手が来て同じ舞台に立てば合唱のモチベーションも上がってくるものである。

今日の配役はアモナズロに変更があっただけで、その他は6月21日のものと同じ。前半の幕が下りて休憩に入る前のカーテンコールのとき、舞台にかなり近い右上の方からブーの一声。しかしそれはあっと言う間にブラボーの声に消されてしまった。

音楽面に対してのブーは今日の場合考えられないから、演出・舞台美術に対するものであったと思われる。もしかすると、今夜の指揮者 Daniele Gatti へのブーだったかもしれない。 Premiere のとき以来、彼を好ましく思わない一部の人たちが居るのでは、と個人的に疑っている。

Besetzung

Musikalische Leitung: Daniele Gatti
Inszenierung: Christof Nel
Bühne: Jens Kilian
Kostüme: Ilse Welter-Fuchs
Licht: Olaf Winter
Choreographische Arbeit: Valentí Rocamora i Torà
Konzeptionelle Beratung: Martina Jochem
Chöre: Andrés Máspero
Dramaturgie: Olaf A. Schmitt

Amneris: Ekaterina Gubanova
Aida: Kristin Lewis
Radamès: Salvatore Licitra
Ramphis: Giacomo Prestia
Amonasro: Ambrogio Maestri
Der König: Christian Van Horn
Ein Bote: Kenneth Roberson
Eine Priesterin: Lana Kos

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

Aida から2009年6月30日に引用