« 恩師宅・二日目 | Main | 恩師宅・四日目 »

2010年04月28日

恩師宅・三日目

水曜日・雨 / 外気温12度
8時起床。今日は一日中雨、それもかなりひどい雨ふりだった。恩師の娘さんご夫妻に同行して彫刻家の 村上勝美 氏を福島県石川町に訪問した。

娘さんご夫妻が9時半に迎えに来てくれるという約束だったので、8時には起きて準備を整え、車の到着を待つ。昨夜から降り続いている雨がその強さを増していて、自分1人だったらこんな時には「晴耕雨読」を決め込むところ。

いわきから郡山に向かう国道49号線を走る。走っている車はとても少なくて単調な道のり。自分で運転するわけではないし、快適な車内に座っているだけだから、その雨を心のどこかで楽しんでいた。

今日訪れる彫刻家というのは2年ほど前にわたしが購入した 乞食(こつじき)という作品を作った 村上勝美氏。この作品はかなり気に入っていてわが家の一室の重要な要素となっている。彼が現在展示会をしているというのでそれを見に行ったというわけだ。

image 展示会を1時間ほど見学し、村上氏と歓談したあとで帰路につく。途中、自家製の蕎麦を打つ美味しそうなそば屋があったのでそこで昼食。帰途は往路とは違った道を通ったのだが、途中に桜並木の延々と続く美しい小川があった。雨の中でもほぼ満開に近い桜はそれなりに美しい。欲を言えばやはり青い空を背景にした爛漫の桜を見たかった。

その箇所を過ぎた頃から昼食が胃の中で消化し始めたのか猛烈に眠くなる。運転している彼に悪いと思い、必死に眠気と戦ってようやく恩師宅に帰宅。途中で買ってきた柏屋の柏餅を食べてお茶の時間とする。柏餅を食べるのも何十年ぶり。

やはり眠気は去らずに、3時頃から1時間昼寝をした。夕食は再び娘さんご夫妻が来て「春巻き」「スパゲッティサラダ」「キャベツの千切り」「味噌汁」「白いご飯」の夕食。今夜の夕食は恩師宅に通いでやってくるお手伝いさんが作ってくれていた。

実は昨夜「海鮮鍋」をした残り汁を使って、今夜は 雑炊にしようと楽しみに計画していたのだが、なんとお手伝いさんが気を利かして鍋の中身を捨てて洗ってしまっていた。全員、ガックリ!

まあ、一日中雨模様で、そんな残念なことはあったけれど楽しい一日だった。今日の傑作は恩師の言葉。「ああ、今日も美味しく食べられて満足したわ。やはり腹八分目というのは良いものね」。恩師を除く3人は顔を見合わせて愕然。95歳になろうとしている彼女が食べた春巻きの本数はわたしと同じであって、その他の食物もわたしと同量食べている。飲んだビールの量もわたしと余り変わらないはずだ。負けた!長生きの秘訣はやはり健啖であるということか。