ドイツの老人たち

もう数年前になるが、妻と一緒に日本に帰国したときに彼女が面白いことを言っていたのを思いだした。

その時われわれは日本滞在のほとんどの部分を東京、京都といった都会で過ごしたのだったが、彼女の印象では 「日本では外を歩いている老人が少ないわね」ということだった。そういわれて思い返してみると確かに東京などでは杖をついて歩いているお年寄りはあまり見なかったような気がする。

しかしドイツは全くそんなことはなく朝夕の通勤時間を除けばかなりの老人が街中を歩いている。中には写真のように杖をついている人たちもいるがそれでも時にはうるさいくらいに元気である。(^_^;)

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新しい iPad を手にしてからブリギッテはどこへ行くにもそれを持っていくのだが、今日は Tram の停車場で彼女が撮したスナップ写真を見せてくれた。。2人の老女の声高な開けっぴろげな会話が聞こえてくるようななんともいい写真である。2人とも足が弱っているのだろうか杖を持ってはいるがなかなかどうして迫力満点である。

白髪の女性が持っている黒いビニール袋にはなんと “Madonna” という文字が!これに気がついたとき、わたしはたまらず吹き出してしまった。

それでも女性に較べたら街を歩いている男性の老人は少ない。女性の方が元気だというのは万国共通なのだろう。わたしは80歳、90歳になっても元気で街を歩けるような年寄りになりたい。(^_^)

映画・「博士の愛した数式」を観た

木曜日・晴れのち曇り / 最高気温22度

7時10分起床。今日もわたしは完全休日だった。年金生活者になったらこのような毎日なんだろうな、という感覚を少しだけ味わったような気がする。今日は昼寝をしなかったから一日がとても長く感じた。(笑)

ブリギッテはいつもより少し遅い8時半頃に家を出ていった。そのあとあまり時をおかずにウォーキングに出掛ける。昨日試してみて朝の早いうちに済ませておくのが精神的にも良いと思う。可能な限りこれからも早朝ウォーキングに切り替えていくつもりだ。7004歩・60分歩いて帰宅。

帰宅してからシャワーを浴び洗髪をしてサッパリとする。そしてメールチェックと Blog の巡回。そのあと友人とわたしには珍しく20分ほどの長電話。それから一昨日「カツ丼」を食べに行って振られた「円」に再挑戦することにして家を出たのは1時少し前。なんと、今日も一昨日と同じ断り書きの看板が掛かっていてガックリ。わたしは一昨日だけのことだと思っていたのだがよ〜く読み返してみるとそうは書いてないようだ。

そのうちにお腹が空いてきたので、帰宅途中 Wettersteinplatz 近くのギリシャ料理店で昼食を済ませてきた。ここはしばらく振りの訪問だが量が多いばかりで味の方は感心しなかった。わたしが歳をとったせいかもしれないが、そろそろ「肉〜!」という感じの料理から遠ざかる時期にきているのかも知れない。

午後3時過ぎに帰宅し、レンタルしてあった日本映画「博士の愛した数式」を観る。これは本を読んでいてとても好感を持った作品だったので映画はどうかなと少し不安だったが、良かった。

6時過ぎからアイロン掛けを少々。今日は4枚のシャツだけだったのですぐに終了。夜になって曇り始めた。今にも雨が降りそうである。