懐石料理

日曜日・曇り / 最高気温13度

8時起床。今日は一日中曇り空。今月は3週間ほど日本に帰っていたから長いような、それっでいてあっと言う間の時間だったような妙な感覚で9月の最後の日を迎えている。

週末定例の北ドイツに住むおばさんへの長電話を昨日のうちに済ませておいたというのでブリギッテも今日は朝寝を楽しんでいた。起床してから彼女は水泳に。いつも来ているバタフライで泳ぐ人が今日は来ていなかったから静かに泳ぐことが出来たそうだ。彼女の帰りを待ってゆったりとした朝食。

それから午後までの時間はわたしは読みかけの本を読み進め、彼女はわが家の税金申告の書類作りで過ごした。

姉から貰ってきた 『ラジオのこころ』(小沢 昭一・著) | 文春新書 を読み終えたのは午後4時頃。この新書は TBS ラジオの晩組 小沢昭一の小沢昭一的こころ を本にしたもの。このラジオ番組はわたしが日本にいた1970年代から続いている番組でその40周年記念として出版されたものらしい。

期待して読み始めたのだが、やはりラジオで聴いた小沢昭一の語り口が活字を読むよりは数倍面白い。あのラジオ番組を聴いた人でないとこの本は少し退屈だろう。いつのまにかわたしは頭の中で小沢昭一の語りを重ね合わせて読んでいた。

夕方はブリギッテの叔父さんの招きで「KAISEKI 」(懐石料理) を出しているお店へ。コースを食べたのだが、料理の質自体は悪くはなかった。カウンターの向こう側で働いている料理人は日本人だったが、客席係はベトナム人。店の調度も日本というよりは中国風のものでわたしには何とも落ち着かない雰囲気だった。

ブリギッテの叔父さんは KAISEKI を KAISER と関連があると思い込んでいようだった。それには予約を入れて3日後にしか料理を提供出来ないと言われたことも期待を膨らませた原因だった。食べ終わってからの彼の言葉「あの料理をなんで3日前に予約しなくてはならないのかわたしには理解出来ない」というものだった。わたしも同感である。(笑)

レストランを出てから叔父さんの家に戻りウィスキーをチビチビとやりながら歓談。23時過ぎにお開きとなった。

肌寒い

土曜日・曇りときどき小雨 / 最高気温14度

7時半起床。今日は一日中肌寒い曇り空。ときどきパラパラと小雨も降ってきた。朝食のあと、ブリギッテは彼女のお母さんを連れて週末の買い物。

彼女が買い物から戻るとそれからあとの時間は彼女のペースで進んでいく。(^_^;) 末娘が午後からわが家に来るというので彼女を車で迎えにいった。わたしはそのあと1時間の昼寝。はっきりしない天気のせいかわたしの頭の中もボヤッ〜としている。

眼が覚めてから昼食、そして末娘が持って来たケーキでお茶とする。午後3時半頃に長女も来訪。今夜は2回目の「タンホイザー」に出るために少し早く4時頃に家を出た。楽屋入りする前に電球を購入するため Conrad に立ち寄る。

今日は土曜日、そしてオクトーバーフェストの最中でもあるので Marienplatz の近くは人でごった返していた。小雨も降っていて傘をさしている人も多かったからとても歩き難かった。

今夜の公演は17時開演と前回より1時間早かったので帰宅もそれほど遅くなかった。

Tannhäuser の2回目

今回のシリーズは4回の公演があるのだが、23日の1回目の公演には出られなかったからわたしにとっては2回目の公演。
今夜は Venus 役が Daniela Sindram に替わっていた。最初からそういうクレジットなのか、それとも前回調子が悪くて Waltraud Meier がキャンセルしたのかは分からない。

今夜もケント・ナガノ氏のテンポは異常に遅いと感じられるもので、フレーズの緊張感が保てなくなるギリギリの遅さ。ソリスト陣もあのテンポで歌うのは大変だろう。ただ、今まで聞いたことのない響きがオーケストラ・ピットから聞こえてきたことは確か。その辺が狙いなのかもしれないけれど、わたしには納得がいかなかった。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Nach einer Inszenierung von: David Alden
Bühne: Roni Toren
Kostüme: Buki Shiff
Choreographie: Vivienne Newport
Licht: Pat Collins
Chor: Sören Eckhoff

Hermann: Christof Fischesser
Tannhäuser: Robert Dean Smith
Wolfram von Eschenbach: Matthias Goerne
Walther von der Vogelweide: Ulrich Reß
Biterolf: Goran Jurić
Heinrich der Schreiber: Kenneth Roberson
Reinmar von Zweter: Christoph Stephinger
Elisabeth: Anne Schwanewilms
Venus: Daniela Sindram
Ein junger Hirt / Vier Edelknaben: Tölzer Knabenchor

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

気持ちの良い秋日和

金曜日・晴れ / 最高気温18度

6時半起床。今日は朝から青空の見える清々しい秋日和。ブリギッテはいつもの時間に出社。昨日から泊まっていた次女が8時半頃に彼女の新しい住まいのある Prien に戻っていったあとはまたわたし一人だけの時間。

日本に住む友人に頼んで買っておいて貰った雑誌 DigiFi の付録 「USB DAC付デジタルパワーアンプ」をやっと試聴する時間が出来た。 MacBook Pro 15 とスピーカーの間に入れるデジタルパワーアンプである。大きさはたばこの箱ほどの大きさで何とも頼りない軽さ。スピーカーは試しに ONKYO ミニ・ステレオのものを繋いでみた。

しかしこれが驚くほどの音質の良さで認識を新たにした。 iMac なり MacBook Pro 15 なりで音楽を聴くのに BOSE のアクティブ・スピーカーをいつか買おうと思っていたのだが、選択肢がひとつ増えたことになる。このジャンルはこれからの技術的な発展が期待されるので、しばらくは要注意だ。

昼食のあと、昼寝モードに入ったのだがフッと意識が薄れた頃にブリギッテからの電話があり中途半端な眠りとなってしまった。気を取り直して午後3時頃からウォーキングに出掛ける。日本に住む義兄から「ウォーキングは高低のある道を歩いた方が膝の強化には良い」とアドヴァイスを受けたので、久しぶりにイザール河畔に降りて行く道を選んだ。7773歩・71分を気持ちよく歩いて帰宅。

5時過ぎから溜まっていた洗濯物のアイロン掛けに取りかかる。けっこうな量があって1時間ほど掛かってしまった。しかし、片付いたあとは気持ちがよい。

夕方7時過ぎにブリギッテが帰宅。一緒に夕飯を食べたあとはそれぞれの時間を過ごす。

次女が来訪

木曜日・曇りときどき小雨 / 最高気温16度

7時起床。夜中にかすかに雨の音を聞いたような気がして、眼が覚めたら外は霧雨が降っていた。特に予定はないので、どうでもいいのだがやはり晴れて貰った方が気分は良い。

朝食のあとしばらくメール・チェックなどをしていたが、日本でのコンサートで着用した黒いスーツの上下をクリーニングに出さなくてはならないことを思い出した。9月8日の着用後、2週間にわたる旅の間スーツケースに入れたままだったからかなりシワが付いてしまっていたのだ。この際、クリーニングに出しておいた方が良い。

知人から紹介されたクリーニング店というのは結構遠いところにあるのだが、時間だけは充分にあるのでそこまで出掛けることにした。これまでクリーニング店になにかを出すということを実はあまりやっていない。わたしがスーツを着用する機会が年に数回だったということである。

加えて、ドイツの気候が乾燥していることもあって、日本でのようにスーツに汗がしみ込むということは殆ど無いから、着用したあとはしばらく外気に当てておいてそのあと洋服ダンスにしまっておけばそれで済んでいた。

クリーニングを頼んで帰宅途中、ちょうどお昼ご飯時でお腹が空いてきたので、久しぶりにケバブ屋さんに立ち寄っていつものを食べてきた。帰宅する頃にはちょうどそれが消化し始めたのだろう、眠くなってきて昼寝モードに突入。

目覚ましをかけずに寝たらずいぶん寝過ごしてしまい、寝室のガラス窓をトントンと叩く音で眼が覚めた。見ると次女が心配そうな顔で窓の外に立っている。彼女が今日わが家を訪れることをわたしは知らなかったし、電話機は居間に置いてあって電話の鳴る音もわたしには聞こえなかった。彼女はわたしが眠ったまま心臓発作かなにかで死んでいるのかと思ったらしいのだ。(笑)

彼女はそのあと、オクトーバーフェストに出掛けて行った。今夜はわが家に泊まるらしい。

ピンチヒッター

水曜日・晴れときどき曇り / 最高気温25度

7時起床。時差ボケの方も殆ど快復して今日は通常時間の起床。ブリギッテも仕事の方が一段落ついたらしくいつもの時間に出社だった。

10時から殊勝にピアノの前に座って発声練習。3週間近くなにもしていなかったから昨日はひどかったが今日はまた元に戻りつつある。

11時過ぎになってウォーキングに出掛けた。ちょっと曇り空だったので長袖のシャツを着て家を出たのだが予想に反して暑かった。7553歩・65分を歩いて帰宅。

ブリギッテから義母の住まいに届け物を頼まれていたが、その前に「鶏の丸焼き」半羽を買って一緒に持っていった。彼女はミュンヘン生まれのミュンヘン育ちだからかオクトーバーフェストの時期になるとこれが食べたくなるらしい。(^_^;)

わたしもついでだからと同じ物を買ってきて昼食はそれを食べる。ちょっと量が多すぎたか、食べたあとは急に眠くなってきた。1時間の昼寝。眼が覚めてから少しゆっくりして5時過ぎに家を出て劇場へ。

劇場に入ってみると今夜わたしが座る楽屋は以前と同じところになっていた。楽屋係が気をきかしてくれたらしい。オペラの始まる前は同僚達、メーク係、衣装係の人たちへの挨拶で忙しかった。(^_^;)

今夜の公演、タンホイザーは18時開演で終演が23時近く。楽屋での待ち時間が何回かあってそれが結構長い時間だったから21時頃からは眠気との戦いだった。計算してみると日本時間のちょうど明け方である。時差ボケは治まったと思っていたのだが、やはりまだ完全には解消されていないことを知った。

帰りのバスの中でブリギッテにバッタリ会う。彼女は仕事が終わったあと、会社の企画で同僚達とオクトーバーフェストに行ったのだった。

久しぶりの Tannhäuser

今日は久しぶりに Nationaltheater の舞台。合唱団員の一人が病気だとかでピンチヒッターである。しばらく振りのオペラの舞台は少し緊張した。(笑)

終了してから同僚達がそそくさと身支度をして帰るのを横目にわたしはゆっくりと化粧を落とし、着替えた。彼たちは明朝10時からプローベがあるのだが、わたしにはそれが無い。ちょっとした優越感と言ったら言い過ぎかな。(^_^;)

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Nach einer Inszenierung von: David Alden
Bühne: Roni Toren
Kostüme: Buki Shiff
Choreographie: Vivienne Newport
Licht: Pat Collins
Chor: Sören Eckhoff

Hermann: Christof Fischesser
Tannhäuser: Robert Dean Smith
Wolfram von Eschenbach: Matthias Goerne
Walther von der Vogelweide: Ulrich Reß
Biterolf: Goran Jurić
Heinrich der Schreiber: Kenneth Roberson
Reinmar von Zweter: Christoph Stephinger
Elisabeth: Anne Schwanewilms
Venus: Waltraud Meier
Ein junger Hirt / Vier Edelknaben: Tölzer Knabenchor

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

ビックリ!

日本からミュンヘンのわが家に戻ってきたのは一昨日(23日の夕方)だった。やはり疲れていたのか頭の芯がボヤ〜ッとしていたが、ステレオ装置の前に白い布をかぶせられたものが鎮座しているのにはすぐに気がついた。白い布を取って見るとそこにはなんと、Nationaltheater 観客席の椅子が

Nationaltheater の椅子は1963年に劇場が再建されて以来使われていたもので、今シーズンから新しい椅子にリニューアルされた。昨シーズンが終わってからその古い椅子を希望者に販売していたことはわたしも知っていた。

しかしその値段がわたしには高いと思ったのと、座り心地が余り良くない印象が残っていたので欲しいとは思わなかった。しかしブリギッテの考えは違っていたのである。

彼女曰く「あなたが長年の勤めを終えるのと時を同じくしてこの椅子も引退するというのは何かの因縁のような気がするの。これに座ってステレオを聴くのも良いものでしょ?」

というわけでわたしが日本に行っている間に手配したらしい。試しにと今日の午後、この椅子に座ってステレオ装置から流れてくる音楽を聴いたのだが、1時間ほどなら座り心地の悪さも気にならなかった。

彼女の言うのにも一理あるわけで、これからはせいぜい活用させて戴くことにする。

ウォーキング、再開

火曜日・晴れ / 最高気温21度

6時起床。今日もブリギッテにつられて早起きしてしまった。昨夕はきれいな夕焼けが出ていたから多分今日は良いお天気になるのだろうと思っていたがその通りになった。

ブリギッテを送り出してからは特にしなくてはならない用事もない。ゆったりと時間が流れていく。体調も徐々にミュンヘンの空気と時間に馴染んできているようだ。10時頃から発声練習とタンホイザーの歌詞の見直しをする。

合唱団の1人が病気ということで、明日(26日)、29日、そして10月2日の3回のタンホイザーを手伝って欲しいという連絡があって、それを引き受けたのだ。

そのあと、 iMac と MacBook Pro 15 のバックアップを “Time Machine” で取る。日本旅行中はバックアップ出来なかったことが昨日から気になっていた。今回は3週間バックアップを取っていなかったからその量も多く時間が掛かる。

それが終わる頃に散歩に出掛ける。気持ちの良い秋晴れが拡がり、少し風もあって絶好のウォーキング日和だが、3週間ぶりのウォーキングは最後まで調子が出ずにちょっときつかった。 7542歩・68分 歩いて帰宅。でも徐々にまた身体が慣れてくるだろう。

ブリギッテの帰宅が遅く8時頃だったのでそれから夕食となった。「椎茸入りのオムレツ」と「マグロの照り焼き」、「インゲン豆の茹でたもの」という献立。久しぶりに調理してみた。(^_^)

末娘の大学修了試験が終わった

月曜日・曇りときどき雨 / 最高気温20度

6時半起床。別にジェットラグというわけではないのだが、いつもより早く目が覚めた。わたしがベッドを出たときにはすでにブリギッテは出社したあと。彼女は今、会社の仕事が立て込んでいるらしい。

朝から曇り空でときどき思い出したように小雨が降ってくる。こういうちょっと先の天候が予測出来ない、どっちつかずのときがウォーキングには一番困る。

今日は今回の日本旅行で書き溜めた日記をアップしてしまいたいし、その他にもこまごまとした事を片付けないといけないのでウォーキングは休みとした。

昼食は昨夜ブリギッテが作っておいた、中にチーズとほうれん草の入ったパイをオーブンで温めて食べる。身体を動かさなくてもお腹は空くものだ。それに、今回の日本旅行でわたしの胃袋が少し拡張したような自覚もある。(^_^;)

午後4時頃になってようやく昨日までの日記をブログにアップし終わった。それから30分ほど声出しをする。

そんなところへ末娘から電話があり、大学での「統計学」「生物学」の卒業試験がすべて終了したことを伝えてきた。筆記試験は数日前に終わっていて、今日の面談試験が最後だった。面談試験の成績は終了後少しすると発表されるらしいが、成績は1.3ということで素晴らしい。

成績を知ったあとで初めて末娘は担当教授に「これまで勉強したこととは全く違うケーキ作りの道に入ります」と伝えたらしい。教授は一瞬あっけにとられた顔をしたが、すぐに彼女の選択を祝福してくれたそうだ。

大学の学業が終了したということで、彼女はわれわれ両親を新しくできたバーガーの店に招待してくれた。そして明日はまたケーキ作り実習のために5時半に起きるというので8時半頃にお開きとする。

3人の娘がそれぞれの道を1人で歩み始めた。いろいろと困難なこともあるだろうが、健康で頑張って欲しいと願う。

成田 → ミュンヘン

日曜日・小雨

6時起床。眼が覚めると窓の外は雨。ホテルの窓から見下ろすと歩いている人たちは皆、傘を差している。しかし、この程度の雨なら駅のすぐ前に立つこのホテルは全く問題ない。振り返れば3週間あまりの日本滞在では雨らしい雨に遭わなかった。幸運だったと思う。

わたしの乗る飛行機は LH7203 というミュンヘン直行便。少し早めにホテルを出て成田空港には出発2時間ほど前に到着した。昨夜のうちにオンライン・チェックインをしておいたので受け付けカウンターでもスムーズに事が運ぶ。パス・コントロールも済んで待合室に向かい途中にある免税店で最後の買い物をした。自分用に「山形の清酒・東光」を、ブリギッテと義母に「文明堂のカステラ」を、そして知人の娘に「折り紙」を購入。

飛行機は定時に出発。途中で気流のために機体がかなり揺れたが、これほど大きな揺れはわたしには殆ど初体験だった。客室乗務員はすべてが日本人の女性で全日空(ANA)のユニフォームを身につけていた。ルフトハンザと全日空は相互協定が出来ているのだ。往路はドイツ人の客室乗務員だったのだが、それと比較してみると圧倒的に全日空の方が客に対して笑顔を絶やさず親密な応対をしてくれている。全日空で飛んでもマイルはルフトハンザと同じように加算されるそうなので、次回は全日空で飛ぼうと思った。(笑)

今回のフライトでは日本にいる間に購入したノイズ・リダクション機能の付いた BOSE のヘッドホン QuietComfort15 を試すのが楽しみだった。まず装着感だが、長時間着けていても耳が痛くなるようなことはなく快適。ただ、この手のヘッドホンは頭髪がペチャンコに押しつぶされるのがちょっと嫌だ。

そしてノイズ・リダクションの効果は全く素晴らしかった。飛行機特有の「ゴーッ」という音が殆ど不快に感じないまでのレベルまでカットされる。これは機内で睡眠を取るときにもかなり効果的だ。一方、家庭内で普段に使うかといえば、わたしは昨年購入したコンデンサー型ヘッドホンのスタックス SRS-4170 の方を使うことになるだろう。しかし空の旅専用と考えても、よい買い物だったと思う。

ミュンヘンには予定通りの時間に着陸。外気温は17度ぐらいと、暑い日本の気候に慣れた身体にはかなり冷たく感じる。S-Bahn に乗ってみるとミュンヘン市内に近づくにつれてバイエルンの民族衣装を着けた人々が目立ってきた。忘れていたが、今日からオクトーバーフェストが始まっているのだった。

ブリギッテが Ostbahnhof まで迎えに来てくれていて、家に着いたのは夕方7時少し前。まずは Weißbier を飲んでミュンヘンに戻ってきた感覚を味わう。飛行機内でしっかり食べてお腹が空いていないので、夕食は抜き。テレビで8時のニュースを見たあとは急に眠くなってきた。

日本滞在最後の日

土曜日・曇り / 最高気温25度

6時半起床。今日も朝から曇り空でときどきパラパラと雨が降る天気。最高気温も25度と過ごしやすかった。

午前中はまたまた旅行カバンの整理。姉から貰った文庫本10数冊を 自炊代行サービス・電子書籍化ドットコム に申し込んでしまおうと思って作業を進めた。申し込み確認のメールが来てから本を送るのだが、最後の段階でその確認メール処理までに3日ほど掛かるということが分かった。これだと明日ドイツに出発するわたしには無理。このサービスを試すのは次の機会を待つことになる。

そして考えたのは船便で送ってしまおうということだが、冷静になって旅行カバンを詰め直してみるとどうやら文庫本も何とか持って帰れそうな感じになってきた。少し気分が明るくなる。やはり次回は大きなスーツケースを持ってこようと思う。

午後3時に新宿で友人と待ち合わせをして軽い食事。そのあとも話が弾んで楽しい時間となり、お開きになったのは20時過ぎだった。これで今回の日本旅行もお終い。9月8日の演奏会が終わったあとの2週間はよく食べ、よく飲み、大いに遊んだ。心残りはない。明日は予想気温19度のミュンヘンへと戻る。

東京に戻る

金曜日・曇り / 最高気温28度

6時起床。温泉に浸かった夜の眠りというのは適度に深くて、それ故に快適な目覚めを与えてくれる。起床してまずは朝風呂へ。まだ時間が早かったせいか大きな浴場は2人ぐらいしか先客がいなかった。曇り空で露天風呂にはポツポツと雨が落ちてきて、ようやく今年の暑熱も過ぎ去ったような感がある。

朝食は姉夫婦と一緒に和風のバイキングで楽しんだ。どうしたことか納豆が無かったのだけがちょっと残念。そのあとチェックアウト前にもうひと風呂浴びようと思ったら、9時からは清掃の時間ということで入れず。10時にチェックアウト。そのホテルから箱根湯本駅までのダラダラ坂をゆっくりと徒歩で下った。
東海道線の小田原駅ホームで再び昨日と同じく駅ソバを食べる。姉夫婦は大船駅で下車しそこで別れた。わたしはそのまま品川で乗り換えて大井町駅前のホテルへ。着いたときはちょうど午後2時だった。

午後はもう一度旅行カバンへ荷物の詰め直し。姉にだいぶ預かって貰ったので少し空きが出来て助かった。

夕方は19時に友人と渋谷で待ち合わせ。彼に頼んでおいたものを受け取り、わたしのほうからはようやくミュンヘンから持って来たお土産のチョコレートを手渡すことが出来た。渋谷・ハチ公前は金曜日の夜とあってもの凄い混雑。何年ぶりかで、道玄坂を少し昇ったところにある台湾料理店 麗郷・渋谷店 で大いに食べ、飲み、語った。22時過ぎのお開き。ホテルに戻ってきて大浴場に入り、就寝

箱根へ

木曜日・晴れ / 31度

6時起床。今日も暑い1日となった。9月4日に日本に着いてから今日まで30度以上の日々が続いている。9月も半ばを過ぎたというのにこれはちょっと異常ではないか。

9時半にホテルをチェックアウトしてまずは腹ごしらえ。浅草橋近くのドットールでモーニングサービスを食べる。久しぶりのパンをおいしく感じた。そのあと今回予定していた「砥石」を購入。ドイツで刃物を研ごうとすると乾式のヤスリが殆どで、わたしにはどうもこの方式に信頼性が持てない。

新幹線、こだま号で小田原まで走る。義兄に東海道線上りホームの駅ソバがおいしいとの情報を貰っていたので、わざわざ新幹線のホームから入って食べてきた。腰のあるおいしい蕎麦だった。
そこから小田急に乗り換えて「彫刻の森」までゆっくりと昇る。夏休みも過ぎたからか入場者も少なくてゆったりと見て回ることが出来た。音声ガイドの機器を500円で借りて一つ一つを見ていったが、これはなかなか良いものだ。わたしが好きな佐藤忠良さんの作品もさりげなく置かれていたり、ジャコモ・マンズーの個人展示館があったりして驚く。ヘンリー・ムーアの作品が多いのが目についた。しかし気がつくと時間が足りなくなってしまい最後の方は駆け足だった。半日ぐらい時間を取ってまたいつか来たいものだ。

姉夫婦と午後3時に箱根湯本駅で待ち合わせしていたのだが、意外に時間を取られてしまい30分ほど待たせてしまい申し訳ないことをした。そこから今夜の宿である箱根湯本にある 天成園 へと向かった。

この宿は昔は湯治場だったということだが、大々的に建て替えられたのだろう、かなり大規模な温泉宿である。すぐにおふろに浸かり、そのあとはバイキング方式の夕食。すべての面が和洋折衷という感じで、こういう方式もありかと思う。9時過ぎに食事を終えて自室へ。わたしはそれからもう一度温泉に浸かり大満足で就寝。

新潟 → 東京

水曜日・曇り / 最高気温29度

6時起床。早起きして大浴場で朝風呂に浸かった。これは日本の旅ならではの楽しみである。小さい頃から共同浴場に慣れ親しんでいたから1人で入る風呂は何ともつまらないと思ってしまう。

チェックアウトタイムは11時だったが10時過ぎに新潟駅までのシャトルバスが出るということでそれに乗ることにした。 MacBook Pro 15 を入れたリュックザックがだんだん肩に負担になってきたのだ。

予定より1時間早く駅に着いてしまったので、駅ビルの中の本屋で時間をつぶす。ポッドキャストの書評で好評だった「光圀伝」(冲方 丁著)の単行本があったので手に取って見るがこれが重い。即、買うのは諦めた。10ページぐらいを立ち読みしてみたが面白そうだ。文庫本になるのを待って読むことにしよう。

11時半になったので目を付けていた駅前にある「餃子の王将」店に入り「餃子定食」なるものを注文する。12個の餃子とご飯、味噌汁、それに小皿に少量のキムチという献立。数年前から食べてみたいと思っていた「餃子の王将」で食べることがやっと念願叶った。期待していたのだが餃子はごく普通の味に感じた。(^_^;)

新潟を12時11分発の新幹線で東京へ。途中雨が降っていて、東京も風雨が強いのかなと思ったが、着いてみると曇り空のごく普通の天気だった。それでも14日頃の天候と較べたらずいぶん過ごしやすい。

浅草橋からほど近いビジネスホテルホテル日本橋ヴィラに宿を予約しておいたので、5分ほど歩く。このホテルはなかなか良さそうだ。秋葉原にもかなり近くて便利そうだから、いつかまた使いそうな予感がする。

大相撲中継を見終わって早い夕食をとりにホテルを出た。浅草橋の駅近くに刃物を売っている店を見つけたので、今回の目的の一つ「砥石を買って帰る」を果たそうと思ったのだが残念な事にもう閉店だった。

これも歩いているときに見つけた「煮込み」を看板にした店に入りここで夕食とする。「煮込み」も今回の旅行で食べてみたいものの一つだった。味のほうは思ったより上品でごく普通。もう少しアクの濃さがあっても良いような気がする。早々とホテルに戻りゆったりとする。

佐渡島へ日帰り観光

火曜日・晴れ / 最高気温35度

6時起床。早く眼が覚めたのを幸い、どうしようかと迷っていた佐渡へ渡ることにした。朝食もとらずに新潟港から割高な高速船に乗ったのだが、佐渡へ着いて9時45分発の観光バスに申し込んだら満席。これにはガックリ来た。午後1時の観光バスが出るまでタップリ3時間以上あるのだ。

幸いにも佐渡汽船の待合室には無料で使える無線LANがあった!これなら待ち時間を無駄にすることもない。今夜の宿と明日の宿の予約もしていなかったから、ここでゆっくりと宿を選ぶことが出来た。怪我の功名とはこのこと。今夜は最終のフェリーで新潟まで戻り駅に近いところに宿を取ることにした。

そうするうちに13時となり「おけさA」というコースのバスに乗る。結果的にはこれもお目当ての佐渡金山跡が入っていたので正解だった。両津港を出発したバスは白雲台(850m)の高台へと向かう。ここから佐渡島を俯瞰しようというわけだ。待ち疲れかバスに乗るなり寝入ってしまいそこまでの行程を憶えていない。(^_^;) しかし、そこからの眺望は素晴らしかった。
それから佐渡金山跡へと向かう。想像していたよりも規模の小さな見学施設だったけれど充分に楽しめた。故郷で「化石博物館」を見たときに炭鉱内の様子も展示してあり、それを見ていたので特別に目新しくはなかったけれど、金山の労働の厳しさは炭鉱のそれの比ではなかった。

そこから今度は尖閣湾へ。ここは男性的な岸壁が見物。東尋坊をもう少し小規模にしたもの。ここでは水中観測船に乗るつもりだったのだが波のうねりが高いということで中止。台風の影響だと思うのだが、まあ仕方がない。

最後は相川の街を抜けて「夫婦岩」(めおといわ)へ。ここからの海の眺めも波が岩に強く打ち付けるちょっとした荒れ模様。帰途は途中にあるホテル、旅館に泊まる人たちを降ろしながら出発点の両津港へ。
夕方6時過ぎに両津港に到着して、今日最後のフェリーが19時半に出港するまでの間、待合室でインターネットに接続。宿に戻ってしなければならないことをすべてここで片付けることが出来た。

フェリーに乗ってみて驚いたことはわたしの購入した2等の切符は何と平土間に寝転ぶか座るかするカテゴリーだった。2時間半を椅子に座れないのは体力的にかなりキツイ。まあ、寝転がっていけばいいのだが床が固くて長時間は無理だろう。

しかし今日は本当に久しぶりに観光バスに乗って昔ながらのバスガイドさんの名調子を楽しめたので、とても充実した感じがする。迷っていたけれど思い切って佐渡島観光をして良かった。

山形 → 新潟へ

月曜日・晴れ / 最高気温36度
7時起床。今日も暑い1日だった。しかし、ほとんどの時間を列車の移動とホテル内で過ごしていたので暑さを感じたのはほんの少しの時間だけ。

起床してすぐに14階にある大浴場へ。この時間でも既に窓ガラスから朝日が差し込んでいてそれがかなりの熱量を持っている。

旅行カバンがかなり窮屈になっていて、このぶんではドイツに買って帰るお土産を入れるスペースはほとんど無い。そこでフロントに行きダンボールを貰ってきた。この中にもう使わない衣類とか本とかを入れて自宅に送ってしまおうと考えたのだ。

しかし、このダンボールがコンパクトなものではないのでそれに一杯詰めて郵便局に持っていったら7Kg を越えてしまっていた。料金は何と1万円を超える。受付の人が2Kgに抑えればかなり安くなるということを教えてくれたので今日はその荷物を持ってまたホテルに戻った。東京に着いてから最後の2日くらいでなんとかしようと考え直す。

11時過ぎの列車で今日は新潟へ向かうことにする。わたしのイメージとしては日本海側を走る鉄道に乗ろうと思っていたのだが検索してみたらいったん大宮に出てそこから上越新幹線に乗り換えた方が早いことを知った。それでも4時間の列車の旅である。15時頃に到着した新潟市がこれまた暑かった。

予約をしてあったのは駅から繋がっているホテル。ちょっと部屋が小さいがまあ寝るだけだからこれでも良いだろう。明日からの予定がまだ決まっていない。明日は予約もなにも取らずに行き当たりばったりで佐渡島へ渡ってみようかな。

山形に親友を訪ねる

日曜日・晴れ / 最高気温32度

7時20分起床。姉の家での起床。夜中は冷房も要らないほどに快適な気温だったけれど7時頃からまた暑くなってきた。シャワーを浴びたあと姉の作ってくれた朝食を食べる。

10時13分発の電車に間に合うよう、車で駅まで送ってもらう。仙台までは約25分ほどの距離。仙台駅に着いてから今度は仙山線という列車に乗って山間の鉄路を一路山形へと向かう。両側から迫る緑の中をゆったりと進むこの行程はなかなか楽しかった。あとで友人が話してくれたところでは、この線は1年に二つの原因で不通になることがあるという。一つは大雪が降ったとき、そしてもうひとつは落ち葉の季節だそうだ。今日、走ってみてそれは実感出来た。

13時少し前に山形駅到着。芸大時代の親友が迎えてくれた。わたしの荷物を1度駅前のホテル(ルート・イン山形)に預けたあと彼の車でおすすめのソバ屋へ。山形は蕎麦でも有名なところらしい。ここで昼食を食べたあと、彼は「山寺」まで案内してくれた。ここも風光明媚なところで紅葉の頃はさぞかし素晴らしいだろう。

ホテルに送ってもらったあと彼は仕事があるとかで、大学へ戻っていった。わたしはそれから汗を流し、メールチェックをしたりして過ごす。このホテルには最上階にラジウムイオン鉱泉大浴場があるのでそこにゆったりと浸かった。

21時半に仕事の終わった友人夫妻と待ち合わせをして、山形駅前のすぐ前にあるタワービル24階で食事。現在、友人たちは「フィガロの結婚」の舞台稽古に忙しいということで、今夜はそれに係わっている指揮者と演出家も同席して5人での会食だった。23時頃のお開き。ここは駅の裏側に当たるので夜はちょっと寂しい感じ。

仙台近郊に住む姉を訪ねた

土曜日・晴れ / 最高気温32度

7時起床。今日は昨日よりも少し早い時間に食堂へ行って朝食を食べてきた。朝食込みで¥13,960/2泊という値段でこの品質だから文句なし。

荷物をまとめて10時にチェックアウト。品川駅で東京ー仙台間の指定席を買おうとしたら満席だという。今日から3連休が始まるとかでどの列車も混んでいるらしい。わたしの希望の列車より少し早い時間のものにキャンセルがあったというのでそれを獲得。

東京ー仙台間の半分ほどは眠っていた。これが出来るから長距離の移動も全く苦にならないのだ。80歳になる姉の住む家に着いたのは午後2時過ぎ。最後に会ったときと較べてもそれほど弱ったりガクンと年老いたりしている様子がなかったので安心した。

どうも姉の部屋の灯りが暗いのでどうしたのかと思ったら天井に取り付けてある蛍光灯が4本のうち3本が切れていた。そこで歩いて20分ほどのところにある電気店まで出掛けて購入し、それを取り付けてあげた。息子夫婦は二人とも教師をしていて仕事が忙しいからなかなか手が回らなさそうである。

姉の息子夫婦、一人娘も帰宅してそれから夕食となった。いろいろなことを話して23時過ぎの就寝。今日は一番暑い時間帯に歩いたので少し疲れた感じがする。

友人たちと会食 x 2

金曜日・晴れ / 最高気温32度

7時起床。シャワーを浴びたあと1階にある食堂に降りて行った。ここも普通のバイキングで、ビジネスホテルとしてはごく当たり前の感じ。ただ客層が少し違うような気がした。中国人の客が多い。

10時過ぎまでインターネットで次のホテルの予約を取ったり、メールを書いたりして過ごす。10時半頃のシャトルバスで品川駅へ。今日もかなり暑い! 東京駅から地下鉄丸ノ内線に乗り換えて霞ヶ関で下車。今日は高専時代の友人6人が集まって日比谷公園前の 会員制レストラン【シーボニアメンズクラブ】 でミニクラス会をしてくれた。

その6人の中には34年ぶりに会う級友もいたが、彼とはそのブランクが存在しなかったような楽しい会話も出来てとても嬉しかった。3時過ぎに散会。それからいったんホテルに戻る。

ホテルに戻って1時間半ほど休むことが出来たのでまた活力を取り戻し、6時から今度は Mac 愛好家仲間(カラークラシック関連)の友人と高田馬場駅で待ち合わせ、お蕎麦のおいしいもり – 高田馬場 へ。この店に来るのは3度目で前回はもう数年前になる。おいしく食べ、飲み、おしゃべりをして気分良く9時過ぎにお開きとなった。

再び上京

金曜日・晴れ / 最高気温32度

7時20分起床。昨夜は冷房も入れず、部屋の窓もきちんと閉めて就寝したが暑くて寝苦しいということはなかった。日中はまだまだ暑くてもこの辺に秋の近づくのを感じる。

シャワーを浴びてから朝食。今朝も義理の姉がおいしい朝食を作ってくれた。写真は「アサリの味噌汁」「とろろ」「筋子と大根おろし」「カボチャ」「青菜のかつお節かけ「アジの塩焼き」。それらをしっかり食べて9時半過ぎにいわき駅まで兄の運転する車で送ってもらう。乗ったのは10時16分発の特急ひたち。実に快適な走行で午後1時近くに上野駅到着。

品川の駅構内にあるうどん屋で軽く昼食を取り、今夜の宿である「東横イン品川駅港南口天王州」に投宿。チェックインは4時からということなのでそれからしばらくはロビーで無線LANに繋いで溜まっていたメールチェック。思ったほど多くのメールは来ていなかった。

部屋に入ってしばらく休んでから、今夜の集まりへ出掛ける。クラシック音楽好きのメンバーが1年振りに集まって、新橋駅近くのお店で会食。楽しくおしゃべりをし、おいしく飲んで23時過ぎのお開き。

「いわき市石炭・化石館」

水曜日・晴れ / 32度

7時半起床。今日も強烈に暑い1日だった。昨年の今頃もこんなに暑かったのだろうか。シャワーを浴びてから朝食。今日もおいしい日本的な朝食をいただいた。

朝食のあとしばらくしてから今日はいわき市石炭・化石館 ほるるへ兄夫婦に連れて行って貰った。運転は82歳になる兄。ここは娘たちを連れて訪れたことがあるという記憶があるが、最近リニューアルされたという。この博物館までの道は全てわたしの記憶にはない新しい道路だったが良く整備されていてちょっとした驚きだった。ここは65歳以上は無料ということでなんとなくこそばゆい。

見学者も少なかったのでゆっくりと見て回れた。そこを出る頃にはもう昼食時。あんなにしっかりと朝食を食べたのに少しお腹が空いている。おそばを食べたかったのだが、兄嫁が行きつけの「さらしな」は水曜日休店ということで回転寿司屋に入った。ここはちょっと期待はずれ。兄夫婦も不満足な様子だった。

そのあとは今夜の夕食の買い物。わたしの希望でお魚を選んで貰った。さすがに小名浜港を持ついわき市の魚の鮮度はよい。

帰宅途中にあった「いわき市暮らしの伝承郷」に立ち寄る。ここも過去に来たことのあるところで、ちょうど「高橋孝太郎作品展」をやっていたのでその作品を見て回る。ここも65歳以上は入場料無料だった。

帰宅して3時頃から40分ほど気持ちの良い昼寝。そのあとビールと兄嫁の作る肴を楽しみながら大相撲中継を観る。これも見続けるとなかなか面白い。癖になる。

相撲中継の終わる頃から本格的な夕食となり、今夜も大満足。写真の料理は「鰹の刺身」「イカとキュウリ、ワカメの酢の物」「山芋細切りの海苔かけ」「茄子の胡麻和え」「のど黒の煮つけ」「秋刀魚の塩焼き」。この旅行が終わったら確実に体重は増えていることだろう。夕食後はまた兄夫婦とおしゃべりをしたあと9時半頃にお開き。

素晴らしい日の出を堪能

火曜日・快晴 / 最高気温30度

4時半起床。暑くて汗をかいて眼が覚めた。温泉で火照ったせいだろうか。気がつくと外はうっすらと明るくなり始めている。朝風呂に浸かるため、6時半頃には起きたいと思っていたのでそのまま「日の出」を見ようと寝るのは止めにした。

それからはベランダに出て刻々と変わっている空の色を眺めてときおり iPhone 4S で写真を撮る。日の出は5時半頃で実に素晴らしい黄金の光を動画に収めることが出来た。水平線の少し上の方に雲があったのがちょっと残念。

5時40分頃に朝風呂にいったら既に兄が湯船に浸っていた。そのあと7時半から朝食。これはバイキング形式のもので品数も豊富で大いに楽しめた。いったん部屋に戻り歯を磨いてからロビーへ。ここでスポーツ新聞と朝日新聞の2紙を熟読。10時頃にチェックアウト。

そこから帰京するためにいわき市駅へ向かうという姉夫婦を見送ったあと、兄夫婦の家に戻る。途中で今夜の食料を買うためにドン・キホーテともう一軒のスーパーマーケットに立ち寄ったりして帰宅。それにしてもこの時間帯は暑かった。これではどこへも出掛ける勇気が出ない。家に戻ってからしばらく休んで、3人ともそれぞれの部屋で昼寝。わたしもグッスリと眠って、起きたあとは快調。
夕方5時頃から大相撲中継放送を見ながら兄と2人で酒盛りを始める。今夜も義姉がおいしい料理の数々を作ってくれておいしくいただいた。

夕食が終わり、今度は7時からサッカー「日本ーイラク」戦を見る。2年後にブラジルで行われるワールド・カップの最終予選でとても大事な試合。手に汗握る良い試合だった。幸運にも1−0で日本が逃げ切った。10時過ぎに3人とも疲れて就寝。

「かんぽの宿」へ

月曜日・晴れ / 最高気温30度

7時起床。兄宅での目覚め。兄夫婦、姉夫婦の中で65歳のわたしが最年少だから全員朝が早い。朝食の時間などもピッタリと合ってストレスがない。こういうのも良いものだなと思う。朝食はまたまた兄嫁が作ってくれた日本的なもの。おいしくてご飯もお代わりをしてしまった。わたしの定年退職を祝ってお赤飯まで炊いていてくれたのには感激。

9時過ぎに兄の運転する車で年金事務所へ。既に今年の4月からごく少額ではあるが日本からの年金を受け取っている。しかし今回、新たにわたしの年金手帳が見つかって、それを見ると勤めいていた会社を辞めてから音楽大学に合格するまでの4年間、年金を納めていたことが分かった。自分でもそれはすっかり忘れていたのだ。兄がわずかな金額でもいちおう確かめた方が良いというので付き添って貰った。

結果はやはり請求漏れしていたようでその4年間も加えて貰うように訂正することが出来た。これだってわずかな金額だが一月に一度はミュンヘンの日本料理店で食べられるぐらいの金額にはなる。(笑) 兄には感謝しなくては。

今夜は姉夫婦もまじえて柔らかな湯といわきの幸を満喫 ‐かんぽの宿 いわきに一泊する予定を組んでいてくれたので午後3時頃に兄宅を出発。距離的にはものの30分も走れば着くところなのだが、今夜だけでも兄嫁が家事の負担から解放されると思うとわたしの気が休まる。上の写真はわたしが泊まった6階の部屋のベランダからの眺め。ここも3.11で津波の被害を受けたところだが、写真でも見える防風林がずいぶん役立ってくれたそうだ。

まずは風呂に入り露天風呂なども楽しんでから夕食。月曜日だからか、それほど混んでいなくて料理を前に会話も楽しめた。しかし、品数、量がとても多くて全部は食べきれなかった。

夕食のあとはわたしの泊まる部屋が畳の部屋だったから、全員がここに集まり兄が持参してきたビール、ウィスキーなどで酒盛りとなる。昔話が多かったけれど、わたしの知らなかったわが家の歴史なども聞かせて貰って時間が過ぎていった。就寝前にもう一度大浴場に浸かる。

兄宅へ

月曜日・晴れ / 最高気温32度

6時半起床。昨夜の演奏会が無事に終わってホッとしたからだろうか、昨晩の眠りは平安だった。朝、眼が覚めてからしばらくメールチェックなどをして過ごす。8時近くになって食堂へ降りて行った。

食堂は既に満員に近い混みようでバイキングの内容もあまり変わりばえはしないけれど、この値段だったら満足すべきもの。面白いのはここのメニューに「朝カレー」というのがあって、食べている人もけっこう多い。わたしも食指が動いたが胸焼けがしそうで止めた。(笑)

このホテルは11時チェックアウトだというのでギリギリまでインターネットを利用していた。というのも明日から4日ほどはそれが出来る環境にいないから。ホテルを出て最後に昨日の演奏会場に顔を出してお別れを告げてくる。そのあとタクシーで兄の家へ。

兄の家に着いてしばらくしてから鎌倉に住む姉夫婦が到着。わたしの帰国したのをきっかけにわざわざ来てくれたらしい。加えて兄の長女も野田市から帰省していてくれた。 昼食はおいしさで定評のある兄嫁の作ったラーメンをご馳走になり大満足。鶏ガラからスープを取った昔ながらのあっさりとした醤油味でとてもおいしかった。わたしとしては、これからの数日間、兄嫁に負担を掛けるのではないかと気がかりだ。しばらく話をしてから女性陣が買い物に行っている間、男3人は昼寝。やはり女性のほうが元気だ。

夕食はお刺身、揚げ物など盛りだくさんの料理でそのうちに兄の次女も加わって大賑わい。ビールで始まった宴会もいつの間にかウィスキーに移っていて一本空になっていた。12時過ぎにお開き。

恩師の追悼コンサート

土曜日・晴れときどき曇り / 最高気温30度

8時起床。昨夜はまた寝付けなくて午前3時近くまでポッドキャストを聴いていた。こういう時にこういうものがあるのは精神的に助かる。

朝食のためにホテルのロビーに降りて行ったのは9時少し前。なんとこのホテルの朝食は9時で終わるのだった。しかし、そこは融通を利かせてくれて無事に食べ終え、部屋に戻る。今日は昨夜までの無線LANが届かない部屋から1階下のルーターのすぐ近くの部屋に変えて貰った。これで心おきなくメールに返事をしたり、これから先の予定を決めることが出来た。明日から数日は兄の家に泊まることになるのでインターネットに接続することは叶わない。

午後、昼寝を試みてベッドに横になっては見たが、結局眠れずに3時近くにベッドから出て徒歩1分の距離にある今夜のコンサート会場に向かった。そこで発声練習をしてみたがどうも良くない。

午後4時過ぎに伴奏者が東京から到着して一緒に最後の合わせをする。午後5時過ぎにいったんホテルに戻り少し休憩を取った。わたしの出番は7時半頃になるのでそれに間に合うよう、ホテルを7時過ぎに出た。

演奏会場は100人も入れば一杯になる規模なのだが、さすがに満員になると声の響きも違ってくる。最初の2小節ぐらいは神経を研ぎ澄まして自分の響きを調える。今夜は恩師の追悼コンサートということで変にリスクを冒さず、安全運転に徹して終了した。これで良かったのだと思う。

演奏会後ロビーで友人、知人たちの挨拶を受ける。来てくれた全ての人とゆっくりお話しすることが出来なくて申し訳なかった。打ち上げは会場近くの中華料理店で。何の変哲もない店なのだが、おいしかったし品数も豊富。こんな中華料理店がミュンヘンにも出来てくれたら嬉しいのだが。23時過ぎにお開きとなりホテルに戻ってきた。さあ、明日からは思い切り遊ぶだけだ。(笑)

故郷へ

金曜日・晴れ / 最高気温31度(東京)・29度(いわき)

8時半起床。昨夜は夜中に一度も眼を覚ますことなく、朝の8時半までグッスリと眠ることが出来た。良かった!(笑)

朝食をとって荷造りをするのにはチェックアウトの10時まであまり時間がなかったので、手早く全てのことを済ませた。チェックアウトしたあと朝日新聞の朝刊をホテルのロビーで読んだあと、大井町駅の構内にあるユニクロの店に行って白いYシャツを一枚購入。

白いシャツは持って来たのだが暑い時期だからと半袖のものをカバンに入れてきた。こちらに着いてみて分かったのだが、強弱の差はあれ冷房装置がどこにでもあって、これがときどき寒すぎる。それで長袖のYシャツを買うことにした。その時暑ければ半袖のものを着ればよい。

上野発13時ちょうどの特急に乗って故郷のいわきへ。発車と同時に寝入ってしまって眼が覚めたら既に水戸を過ぎていた。1時間ほど眠ってしまったらしい。午後3時過ぎに到着したいわきは東京の暑さとはずいぶん違う。日向に出ればそれなりに暑いのだが肌にまつわりつく不快な暑さではない。

駅からまっすぐ、明晩のコンサート会場へ向かいご挨拶。そこでしばらく話し込んでからホテルへ。このホテルは無線LANがあってホッとしたのだが、なんとわたしに割り当てられた部屋の電波が微弱でとてもインターネットが使えない。

困ってしまって明日は部屋を変えて貰うことにした。今夜は夜中まで空いているという部屋に入れて貰ってやっとメールチェックなどをすることが出来た。旅をしていてインターネットが使えないというのはこんなに困るものかということを実感。

夜になって小雨

木曜日・曇りときどき雨 / 最高気温31度

今回は時差ボケ無しで乗り切れるかと思ったのは甘かった。昨夜は午前3時頃に眼が覚めてから眠れず、そこから明け方までウツラウツラと不快な浅い睡眠だった。

朝食は7時からなのだが、退屈まぎれに下に降りて行ったら、なんとわたしは先頭から2番目の入店者だった。(汗) 食後、しばらく自室でメールチェックをしたあと散髪に行くことにした。昨日あたりから少し伸びすぎた髪が鬱陶しく感じていたのだ。湿度が高いせいもあるのかもしれない。

大井町駅の向こう側の商店街の中に床屋を見つけてそこで散髪して貰う。バサッ、バサッと切られた髪の毛が床に落ちていくのが心地よかった。カットだけして貰って値段は2800円

そのあと自室に戻ろうとしたがまだ部屋の掃除中だったので、ホテルのロビーで新聞を読みながらそれが終わるのを待った。そのあと大井町駅の構内にある Atre に入っているテナント店をゆっくりと見て回る。昨年の同じ頃にも来ているので珍しさはなにもない。

午後3時頃からタイマーをセットして1時間ほど眠る。目覚まし時計のアラームが鳴ったときには、自分が一瞬何処にいるのか分からないほど深い眠りだった。これで元気を取り戻す。

伴奏してくれるピアノ奏者が夜の8時からしか時間がとれないというのでホテルを7時少し前に出た。彼の住んでいるところは好都合なことに東急大井町線の等々力駅から歩いて10分ほど。電車に乗っている時間は20分足らずである。しかしまたここでわたしは大きな失敗をやってしまった。

ちゃんとGoogle Mapで調べていったのに、駅を出て目黒通りを歩き始めたのは良かったのだが、それは全く反対方向だった。歩き始めて8分ほどで交差するはずの環状八号線にぶち当たらない。途中コンビニの店員に訊いてみたのだが、彼も嘘を教えたことになる。20分ほど歩いたところで交番があったので訊ねてみて間違いが確定。そこから今来た道をまた戻り始めた。これは辛い。おまけに小雨までもパラパラと降ってきた。結局8時10分過ぎに目的地に到着。50分ほど歩き続けてわたしは汗びっしょりになってしまった。当然ながら歩数計は12000歩を突破。(^_^;)

伴奏合わせはそれほどの問題もなく短時間で終了。ホテルに戻ったのは23時少し前。急いで着替えて大浴場へ。35分くらいの短い時間だったが堪能した。今夜は眠れるといいのだが。

東京2日目

水曜日・晴れ / 最高気温31度
6時半起床。懸念していた時差ボケは昨夜は現れなかった。眼が覚めたらミュンヘンに居るときと変わらない6時半過ぎ。昨夜は寝る前にこのホテルの「おふろの王様」という施設で1時間ほど種類の違う湯船に浸って楽しんだからか。(^_^)

以前はこのホテルに泊まって大浴場の朝風呂に浸かるのが大きな楽しみだったのだが、それは残念ながら無くなってしまった。このホテル・アワーズイン阪急の詳細なレビューを見つけたので URL を貼っておきます。。1年前の開業時の記事ですが良く書かれていて、それから改善されている部分もありますが参考になります。

朝食はやはりこのホテルの3階に入っている「大戸屋」の定食を食べる。今朝はサバ焼き大根おろし添え、納豆、生卵、焼き海苔、お新香、味噌汁という内容で、わたしはご飯をお代わりした。(笑) これで500円だから文句なし。

しばらく部屋で休憩してから Book Off 店を検索したら隣駅・大森駅の東口にあることが分かった。距離は約2Km ぐらいだったので歩くことにした。ホテルの1階にあるコンビニでペットボトル入りの水を買い店員に「線路際に沿って歩けばいいのですね」と訊いたら「歩いたら遠いですよ〜」と心配されてしまった。(^_^;)

線路沿いにビッシリと建て込んだ家の間を縫って歩いたのだが、アスファルトの道からムワッと立ち上ってくる湿気を含んだ空気が最大の敵だなと思った。途中でそこだけぽっかりとわたしの子供の頃の原風景のような浄土真宗のお寺が出現。誘われるように足を踏み入れた木陰のある境内にはちょうど休憩中の植木屋さん3人ほどが地面に敷いたゴザの上で仮眠をとっていた。大森駅はそこからわずかの距離にあって駅前は何処も同じ風景。

Book Off 店を巡るのは今回の旅の大きな楽しみの一つ。数日前に一つのアイデアを思いついたのだがそれはまた別エントリで書くつもり。

大森駅東口の Book Off 店は3階に別れていてビッシリと本や DVD が並んでいる。1時間ほどウロウロと見て回ったのだが欲しいものが多すぎて困った。立ちっぱなしだったからか頭の中もボヤ〜ッとしていたので帰路は素直に電車に乗ってホテルに戻る。自室に入ってシャワーを浴びてからメールチェックなどをしたあと1時間の昼寝。

眼が覚めて窓の外を見ると入道雲らしきものが黙々と。これはニュースで聞いていたゲリラ豪雨かと心配になったが雨は降らなかった。東京に住む友人夫妻と今夕は中華料理を食べる約束をした。落ち合った場所は新宿駅。彼がよく行くというごく当たり前の中華料理店でおいしい料理の数々をいただく。今日は少しアルコールを控えようと思っていったのだが、おいしくて、楽しくてそんな殊勝な考えはいつの間にかどこかへ吹っ飛んでいた。(笑)

ホテルに戻ったのが22時半で、それから「おふろの王様」へ直行。今夜も1時間ほど楽しんだ。今夜も時差ボケの症状が出ることなく眠れると良いのだが。

それほど暑くはない東京

火曜日・曇り / 最高気温31度

飛行機は時間通りに成田に到着。いつもなら飛行機を出た途端にムワッと湿った暖かい空気が身体を包み込んでくるのだが、今日はそれほどでもなかった。同じ飛行機で若いバイオリニストの Arabella Steinbacher さんと一緒になった。彼女は勿論日本でのコンサートを控えてビジネスクラスである。(笑)

成田空港でこまごまとした手続きを終わって定宿にしている「アワーズイン阪急」に向かう。成田エクスプレスの中ではしっかりと眠ってしまった。ホテルの自室に落ち着いてからまずは持参してきた AirMac Express を使って無線LAN環境を構築。今回もすんなりとうまくいった。これでiPhone 4Sもまあまあ使えるようになった。午後3時頃から1時間のタイマーを掛けて昼寝。時差ボケ解消には夜まで起きていればいいのだろうけれど、眠いときには眠ることにした。

夕食はホテルの近くの「スキ屋」という牛丼屋で大盛りの豚汁付きを食べ大満足。(笑) 9時頃から1時間ほどホテルに備わっている浴場施設でゆったりと楽しむ。500円である。まだ23時前だがかなり眠くなってきた。

ミュンヘン → 成田

月曜日・曇り / 最高気温12度

7時起床。いつも通りの時間に起きて、いつも通りの時間にブリギッテは出社。そのあとようやく荷作りのために腰を上げて用意を始める。今回はどうもモチベーションが湧かなくて荷造りにも集中出来ない。最低限必要なものを詰めただけで適当なところで切り上げた。忘れたものがあって、もしそれが必要だったら日本で購入すればよいことだ。

午後1時過ぎに家を出て空港へと向かう。少し早く着きすぎた。待合室に座っていてもかなり眠い。きっと飛行機に乗ったらすぐに寝入るだろうと思っていたら、やはりその通りだった。今回はわたしの前に座っていたドイツ人のおばちゃんが思いっきりリクライニングシートを倒したので、かなり不快感が高まった。食事の時にも直そうとしないので、「食事の時ぐらいは背もたれを戻してくれ」と抗議。まあ、そんな席を作ったルフトハンザが悪いのだけれど・・・・。

例によって機会のあるごとに赤ワインを注文して出来るだけ声帯を乾燥させず、なるべく眠るようにと心掛けた。まあまあの睡眠がとれたような気がする。

今夜は招かれた

日曜日・雨のち曇り / 最高気温17度

8時起床。朝のうちは霧雨というよりも小糠雨と呼ぶのにふさわしいちょっと風情のある雨が降り続いていた。昨夜の夕食会の疲れが残っていて、朝食のあとすぐにでもベッドに戻りたいほど眠かった。楽しい雰囲気の中でワインを飲み過ぎたようだ。

12時頃までは雑用をしながら何とか動いていたのだけれどそのあとはベッドに入ってグッスリと眠った。眼が覚めてからようやく本調子。かと言ってなにか特別なことをしたわけではない。

夕食はブリギッテの叔父さんの招きで Rue des Halles というレストランで食事。ミュンヘンで一番古いフランス料理店ということだ。

簡素な室内で料理の値段もリーズナブル。シャンパンのおつまみに生牡蠣を食べたあと、わたしは前菜・主菜・デザートのコースを頼んだのだが22 € でしかなかった。最後はアルマニャックで締めて帰宅は23時。

2012年8月の歩行記録

8月が始まって1週間くらいはシーズン中の疲れを感じて意識してペースを落とした。正式に職場から退いたということで心の中にちょっとした空白が生じたのは確かである。しかし、幸運なことに今年の8月は素晴らしい天気の日が続いて中盤は絶好調といってもいいほど歩くのが楽しかった。

8月もあと3日を残す頃になってそのお天気も急激に落ち込んでしまった。夏の終わりである。それまでの快晴続きの毎日から一転して雨降りの日が続いて気温も急下降。その落差は大きかった。この数日の落ち込みで平均歩数が最終的には10851歩になってしまったがその数字に満足している。

9月は夕食会で始まった

土曜日・雨 / 最高気温13度

7時20分起床。今日も昨日と同じように12〜13度台の気温で小雨(霧雨)の降り続いた1日。本当に夏は終わってしまったのだろうか。だとしたら寂しい。

ブリギッテは週末恒例のお母さんを連れての買い出しへ。わたしは天気のせいだと思うのだが、どうも体調がピシッと決まらなくどことなく寝足りない感じ。12時頃からベッドに入って昼寝を試みたが全く眠れなかった。

今夜はお客があるのでブリギッテはその準備に忙しそう。わたしもチョコチョコと手伝いはしたが住まいの掃除ぐらいしか役に立たなかった。(笑) わが家の台所は二人同時に動くのには不便な作りになっている。これはわれわれの設計ミスだ。

7時半からの夕食には4人の客を招いてあり、隣家の医者夫妻、ブリギッテの会社の同僚、そして歌い手さんが1人だった。カボチャのスープで始まりメインは鮭料理。くつろいだ雰囲気の中12時前にお開きとなり楽しい時間だった。