日曜日・雨のち曇り / 最高気温17度
8時起床。朝のうちは霧雨というよりも小糠雨と呼ぶのにふさわしいちょっと風情のある雨が降り続いていた。昨夜の夕食会の疲れが残っていて、朝食のあとすぐにでもベッドに戻りたいほど眠かった。楽しい雰囲気の中でワインを飲み過ぎたようだ。
12時頃までは雑用をしながら何とか動いていたのだけれどそのあとはベッドに入ってグッスリと眠った。眼が覚めてからようやく本調子。かと言ってなにか特別なことをしたわけではない。
夕食はブリギッテの叔父さんの招きで Rue des Halles というレストランで食事。ミュンヘンで一番古いフランス料理店ということだ。
簡素な室内で料理の値段もリーズナブル。シャンパンのおつまみに生牡蠣を食べたあと、わたしは前菜・主菜・デザートのコースを頼んだのだが22 € でしかなかった。最後はアルマニャックで締めて帰宅は23時。
ミュンヘンのような豊かな街のこのクラスのレストランで3品22ユーロは大変安いですね。
フランスも地方は大体リーズナブルな価格ですけど、パリでは3品30ユーロ以下でまともな飯を食うのは難しくなってますね。
うっかりアルマニャックなんか頼んだら勘定が跳ね上がります。
パリの飯屋はドイツの大都市や東京に比べても明らかにバカ値ですが、それは仏では社会保障負担等の従業員保護が手厚いことの反映なのかも知れません。
メルケルが強調するように独に倣った経費削減による競争力向上が他の欧州諸国にも必要ななのは確かなんでしょうが、下部従業員が犠牲を強いられる日本その他の現実を見ると割り切れぬ気持ちにもなります。
仏ではサルコジが飲食業のVATを数年前19.6%から5.5%に引き下げたのですが、これはシラク時代に果たされなかった公約で飲食業界の悲願でした。
しかし業界の約束に反し、VAT引き上げ分はごく限定的にしか実勢価格に反映されなかったのが現実でしたから、私もレストラン業界には不信感を持っています。
労賃の問題以上に業界はがめついだけなのかも知れません。
今年初めから緊縮財政で、飲食業のVATは7%に再び引き上げられたのですが、皆当然だと言ってますね。
いつもながらの興味深い比較、大変面白く読みました。ありがとうございます。(^_^)