失われた時を求めて

水曜日・晴れ / 最高気温8度

7時10分起床。今朝はグッスリと眠っているところをブリギッテに起こされた。夢を見ていた。サファリ・パルクのようなところをバスで走っていて、雌ライオンが猛スピードでわたしの座っている窓に飛びついてきたところだった。夢占いだとわたしは「恐妻家」ということになるのだろうか。(笑)

今日は朝から素晴らしい天気となった。それでも気温はあまり上がらなかったから北側で陽が当たらないところは雪が積もったまま。家の中にいる分には暖房を入れなくともポカポカと暖かい。

いつもの時間にブリギッテを送り出し、今日はミュンヘンで仕事があるという次女を見送ったあとはわたしの自由な時間。1993年だったか1994年だったかにわたしも合唱団の一員として参加した録音 Richard Wagner: Die Meistersinger von Nürnberg (Gesamtaufnahme) を流し聴きしながらマックの前に座っていた。音楽にこういう姿勢で臨むことが出来るようになったのはリタイヤした9月からである。

それまでは本や雑誌を読みながらではあっても、必ずステレオ装置のスピーカーの中央に座って耳を傾けていた。音楽を聴く方が主だった。これだと生活の中で ” Die Meistersinger von Nürnberg ” のような長いオペラを通して聴くことは殆ど不可能だ。

しかし今は音楽を流しながら少し離れたところで別の作業をしながら聴いている。こういう聴き方もありなのだと肯定している。これだと沢山の音楽を聴くことも出来る。これからは聴き損ねていたさまざまなジャンルの音楽を住まいの中に流して失われた時を取り戻さねば。

お昼近くになってトレーニングを始めたが今日はなんだか疲れているようなので30分ほどで切り上げる。そのかわりに、もうずいぶん長く使っている電気釜の表面が汚れているようなのが気になっていたので、今日はプラスティック専用の洗剤を使って丁寧に磨き上げた。


午後3時過ぎにウォーキングに出掛ける。昨日と同じように今日も太陽が照っていて快適だった。雪の重みで倒れた木々はさすがにまだ片付けられていなくてそのままだったが、人が通れるだけの空間がいつの間にか出来ていて笑ってしまった。人間ってたくましいなと思う。

7時半頃にブリギッテが犬の “PABLO” を伴って帰宅。しばらく振りだ。

夕日が美しい

火曜日・曇りのち晴れ / 最高気温8度

7時10分起床。今日も特別な予定はなかったから一日中ゆったりとした時間が流れていった。ブリギッテを送り出してからまずはメールチェック、そして Twitter のTLを追いかける。最近はこれに google+ も加わったのでけっこう時間が取られる。(^_^;)

それが済んでから声のトレーニングを30分ほど。午前中は曇り空で寒そうな空気だったがお昼頃から太陽の光が見えてきた。テラスの寒暖計を見るとどんどん気温が上がっていくのがわかる。垣根に積もっていた雪も溶け始めた。太陽の光が差してくるのはもちろん嬉しいのだけれど、ひとつ気がかりなことがある。森の中の道が雪解け水でぬかるんでくるのではないかということだ。わたしにとっては少々の雨降りよりもこちらの方が嫌。

午後3時過ぎにそれを試す意味もあってウォーキングに出掛けた。ところどころビチャビチャになっている部分もあったがそれほどひどくはなかった。それに今日はアスファルトになっている少し広い道を選んだから靴も泥だらけになることなく帰宅。8075歩・70分いつも歩く道筋の途中に広々とした空間が拡がる素敵な場所があって、そこを通ったときにちょうど西からの陽が射し込んできた。夕日をまともに浴びて輝くベンチと、夕日の暖かさで水蒸気が立ち上る原っぱの対比が絵のようだった。iPhone 4Sのカメラとわたしの腕ではそれを表現出来ないもどかしさを感じる。

家に戻ってきて一休みしていると、西の空が夕焼けに染まっていた。明日からはまた天気が回復するようだ。(^_^)

初雪は重かった

月曜日・曇り / 最高気温1度

7時半起床。ブリギッテは月曜日は少し遅い出勤なのでゆっくりと朝食を一緒に取ることが出来た。彼女が8時半頃に出掛けて行ったのでその後シャワーを浴び、メールチェックをしたあと3日ぶりに声のトレーニング。

劇場で働いていたときには特別に自宅でトレーニングするということは無かった。殆ど毎日、歌い過ぎるほど歌っていたということだ。それがパタンと無くなるのは精神的にも肉体的にもやはりまずいのではないかと思う。先月のタンホイザーとかの例もあるので、あと1年ぐらいは急なオファーにも応えられるようにしておきたい。ゆるやかなカーブでフェードアウトしていくのが一番良いだろう。

昼食は昨夜の残り物である「タイ風カレー」を電子レンジで温めて食べた。今日の方がおいしいと感じた。

 

 

 

 

 

 

 

午後3時過ぎになってウォーキングに出掛けた。午前中も雪は降らず、曇り空だったからいつも歩く道もそれほど泥濘にはなっていないはず。しかし森の中に入ってみたら数カ所で木が倒れて道を塞いでいる。水気をタップリ含んだ雪の重みに耐えきれずに枝が折れてしまったのだろう。中には根っこから倒れている木々もあった。夜中に強風も吹いたのだろうか。6626歩・59分を歩いて帰宅。

夕方5時頃から再び30分ほどトレーニング。6時を過ぎてからビールを飲み始めた。おつまみは薄切りのサラミ。

今日から冬時間

日曜日・小雪 / 最高気温1度
8時半起床。今日から冬時間である。昨日までよりも1時間長くベッドの中にいられるというので、これを歓迎する人も多い。昨夜は次女と末娘の二人がわが家に泊まったので、朝はゆっくりと起床し、ゆったりと朝食をとった。外は舞うような小雪が降り続いていて、夜中に積もった雪が垣根や庭の木に重そうにへばりついている。このまま本格的な冬に突入するとは思えず、きっとまた少し暖かくなるのではないかという希望的観測を持っている。

昨夜の誕生祝いで使ったグラス類がそのままになっていたので、いつものようにわたしが注意深く手で洗った。ただ今日は末娘が手伝ってくれたので予定の半分ほどの時間で片付いた。昼食は昨夜食べきれなかった Pizza をオーブンで暖めなおして食べる。焼きたてのカリカリとした食感は勿論ないけれども生地に味がしみ込んだおいしさがあった。とにかく夫婦2人で食べるよりは娘たちと一緒に4人で食べた方がおいしい。(笑) わたしはそのあと45分の昼寝。

次女は4時頃に Prien に帰っていった。しかし、明後日の火曜日にはミュンヘンへの出張があるそうだ。夕方、暗くなる前にブリギッテと末娘は近所への散歩に出掛けたが、わたしはひとり家に残った。夕食は末娘のリクエストでブリギッテがタイ風カレーを作る。家族もわたしもあまり辛いのは駄目なので、タイ風カレーとは言っても日本のカレーに少し似た味に仕上がった。

食後、テレビでニュースを見、そのあと末娘を彼女のアパートまで車で送っていった。この頃には雪も止んで、明日は太陽も少し顔を覗かせるようである。

長女の誕生パーティ

土曜日・雨のち雪 / 最高気温5度

7時10分起床。朝から雨が降っていたが午後からみぞれ混じりの雪になった。初雪である。しかし、それほど寒さは感じない。今日は長女の誕生日をわが家で祝うことにしていたので朝からその準備にとり掛かっていた。

ブリギッテは週末の買い出しに出掛けたので、わたしはその間に住まいの片付けをする。片付けとは言っても食事をする部屋と居間、とにかく人目に付く二部屋に散らかっているものを別の部屋に移動するだけ。(^_^;)

お菓子屋の修行をしている末娘が今日のためにケーキを持ってくるので、お昼過ぎに彼女を迎えに車を走らせた。この頃からみぞれとなりそのあと本格的な雪になった。

今日の誕生パーティには長女が付き合っている恋人の両親も招いてあったので9人のメンバー。日本人のわたしとしては、結婚するかどうか分からない状態で娘の恋人の両親には会いたくないのだが、ブリギッテはそうではないようだ。この辺の感覚はわたしには不可解だ。

午後3時半に全員が揃ったところでケーキとお茶。夕方7時半頃から夕食。今日は自分たちで料理を作ることをしないで、お寿司の出前と、ピッツァを店から取り寄せた。デザートのクリーム・キャラメルだけはブリギッテが昨夜作っておいたもの。

義母もまじえてのパーティは終始楽しい雰囲気と会話で進んだけれど、わたしはやはり疲れた。午前0時のお開き。

音楽の聴き方

金曜日・曇り / 最高気温9度

7時起床。今朝、起きてからの出来事はもうひとつのエントリに書いた。朝からどんよりと曇ったいかにも寒そうな景色は嫌でも冬の到来を感じさせる。今日はウォーキングに出掛けるモチベーションが湧かずに一日を過ごしてしまった。まあ、こんな日もある。

朝食のあともMacの前でだらだらと過ごす時間となってしまった。昨日「英語コース」へ行く途中、本屋の店頭に並べてあった Brahms のCDボックスを聴き始めた。聴くというより流し続けると行った方が良い。10枚組で9.90 €という超安値に惹かれて買ったので、もしそれが外れであっても悔いはない。収録されているのは殆どが古い録音でモノラルのものも混じっている。今日は交響曲を第1番から順番にに聴いてみた。悪くない。録音の良し悪しを言ってもはじまらないが楽しめることは確かだ。

交響曲第1番:
アムステルダム・コンセルトヘボウ ー ヘルベルト・フォン・カラヤン(1943年)
交響曲第2番:
デンマーク放送交響楽団 ー フリッツ・ブッシュ(1947年)
交響曲第3番:
ベルリン・フィルハーモニカ ー ハンス・クナッパーツブッシュ(1944年)
交響曲第4番:
ロンドン・シンフォニーオーケストラ ー ヨーゼフ・クリップス(1950年)

Macの前に座っているのにも飽きて、台所にあるプチナイフを研ぐことを始めた。勿論 Brahms を聴きながらだ。台所の引き出しには10本ほどのプチナイフがある。切れなくなっては新しいものを買ってきたのが溜まっているのだ。だから値段の安いものばかり。それを次々に砥石で研ぎ始める。刃物を研ぐというのは手を前後に動かす単純作業であるから背景に音楽が鳴っていても一向に集中力が途切れることがない。むしろ音楽がある方が能率が上がるような気さえする。これまで音楽を聴くときにはスピーカーの前に座って聴くことをしていたが、こういう聴き方もあっていいのだと改めて思う。

わたしの恩師のご主人は上野の美術学校、油絵科を卒業して新制作協会創立からの会員でもあった方で、彼のおかげでわたしも彫刻家の佐藤忠良氏とお話しする機会も持てた。そのご主人が大のクラシック音楽好きで、ご自分のアトリエにコアキシャルのグッドマンを入れた大きなスピーカーを備え付け、大音量で音楽を聴きながら製作に励んでおられた。プチナイフを研ぎながらそんな彼のことを思い出していた。

午後1時を過ぎた頃になってお腹が空いてきた。一日中家の中にいるのも気詰まりだったので久しぶりに Rosenheimerplatz のケバブ屋さんに行っていつものを食べて帰宅。

帰宅するとすぐにブリギッテから迎えに来て欲しいとの電話。体調が悪いので早退するという。急いで迎えに行って見ると医者に行って薬を飲んだあとらしく想像していたほど悪い状態ではなかった。

夕方、次女が Prien から帰省してきた。それを待っていたかのようにブリギッテは次女と一緒にIKEAに買い物へ。どうやら症状は改善したらしい。

妊娠か?!

いつもの通りに7時過ぎに眼が覚めた。ベッドから出て食卓に来てみると上の写真のように、わたしの MacBook Pro 15 の上にゴム製のアヒルがちょこんと乗っている。ブリギッテはすでに出掛けたのか家の中には居ない。

朝食の支度を調えながらこのアヒルの意味をいろいろと考えていた。そして達した結論はわが家の3人の娘たちの誰かが「妊娠した!」だった。わたしの予想がそこに至った理由は

1.
先週の日曜日にブランチに招いた客のひとりがわが家の女性陣全員がお世話になっている婦人科の医者だった。
2.
わたしがリタイアした時に、娘たちが「わたしたちに子供が生まれたら子供好きのパパに面倒みて貰えるわねぇ」と話していた。
3.
ブリギッテが初めて妊娠したときに、わたしが劇場から戻って郵便箱を開けたら中にピンク色のベビー服が入っていて驚かされた。

これらの要素が頭の中でグルグルと回転し始めたのである。特に手口としては3.に酷似している。推理小説で犯人がおかす犯行は似たような手口が使われることが多い、というやつだ。正直に告白すると「娘たちの中の誰かが妊娠」という結論に達したとき、わたしには歓びよりも落胆の方が大きかった。 9月から年金生活者になったばかりなのに、早くもわたしの自由が奪われるという残念さの方が勝っていたのだ。(-_-;)

8時近くになってブリギッテが戻ってきた。彼女は先週の金曜日と同じように出社前に水泳に行ってきたのだった。早速このアヒルの意味するところを聞いてみたらなんのことはない、「おはよう!わたしは水泳に行ってます」とわたしに伝えたいだけだったのである。その瞬間、わたしはそれまでのエゴイスティックな自分を恥じた。(汗)

「英語コース」の2回目

木曜日・曇りのち晴れ / 最高気温14度

7時半起床。午前中はここ3日ほど続いた天気の延長で霧が立ちこめているような曇り空。天気予報の通りだったので期待はしていなかったのだが、お昼近くなってから急に晴れてきた。なんだかとても得をしたような気分になった。

ブリギッテを送り出してからしばらくメールチェックなどをしたあとシャワーを浴びた。順序としてはこの逆に、シャワーを浴びて心身をスッキリしてからメールチェックした方がそのあとの一日を爽快に送れそうな気がする。こうして年金生活者としての一日のリズムが決まってくるのかな。シャワーを浴びたあとも Twitter のTLを追いかけていたら少し眼が疲れてきた。雨が降ってこないうちにウォーキングを済ませようと思い家を出る。

ウォーキングは出来るだけ遠くを見つめながら歩いた。こうすることでMacのディスプレーを見続ける眼の酷使を少しでも和らげることが出来ると良いのだが。7342歩・63歩 を歩いて家に戻る数百メートルまで来たときに突然陽が差してきた。これは全く期待していない現象だったので嬉しくなってしまった。なんと、青空までもが拡がりつつある。それを確認した途端にスト〜ンと血糖値の低下を感じて急激に空腹を憶えた。幸い家までは目と鼻の先だったので、家に着いてすぐに昼食の用意をしてお腹を満たすことが出来た。(^_^;)

そのあとはお決まりの昼寝を45分。眼が覚めてコーヒーを飲むとそろそろ「英語コース」に出掛ける時間だ。青い空の見える天気だと外に出掛けるのも楽しい気分になる。授業はわたしが期待していたほどのスピードでは進まなかったけれど、わたし自身の現在の力量もそれほどではないからちょっと物足りないと思うだけ。今学期はこのコースを続けてみようと思う。一週間に1度、ミュンヘンの中心街の空気を吸うのも悪くはない。

授業が終わってブリギッテの事務所に電話を入れ、6時に終業となる彼女と待ち合わせて帰宅することにした。彼女は帰宅するなり IKEA へ買い物に行こうと計画していたらしいがわたしはその案を却下。「わたしが運転して、あなたは車の助手席に座っているだけでいいんだから行きましょう」と言うが、それにうっかり乗ったら大変なことになるのは長年の経験で承知。(笑) 自分の意志を通したおかげで今夜はゆったりとした時間を過ごすことが出来た。

“Babylon” のゲネラルプローベを観た

水曜日・曇り / 最高気温10度

7時起床。今日は夕方 Babylon の Generalprobe に出掛けるまで何の予定も無し。午前中は昨夜発表になったアップルの新製品群の詳細を WEB 上に追いかけていた。

楽しみにしていた iPad mini は11月2日発売で、Wi-Fi + Celllar モデルは11月末になるとか。これはちょっと残念だった。それと気になった製品はやはり iMac かな。わが家の iMac は2008年の製品だからか現行の Mac OS 10.8.2 にはちょっと役不足でかなりもっさりとした動きになっている。 MacBook Pro 15 の買い替えよりもこちらの方が先かなと最近考えるようになった。ここはじっくりと考えてみるつもりだ。

そのあと、読みかけの本(オンラインで購入した「光圀伝」)の「下」を読み進める。

お昼近くになってお腹が空いてきたので、ご飯を炊き、味噌汁を作り、例によってタマネギ入りオムレツを作った。それに辛子明太、海苔を添えてきわめて家庭的な食事。おいしくて大きめのお茶碗にご飯を2杯食べたら、そのあとすぐに眠気が襲ってきた。(^_^;)

強烈な眠気だったので居間のソファの上に横になり45分のタイマーを掛けて眠る。眼が覚めたらなんだか元気が出てきて、曇り空の今日はどうしようかなと思っていたウォーキングに出掛けた。6600歩・58分を歩いて帰宅。

今夜はNationaltheaterで今シーズン最初の Premiereを土曜日(27日)に控えた “Babylon” のゲネラルプローベ。昔の同僚に切符を頼んでおいたのが取れたので行ってみることにした。観客席に座るのは本当に久しぶりである。そこで分かったのだが、新しくなった観客席の椅子は以前と全く同じものだった。依然としてあまり座り心地は良くないということだ。(^_^;)

で、委嘱作品の新作オペラだが、最後まで観るのはかなりの忍耐力が必要だった。数年前からの流れでコンピュータで作られ、制御された映像が延々と流れる。その中で全くメロディーの無い殆どモノローグに近い歌唱が展開される。こういうオペラはどのように観たらよいのだろうと自問自答しながら舞台を眺めていた。

例えが間違っているかもしれないが、小さな嘘は責められるがそれが大規模に展開されると大きなプロパガンダの潮流となる。今夜の新作オペラを観ていてそんなことを考えていた。わたしの心の琴線は最後まで鳴ることがなかった。

舞台で駆使されている映像も2,3年ほど前に較べたらとても滑らに動いているし、舞台装置への融け込み方も格段の進歩を遂げているのは事実だが、この面で勝負したら映画にはかなわない。わたしの予想では舞台芸術においては既にこのテクニックの限界が来ていると思う。

かつての同僚達も頑張ってはいたが、かなり悪戦苦闘している様子も伺えた。(笑) 久しぶりに23時過ぎの帰宅。

タイヤ交換

火曜日・曇り、霧雨 / 最高気温9度

7時起床。今日は一日中ときどき霧雨の降るシットリとした空気で薄暗かった。こういう日が何日も続いたら気分も滅入ってきてしまう。

今日は2台の車のタイヤ交換の日。2週間ほど前に予約してやっと今日の予約が取れていた。数年前までは自分でジャッキを使って交換していたのだが身体が持たなくなった。24€位だからと数年前から工場に運んでやって貰っている。

その工場がわが家から車で走ればアウトバーンを使って15分くらいの距離なのだが、公共交通機関を使うと恐ろしく不便で時間も掛かるところにある。しかし森を突っ切って歩けば60分の距離。ウォーキングを趣味にしているわたしにとっては好都合ということになる。ただし雨が降らなければだけれど。今日はときどき霧雨が降ってきたが殆ど濡れることなくこの道を往復出来てホッとした。

予約は2台の車を続けて交換して貰うことにしてあったので、まず1台の車に乗って工場へ。それを預けてすぐに 6874歩・59分 歩いて帰宅。休む間もなく2台目の車を運転して工場へ。1台目の車のタイヤ交換が終わっていたのでそれを運転して帰宅。工場からの2台目の車のタイヤ交換も終わったという電話連絡があり、再び森の中の一本道を歩いて工場へ。2台目の車を運転して帰宅。という順序でやはり半日がかりだった。歩数計は13800歩・120分を表示。

さすがに疲れて4時ぐらいから45分の昼寝。これで生き返った。(笑)

今夜はガスタイクでのコンサートの切符が回ってきたのでブリギッテと一緒に行くことにした。彼女は今夜「イタリア語コース」があり迷ったのだがコンサートの方を選んだ。まあ、わたしでもそうする。

現在は Tram 路線の修復工事で代替バスが走っていて、演奏会終了後の帰宅が遅くなりそうだったのでSMARTでガスタイクの近くまで走り、そこに駐車した。これが正解で思ったより早く帰宅することが出来、明日仕事があるブリギッテに感謝された。(^_^) 今日の歩数は19776歩・14.04 Km

しばらく振りにコンサート

定期会員になっている人が行けなくなったというので切符が回ってきた。

23.10.2012, Dienstag 20:00 Uhr, Philharmonie
STÉPHANE DENÈVE

RADIO-SINFONIEORCHESTER STUTTGART DES SWR

JAN LISIECKI, Klavier
Im Februar 2010 stellte Winderstein den Dirigenten Stéphane Denève in einem Konzert des Scottish National Orchestra vor, er wurde begeistert gefeiert. Seitdem stand Denève am Pult des Sinfonieorchesters des Bayerischen Rundfunks und der Münchner Philharmoniker, jetzt kommt er als neuer Chef des Radio-Sinfonieorchesters Stuttgart wieder. Mit dabei: Der junge Wunderpianist Jan Lisiecki.

Programm
Maurice Ravel Le Tombeau de Couperin

Wolfgang Amadeus Mozart Konzert für Klavier und Orchester

Nr. 21 C-dur KV 467

Richard Strauss Tod und Verklärung

Maurice Ravel La Valse

このオーケストラと指揮者を生で聞くのは初めて。わたしの耳では批評など出来ないけれど、ラヴェルの作品の色彩豊かな響きは充分に楽しめた。だけど、ラヴェルの作品を最初と最後に持ってきたプログラムの意図がわたしにはよくわからない。単に La Valse が最後の大音量で盛り上がって幕切れにふさわしいということなのだろうか。

「死と変容」も面白かった。随所に顔を出す Richard Strauss 節がわたしには郷愁と感じられた。まだ音源を持っていないので買おうかな。

Mozart はあくまでも Mozart だった。でも、これをちゃんと演奏するのは難しいだろうと思う。演奏者の基本的な資質、才能という部分が見えてしまってごまかしがきかない。

20時に始まって終わったのが22時過ぎ。お腹一杯食べて、まんぞくしてレストランを出たような気持ちになった。

珍しく霧に包まれた1日

月曜日・曇り / 最高気温10度

7時50分起床。5時過ぎに1度目が覚めたのだが、そのあと二度寝して眼が覚めたら8時近かった。週末の疲れ(お客があった)が残っていて今日は一日中ボヤ〜ッとしていた。それでも夕方にウォーキングが出来ただけもうけものだと思っている。

リタイアした9月からわたし自身の生活のリズムというのを模索している。基本的には月曜日から金曜日までは自分1人で好きなように時間を配分出来る気ままな日、そして土曜日、日曜日の週末はブリギッテに合わせて家庭人としての日々にしようと考えている。

しかし先週末や今週末のようにブランチや招待があったりするとその疲れは月曜日まで持ち越してしまうようだ。これはちょっと想定外のことだった。(^_^;) 今週末も長女の誕生祝いを控えているので、3週間続けて週末は気の張ることである。

で、今日はブリギッテを送り出してから居間でボンヤリと本を読みながら過ごしてしまった。昨日までの素晴らしい天気が嘘のように、朝から霧が立ちこめる湿った灰色の日だったこともその一因ではある。起きてからも全くお腹が空いていないので朝食はパスした。無理に食べることもない。

お昼を過ぎた頃になってようやく空腹を感じて、昨日の残り物を食べた。いつものことだけれど、客を招いた食卓ではいろいろと神経を使わなくてはならず、あまり食べられないもので、次の日に食べる残り物が一番おいしいと感じる。今日もその例外ではなかった。

夕方4時を過ぎた頃にウォーキングに出掛ける。今にも降ってきそうな空の色だったけれど、雨には降られず8813歩・79分を歩いて帰宅。ブリギッテは勤めを終わったあとにわたしが頼んだ買い物をしてきたので8時頃の遅い帰宅となった。

先週に続いて再びブランチ

日曜日・曇りのち晴れ / 最高気温18度


7時起床。先週に続いて今日の日曜日も二組の夫婦を招いてのブランチ。料理の下ごしらえは昨夜のうちにやれるところまでやっておいたからそれほどアタフタせずに余裕を持って客を迎えることが出来た。ただ想定外だったのはお天気。昨日と同じような天気だったら最初からテラスに座ることを考えていたのだが、お昼過ぎまで曇り空で気温も上がらなかったから室内での食事となった。

備忘録のために供した料理を書いておく。写真をクリックすると拡大します。
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1.太巻き

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2.鴨のロースト+レンズ豆サラダ

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3.ハンバーグ+ウズラの卵

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4.春雨サラダ

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5.ジャガイモサラダ

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6.カボチャと栗の煮つけ

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7.酢漬けのオリーブ(出来合いを買ってきた)

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8.ワイン巻き(出来合いを買ってきた)

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9.酵母入りパン

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10.マンゴーのプディング

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11.チーズ盛り合わせ
今日招いたご夫婦同士は今日が初対面だけれど、片方の夫婦が他の夫婦に頼みたいことがあるというので、われわれが仲立ちをした。われわれはもちろん両方と友だちづきあいをしている。客が冷えたまま持って来てプレゼントしてくれた Champagne を飲みながら会話を交わしているうちにその場の空気も打ち解けてきて、それからあとの食事も気のおけないものとなった。

午後1時を過ぎる頃から昨日と同じように素晴らしい天気となる。片方の夫婦が今夜のオペラ「トスカ」を観に行くというので午後3時過ぎにお開きとなった。作った料理はとても食べきれなかったので、末娘夫婦に電話をかけて夕食に招く。彼女たちは7時頃に来訪。それから旺盛な食欲で余り物を食べてくれたがそれでも残ってしまった。いつもそうなのだが、お客を招いたときというのは「少ないんじゃないか?」という強迫観念に駆られて作り過ぎてしまう。でも、足りなくなるよりは良いからこの習慣は治らないだろう。(笑)

週末は金色の秋

土曜日・快晴 / 最高気温21度

8時10分起床。6時半に1度目が覚めたのだがそのあと二度寝をしてしまった。ブリギッテはいつもの週末買い出しへ。わたしはゆっくりと朝食をとったあと街へ出掛ける。昨日 Volkshochschule の「旅の英語」コースのテキストブックを注文しておいたので、それを受け取りに。ブリギッテにもカプセル・コーヒーを買ってくるように頼まれた。今日も朝から素晴らしい天気。

地下鉄の駅 Fraunhoferstr. で下車してまずはそこから Viktualienmarkt まで歩き始めた。暑くなく寒くなく本当に気持ちの良い空気。Am Gärtnerplatztheater の前の花壇では日光浴をしている人が多かった。逆光を浴びたそれらの人たちのシルエットの縁が金色に輝いて、いかにも秋の日を感じさせる。

まずはブリギッテに頼まれたカプセル・コーヒーを購入。それから Marienplatz 前の本屋 Hugendubel に向かう。その前に Apple Store に立ち寄ってみたのだが、土曜日でもあり店内は人で一杯。新しく出た iPhone 5 を手にとってその軽さを確かめただけで店を出てきた。

Hugendubel でテキストブックを受け取り、次は Theatinerstr. に面した Fünf Höfe の中の MUJI (無印良品) でノートを買い、その近くの文具店でボールペンの芯を買ってから帰宅。これ以上街の中にいると疲れそうなので Marienplatz から地下鉄に乗り Candidplatz で下車してそこから自宅まで歩くことにした。木曜日とは逆方向に歩いたことになる。この道もわたしの大好きなウォーキングコースで、土曜日の午後だからいつもよりは多くの人たちが歩いていて、自転車がわたしの側を通り過ぎていく。

自宅近くのビアガーデンのわきを通り過ぎたとき、この時期にしては多い客がのんびりとビールを飲んでいる光景に出くわした。帰宅したらブリギッテも買い物から戻ったところ。明日はまたブランチに客を招いているので、わたしはそれから家の中の掃除。ブリギッテは明日食べる料理の下ごしらえを始めた。夕方からブリギッテはお母さんを連れて演劇を観に出掛けた。誰かから今夜の切符が回ってきたらしい。

今日は新鮮で気持ちの良い空気の中を歩いたから、夜9時を過ぎる頃にはわたしも眠気がさしてきた。歩数計は14,000歩を超えた。

読書三昧

金曜日・晴れ / 最高気温23度

7時起床。良い天気が続いている。今日は特別書くようなことをなにもしなかった。朝食を済ませてから日当たりの良い窓際に座り、数日前にオンラインで購入した「光圀伝」電子特別版 (中)をひたすら読み続けた。

この本は9月末に日本から戻ってくるときに本屋で見つけて買おうかどうか迷ったものだった。単行本で厚さは5cmほどもあり重量もかなりなもの。旅行カバンの中には入りきれないとみて諦めたのだが、先週、オンラインで電子書籍として購入出来ることを知った。早速ダウンロードして読み始めたら、なかなか面白くて上巻はすぐに読み終えた。昨夜、中巻をダウンロードして今朝から読み始めたのだ。外国に暮らしているものにとって、電子書籍で読めるというのは本当にありがたいことだと思う。

端末は iPhone 4S だが Retina Display の明瞭さが素晴らしい。スイスイと読み進めてしまうのだがさすがに午後3時頃になったら眼が疲れてきた。眼を休ませる意味もあってウォーキングに出掛けた。シャツ一枚で家を出たのだが歩き始めから寒さを感じるどころかしばらくすると汗ばんできた。いつもよりちょっと欲張って8944歩・79分を歩いて帰宅。

帰宅して渇いた喉に Weißbier がうまい! 6時を過ぎた頃に空腹を感じてスパゲッティ・ペペロンチーノを作って食べた。帰宅したブリギッテにもそれを作ってあげようとしたのだが、彼女はあまりこれが好きではない。自分でドイツのパンにハムと目玉焼きを乗っけておいしそうに食べていた。(笑)

秋の空気感を楽しんだ

木曜日・晴れ / 最高気温21度

7時起床。昨夕、ブリギッテが水泳に行こうとしてSMARTのエンジンをかけたらバッテリーが上がってしまっていた。今日しなければならないことはまずこの件。朝食のあとメールチェックをしてから早速検証に取りかかった。

わたしが試しにエンジンをかけようとしても「プスン、プスン」と言うだけでこれは完全にバッテリーが上がっている。このバッテリーをいつ買ったのかを調べてみたが過去2年間の記録の中には見つけられなかった。この SMART は買い物に使うくらいで遠出をすることは全く無い。アウトバーンを何時間も走るのには信頼性が持てないのだ。インターネットで検索してみると「走行時間20分くらいの近距離を一週間に2度ほど走る程度だとバッテリーは2年ほどしか持たない」ということで、やはり寿命だということになる。トヨタ・カローラのバッテリーとケーブルを繋いで起動させてからそのまま自動車修理工場 ATU に持ち込んだ。

新品のバッテリーに交換するのには2〜3時間かかると言うが、まあ、2時間だろうと見積もって家には戻らずに待つことにした。さいわい ATU のまわりにはホームセンターなどがあって時間をつぶすには問題がない。ホームセンターで40分ぐらいいろいろ見て回ったあと、McDonald’s でコーヒーを飲むことにした。ここは屋外の席もあって今日は気温も高いし太陽が出ていてとても気持ちがよい。iPhone 4Sに入れておいた「光圀伝」を読みながらコーヒーを楽しんだ。数年前から McDonald’s のコーヒーも侮れないおいしさになっていて値段も安い。(レギュラーの大きさが2.39 € )

2時間ほどあとに車をピックアップして帰宅。値段は工賃も入れて115 € だった。帰宅して簡単な昼食を取ったあと2時40分過ぎに家を出て「英語コース」へと向かう。今日もわが家から Candidplatz まで約40分の道を歩いた。途中、何度か立ち止まって写真を撮ったがやはり一眼レフで撮るのとは画質が違う。わたしの腕が悪いのか秋の空気感がどうしても表現出来ない。

午後4時15分から「旅のための英語」コースに参加した。これまで試した二つのコースでも男性は1人か2人だったのだが、今日のコースはなんと男性はわたし1人。これって、どういうことなんだろうと、しばし考えてしまった。男たちは何処へ行ったのだ、わたしは男として普通じゃないのか?(笑) わたしが期待していたほどのスピードではなかったけれど、授業の内容は興味深いものだったので、今シーズンはこのコースを受講するつもり。

久しぶりに「匠」で餃子

水曜日・晴れ / 最高気温19度

7時起床。天気予報では今日は晴れ。朝のうちこそ曇り空だったけれどそのあとはちょっとした風もあって気持ちの良い一日となった。なにも予定はなかったので、さて、今日は何をしようかなとワクワク。

水曜日はミュンヘンの本格的ラーメン店「匠」で餃子が半額の日。いつも水曜日は何らかの用事が入ってしまってしばらく行けなかったが、今日は大丈夫。午前中に片付けるべき家の中の用事を処理して12時少し前に家を出た。

ここ1週間ぐらいの間に街路樹はもうすっかり色付いていて歩道にも落ち葉が目立つようになっていた。せっかくの素晴らしい天気だから今日は Candidplatz 駅まで歩くことにした。ちょうどその駅のところに銀行があるのでその用事も済ませることが出来る。時間にして約45分。

ラーメン店に着いたときにはしっかり歩いたあとだから適度にお腹が空いていた。頼んだのはお昼の定食で「豚丼+餃子セット」これにもう一皿餃子を付けて貰った。要するに「豚丼+餃子10個」というわけ。餃子はまあまあおいしく及第点、豚丼はちょっと甘みが勝ちすぎてわたしにはくどいと感じた。どうしても吉野家とか松屋の「牛丼」と比較してしまう。

帰り道、 Marienplatz の Kaufhof に立ち寄るつもりだったのだが、乗り換えが面倒なので今日はまっすぐ帰宅した。家に着く頃には眠気との戦い。 iPhone のタイマーで45分セットして昼寝。これは気持ちが良かった。

眼が覚めてからアイロン掛け、わたしのシャツ3枚とブリギッテのブラウスが1枚、そして2枚の布巾だけだったのですぐに終わってしまった。ブリギッテは7時過ぎに帰宅して荷物を置くとすぐに水泳に出掛けてしまった。元気だ!

小型スピーカー探し

火曜日・曇りのち晴れ / 最高気温12度

7時起床。寝床の中で雨音を聞いていた。その日の天気に気分を左右されやすいわたしはあまり弾まない気分で起床。外気温も5度とまるで冬並みの寒さ。今日はおとなしく家に居て、まだ読んでいない雑誌 Mac Fan を読もうかと考えていた。しかし時間が経つにつれてだんだん良い天気になってくる。お昼近くには青い空まで見えてきた。

急に思い立って軽く昼食を取ったあと出掛けることにした。小型スピーカー物色のためである。日本の友人に頼んで買って貰った雑誌 DigiFi 7月号の付録に USB DAC付きデジタルパワーアンプが付いていて、それを自室の iMac に取り付けた。娘のひとりが昔使っていたミニコンポ・AIWA のスピーカーをとりあえず付けてみたのだがこれではやはり役不足。今すぐに欲しいというわけではないが品定めをしておこうと思った。それに、こんな良い天気の日に歩かない手はない。 Wettersteinplatz まで約40分の距離を歩いた。

始めに街中の SATURN に行ってみたがコンピューターモニタの脇に置くのに適当なスピーカーというものが殆ど陳列されていない。それで Einsteinstr. にある MediaMarkt まで足を運んだがここも同じ。ちょっと驚いてしまった。やはりオーディオ専門店に行かなくてはならないのかも知れない。大きな家電販売店のある日本が羨ましい。これからも気長に捜してみるつもりだ。

帰宅してから声のトレーニングをして、夕方から Weißbier を飲み始めた。飲みながら夕食の支度をする。まず、豆腐とジャガイモの味噌汁を作り、ツナ缶を空けて極薄にスライスしたタマネギを冷水に晒しマヨネーズで和えた。もうひとつのタマネギはみじん切りにして油で炒めオムレツにした。どれもがわたしの好物である。(^_^)

ブリギッテは今夜、勤め先で警備のプロが来て演習があるとかで帰りは遅かった。夕飯も勤め先で出たらしい。どうやら明日の昼食も今夕と同じものを食べることになりそうだ。(笑) 今日はけっこう歩いていて歩数計の数字は 13,210歩

Volkshochschule・英語コースを試す

月曜日・小雨ときどき曇り / 最高気温9度

7時半起床。珍しく今朝は寝入っていてブリギッテに起こされた。10時から Volkshochschule(市民大学) の英語コースに行くことになっていたのだ。10月の始めから初級コースに通い始めたのだが、そのコースは本当の初心者向けでわたしには少々退屈だった。それでその上のクラスに申し込み、今日がその最初の日だったのである。ひさしぶりに現役時代と同じ9時過ぎに家を出ることになって、ちょっと新鮮な気持ち。(^_^;)

10時から11時半までの授業だったが、どうやらこのコースならわたしも勉強する意欲が湧きそう。今週の木曜日にもうひとつの興味あるコース「旅のための英語」があるのでそれを試してからどちらかに決めようと思う。終了後、雨が止んでいたのでそこからウォーキング。5795歩・52分 を歩いた頃にまた雨が落ちてきたのでそこからバスに乗って帰宅。

帰宅後、昨夜ブリギッテが作っておいた Linseneintopf (レンズ豆の煮込み料理)を温めて食べる。少し量が多いかなと思ったが、歩いてきたばかりだからかあっさりと平らげた。不思議なことに今日は昼食のあとも眠気が訪れず、家の中の片付けや声のトレーニングをして過ごした。夕方7時頃にブリギッテが帰宅。

今夕は肉食大好きのわたしには珍しく「生野菜サラダ」が食べたいと思った。こんなことは滅多に無いのだが、きっと身体がそれを必要としていたのだろう。ブリギッテにボール一杯の生野菜サラダを作って貰ってそれを平らげた。

総勢9人でのブランチ

日曜日・晴れ / 最高気温15度

8時起床。昨夜は義妹の旦那 (Obersdorf )の料理した Käsespätzle を食べたせいかお腹がもたれて午前3時頃に眼が覚めてしまった。彼の言うのには Holzfäller(きこり)が食べるものらしい。ドイツ人肉体労働者用の料理はひ弱な日本人の胃には重すぎた。(-_-;)

昨夜は義妹の旦那と息子は義母宅に、義妹と彼女の娘がわが家に泊まったのだが、9時過ぎには女性3人で水泳に出掛けて行った。何と元気な!彼女たちの戻ってくるのを待って11時ぐらいからブランチ。メンバーは昨夜と同じく、義母、末娘夫婦をまじえた9人。わたしを除く全員が昨夜と同じく旺盛な食欲を示して「こんなにたくさん食べるかな?」と危惧していたパンをすっかり平らげてくれた。

食べるだけではなく食卓でのおしゃべりもフル回転でわたしは途中で話題についていくのをギブアップ。皆の会話はわたしの左耳から入って右の耳へと素通りしていった。午後1時過ぎにお開きとなったのだが、その後わたしはソファの上で10分ほど爆睡。しかしこの短い熟睡でわたしはまた生き返った。

今日は陽の光溢れる素晴らしい日曜日だったので、午後からは日向ぼっこでもしようかと思ったのだが、ブリギッテが庭の垣根の手入れを始めた。妻が汗をかいて働いているのに、男のわたしが日向ぼっこをしているわけにもいかなくてそれを手伝う羽目になる。1時間ほどでそれも終わったので天下晴れて Weißbier を飲み始めた。(笑)

夕方5時近くになって歩数計をみると3千歩に満たない数字。ビールの酔いが快かったのだけれど、心を鬼にしてウォーキングに出掛けた。5988歩・51分を歩いて帰宅。疲れたけれど終わってみればなかなか楽しい日曜日だった。

Odysseus の冬眠が始まる

土曜日・晴れときどき曇り / 最高気温12度

7時40分起床。久しぶりに昨夜は夜中3時過ぎに眼が覚めてからしばらく寝付けなかった。まあ、そういう事もある。土曜日はいつもなら掃除とか片付けで妻にこき使われるのだけれど、今日は妹一家が訪れて買い物に付き合っていたので彼女は留守。おかげで週日と変わらぬ時間を過ごせた。(^_^)
今週の初め頃から庭で飼っている亀の Odysseus の姿が見えなかった。ちょうど寒くなり始めて小雨が降り続いた日が続いたからきっと冬眠に入ったに違いない。大体の場所は見当がついていたのでそこを少し掘ったらやはり見つかった。(^_^) まだ氷点下に気温が下がることはないがそういう季節はそこまでやってきている。それで今日彼を冬眠箱に移すことにした。掘り起こしたら泥にまみれた姿だったのでぬるま湯につけてきれいにしてから地下室の冬眠箱に入れ上から落ち葉をかけた。これで来年4月頃まで彼とはお別れである。毎年、この作業をしているときにはちょっとした羨ましさを憶えたものだが、今年からリタイヤしたわたしの生活も似たようなものだと思うとおかしくなる。上の写真は2004年に移したもの。あれから8年という歳月が過ぎて Odysseus もずいぶん大きくなったものだ。

いつもの土曜日ほどの手間をかけたものではなかったが、各部屋に掃除機をかけて簡単に整頓してからブリギッテは妹との買い物に出掛けて行った。わたしはそれから30分ほど練習したあと昼食。昨日作ったカレーの残りをおいしく食べる。眠くならないうちにとそのあとすぐにウォーキングに出掛けた。7606歩・67分を歩いて帰宅。

夜は義母の住まいに行き妹の家族4人と末娘夫婦もまじえてにぎやかな夕食。かなりお腹にドカッと来る料理でわたしはすぐにお腹一杯になってしまった。23時頃の帰宅。

久しぶりにカレーを作る

金曜日・小雨ときどき曇り / 最高気温15度

7時20分起床。今日もほとんど一日中小雨が降り続いた。しかし、夕方になっていったん降り止んだ隙を突いてウォーキングをすることが出来たので、まあまあの一日となった。

ブリギッテは早起きして出勤前の水泳へ出掛けたので今日の朝食は一人でゆっくりととった。朝食のあとは本を読んだり練習をしたりしながらときおり空を眺めて、小雨が止むのを待っていた。そんなことをしているうちにいつの間にかお昼近く。

今日はカレーを作ることにしていたので材料の在庫を調べてみたら「ニンジン」が切れている。仕方がないから冷蔵庫に入っていた茄子を使うことにした。茄子は一口大より少し大きめに切って前もってフライパンで炒めておいた。出来上がったカレーはいつものおいしさで茄子もそれなりの味。

午後も読みかけの本を読み進めていたが夕方5時近くになって雨が止んだ。すぐに家を出て6923歩・60分のウォーキング。今日も最後の5分ぐらいから雨に降られたがそれほど濡れることもなく帰宅。

明日からの週末はブリギッテの妹一家4人が一週間遅れて義母の誕生日を祝うためにミュンヘンに来るので何かと忙しそうだ。

やっと晴れ間が

木曜日・曇りときどき晴れ / 最高気温11度

7時起床。2日間、雨が降り続いた日が終わって今日はようやく晴れ間が見える日となった。太陽の光というのがわたしにとってなにより大事なものということが今回も確認出来た。

ブリギッテを8時過ぎに送り出してからメールチェックをしたあとウォーキングに出掛ける。わたしが履いている MBT の靴がちょっと重いような気がしていて、今日はブリギッテの靴を借りて出掛けた。こういう時にお互いの足の寸法が同じなのは吉。(笑)

体感的にはわたしの靴の半分くらいの重さに感じられて足がスイスイと前に進む。しかし最後の方は血糖値がガクンと下がって強烈な空腹感に襲われた。7569歩・65分を歩いて満足。

昼食は冷凍してあったご飯を使ってソーセージを入れた炒飯を作って食べる。少し量が多かったようで、そのあとの昼寝は爆睡状態。

午後3時過ぎに用事があって Schwabing まで出掛けたが用件は空振りに終わった。しかしついでに日本食料品店に立ち寄り「豆腐」「インスタントラーメン」「カレー・ルー」などを買ってきたから全くの無駄足ではなかった。久しぶりにカレーが食べたくなったので明日作るつもり。不思議なのだが、日本に帰ったときにはカレーを食べなかったことにドイツに戻ってきてから気がつく。次回にはおいしい店を探しておこう。

明日から週末にかけてはどうやら天気が持ち直しそうな気配なので今夜はどこか気分が軽い。

台所の排水管が詰まった

水曜日・雨 / 最高気温10度

7時20分起床。昨日に続いて今日もほとんど一日中雨が降り続いた。気温も今年の夏以来最低の10度と肌寒い。昨日から気になっていた台所の排水管の詰まりを直さなくてはならないので朝から気が重かった。

ドイツでは家庭内のちょっとした修理とかを業者に頼むと時間も掛かるし費用も馬鹿にならない。排水管というのはどうしても数年に一度ぐらいは詰まってしまう。わたしは電気系統の修理と水回りの修理は実をいうといじるのを躊躇してしまう。まかり間違うと事故に繋がりかねないからだ。今朝も作業を始めるまでが憂鬱だった。

もう5年以上も前にやはり同じ排水管が詰まって、その時には隣の住人に手伝って貰った。その手順を見ていたので自分にも出来るとは思うのだが、やはり配水管を外したりするのは勇気が要る。一番の心配は詰まりを直したあと、また元通りに水漏れが無く繋げることが出来るかどうかだ。

配水管を取り外してみると案じていたほど詰まっているわけではない。もっと管の先の方で詰まっているようで、これは私の手には負えない。そこで取り外した管の中を掃除してまた組み立てた。以前よりはスムーズに水が流れるようになったが100%ではない。今度詰まったときには業者に頼まなくてはならないだろう。

昨日も雨が降り続いて歩けなかったから、今日は何とかウォーキングに出掛けたかった。身体を動かさないと気分までもが滅入ってきてしまう。午後2時頃に一度雨が止んだので思い切って出掛けてみたが、最後の20分ほどは小雨になり濡れてしまった。でも 6735歩・58分 を歩けて満足。

雨の日は気分までもが湿りがち

火曜日・雨 / 最高気温15度

7時20分起床。今日は朝から一日中雨。気が滅入る。私が起きたときにはブリギッテはすでに出社したあと。彼女は今日の仕事が終わったあとイタリア語コースに行く。よくまあ、エネルギッシュに身体が続くものだと思う。

わたしは昨夜の食事がまだ消化されないのか、朝食を食べたいと思わない。お腹が空いていなければ別に食べなくても良いのだ、という記事を数日前に読んだので健康への不安もなく朝食はパス。

9時過ぎに用事があったので雨の中を出掛けた。この時間になってようやく雨も小降りにはなったがそのあとも一日中止むことはなかった。午後1時頃に帰宅。昨夜の宴そっくりそのままの料理を電子レンジで温めて食べる。こなれたおいしさを感じた。

午後になってもウォーキングに行くことは出来ないから、 iMac に溜め込んであるテレビからの録画を観た。そのあと30分ほど声出し。そして台所で包丁研ぎを始める。この単純作業はアイロン掛けと似ていて、集中してやっていると Meditation(宗教的瞑想)に近い状態になるようだ。(笑) 夕方6時を過ぎた頃になって Weißbier を飲み始める。肴はサラミソーセージ。

台所のシンクがどうもどこかで詰まっているようで水が流れる速度が極度に遅い。明日はシンクの下に潜り込んで管を分解してその原因を探らなくては。

定年退職して「毎日が日曜日」の生活になるかと思ったのだがどうも現実は違うようだ。「毎日何かが起こる」というのが実感である。(^_^;)

自動車ガソリンの値段 (2012年10月8日)

2ヶ月ぶりの報告。しばらく前からこのガソリンスタンドの看板が模様替えになっていた。前後の雨の日の合間を縫っての撮影。

ガソリンの値段の方はジワリジワリと上昇しているのはいつも通り。このガソリンスタンドはミュンヘンの中でも安い方で、この先の ARAL という大手のガソリンスタンドはここより1〜2セント高い。先日 Prien でガソリンを入れたのだが、そこはこの写真のガソリンスタンドより6セントも安かった。

義母の82歳の誕生日を祝う

月曜日・晴れ / 最高気温14度

6時半起床。今日から一週間、ボイラー工事のために温水が使えないという通知が来ていたので、早起きしてシャワーを浴びて洗髪した。ブリギッテは彼女のお母さんと Marienplatz にある Rischart で朝食をするために早めに家を出た。

私はそれから少しゆっくりとして10時半過ぎに出掛ける。用事を済ませたあと、途中、ガソリンスタンドの写真を撮ったりして帰宅。昼食は残り物のハムを入れた炒飯を作って食べた。今夜はしっかりとした肉料理が待っているので昼は少なめに。

そのあと切れていた Weißbier を買いに車で出掛ける。今回は久しぶりに Franziskaner と先回も買った Löwenbräu の2ケースを買う。締めて22 € なり。そしてウォーキングへと出掛けた。4時半にはオーブンのスイッチを入れなくてはならないので4586歩・40分しか歩けなかった。帰宅後、居間のソファの上で50分ほどの昼寝。

ブリギッテは6時半頃に帰宅して早速今夜の宴の準備に取りかかる。7時に義母と弟夫婦が来訪して、昨日から準備しておいた「ラムのもも肉料理」を中心にした料理を食べ始める。ラム肉をオーブンに入れ、80度という低温で2時間半ほどゆっくりと焼き上げたものだがほろほろと柔らかく仕上がった。

家族だけのパーティだったので雰囲気もざっくばらん。話も弾んで22時半にお開きとなった。後片づけをして就寝は23時半。

女性はパワフル!

日記に書いたように、昨日は夫婦で 雨の降る中を Prien に住まいを構えた次女を訪ねた。次女は9月にバイロイト大学を修了して Herren Chiemsee 湖畔の街 Prien にアパートを借り、あるクリニックに先週から勤め始めた。わたしは何もしないでブリギッテについていっただけだったが、彼女は朝からエネルギッシュ。その模様を記しておく。
その1
わが家の倉庫には親類から貰った自転車が数年間使わないまま入っていた。次女は自分の自転車を持っているのだが、恋人が来たときなど湖畔を一緒にサイクリングするのには2台必要だからとそれを持っていくことにした。わが家の車は2週間ほど前から次女が Prien に持っていって使っているのでわれわれは列車で行くしか方法がない。そして昨日はあいにくの雨降りだった。

ドイツの列車は5ユーロ払うと自転車を乗せても良いことになっていてそのためのスペースも取ってあるから問題はない。地下鉄も自転車持ち込みが可能なのでこれも OK。しかしわが家から地下鉄までの区間は自転車持ち込み禁止だからそこまでは自力で走らなくてはならない。

さて、昨日の朝、倉庫から出してきた自転車は埃にまみれていて、おまけにタイヤの空気が抜けていてペチャンコ状態。地下鉄の駅までは自転車でも10分は掛かるから着いたときにはずぶ濡れになるはず。わたしは
「今日は自転車を持っていくのを止めて次の機会にしようよ」と持ちかけた。返ってきた答えは
「わたしが雨合羽を着て片手に傘をさして地下鉄の駅まで乗っていきますから、あなたはあとでバスで来て下さい」
「しかしタイヤの空気が抜けてて、空気を入れてもどこまで持つかわからないよ」と私。
「空気が抜けたら止まってまた入れればいいわよ」
「でも雨が降ってるんだよ」
「平気、平気」
というやりとりがあり、私はバスであとから追いかけた。彼女がどこかで立ち往生しているのではないかと走るバスの窓から雨の降り続ける外を見続けていたが地下鉄の駅に着いてみると彼女がニコニコして手を振っている。話を聞いてみると一度だけ止まって雨が降る中でタイヤに空気を入れたそうだ。よくやるなぁ!

その2
ミュンヘンの中央駅から出るザルツブルグ行きの列車の自転車運搬用の箱に乗りこみ、ホッと一息。あとは Prien に着くまで本でも読んで座っていればよい。
発車間際にドカドカと50歳近辺のおばちゃんグループが乗ってきた。どうやら仲の良い友だち同士でザルツブルグへの旅行らしい。このおばちゃんたち、座るとすぐにおしゃべりを始めだした。これがうるさいのなんの!中に二人ほどけたたましい声で笑うおばちゃんがいて、誰かが何かの話を始めるとまずその二人が、そしてそのあと全員が笑い出す。初めのうちはそれを無視して本を読もうとしたのだが、これは無理だった。

本を閉じて彼女たちの話を聞いていると、他愛のないことが話題になっていて、あれでなんで笑えるのだろうと不思議。そこで思いついたのだが、あれだけ笑えるというのが女性の長寿の要因のひとつではないかということ。男同士のグループではこうはいかない。やはり「心の底から笑う」というのは長寿の秘訣なんだろう。8人のドイツのおばちゃんたちは骨格がたくましく、全員が確実に私より体重が多そうだったことを付け加えておく。

その3
次女の住まいを引き上げてきたのは午後3時45分。帰路は私がわが家の車を運転した。途中数度渋滞があったけれど、それほど時間も掛からずに夕方7時頃に帰宅。さすがのブリギッテも車の中では爆睡状態だった。(笑) わたしは久しぶりの運転だったから疲れて帰宅したあとは、 iMac で土曜日に録画しておいた Sportschau を Weißbier を飲みながら見始める。

私がグータラとしている一方で、彼女は台所で料理を始めた。明日(10月8日)は彼女のお母さんの82歳の誕生日で夕食をわが家で食べるのだそうだ。参加者はブリギッテの弟夫婦を入れて5人。今日(月曜日)はブリギッテも仕事があるので、勤めから帰宅してすぐに食べられるようにと、前菜のスープ、肉料理に付け合わせるシュペツレ、芽キャベツを料理し、デザートのムースショコラ、などを作った。そしてメインの肉料理の準備をして、私に「明日の16時半に忘れないでオーブンのスイッチを入れてね」と言い残して就寝。

彼女は今朝は6時前に起床。お母さんと街なかのカフェで誕生日の朝食をとるのだと8時前に出掛けて行った。
「今夜は夕食に招いているのだから、なにも出勤前の慌ただしい中をお母さんを連れて朝食に行かなくてももいいのでは?」と言うと
「誕生日は特別の日なんです!」と睨まれた。
とてもじゃないが私にはついていけない。(-_-;) 今日の16時半にはリマインダーをかけてオーブンのスイッチを入れるのを忘れないようにしなくては。

次女の新居を訪問

日曜日・雨 / 最高気温15度

7時半起床。朝眼が覚めると雨音が聞こえる。今日は Herren Chiemsee 湖畔の街 Prien に次女を訪問する約束をしていたのでこの天気にはガックリ。昨日はあんなに素晴らしい秋の日だったのに。

末娘と時を同じくして次女も先月バイロイトの大学を卒業し Prien にあるクリニックに就職した。先週から勤めも始まっている。ミュンヘン発10時48分の列車に乗るためにわれわれが家を出たときには少し小降りになっていた。列車は1時間ほどで Prien に到着。駅まで次女と彼女の恋人が迎えに来てくれていた。

彼女の住むアパートの前を通ったが部屋には入らず、まずは Herren Chiemsee まで散歩をする。この時には雨も止んでいたがモヤで湖の対岸の山は見えなかった。中央奥に見えるのが Ludwig II が建てた Schloss Herren Chiemsee 。ちょうどお腹が空いてきたので湖畔のレストランに入り昼食を取る。

次女のアパートまで徒歩で帰るときになってまた雨が降ってきた。それもちょっと激しい勢い。雨傘を持ってはいたが彼女の部屋に入ったときにはけっこう濡れてしまった。

次女がコーヒーを煎れてくれてお茶になったがその間に彼女の新居を見学。とても住みやすそうにきれいに整っていて安心する。その殆どは彼女の恋人が2週間の休暇を取ってやってくれたという。

3時45分頃に彼女のアパートを出て今度は車でミュンヘンに戻った。わが家の車を引っ越しの間2週間ほど彼女が使っていたのだ。途中で渋滞に遭ったけれど5時半頃に帰宅。

明日は義母の82歳の誕生日で、わが家で夕食をとるというのでブリギッテはそれからその下準備に取りかかった。その間わたしは昨日録画しておいたサッカーのダイジェスト版を見る。

末娘の大学卒業を祝う

土曜日・快晴 / 最高気温23度

6時半起床。夜中に1度も眼が覚めること無しに6時半まで眠った。それからあとは眠れそうもないので少し早いがそのまま起きてしまった。起床時間が早いと朝食までの間にメールチェックなどがはかどり、ちょっと得した感じになる。なんのことはない、ことわざ通りだ。

朝食のあとブリギッテは彼女のお母さんと一緒に週末の買い物へ。一人で買い物をするのが困難になっている義母にとっては週一度の娘と一緒の買い物が最近は楽しみで重要なプログラムになっている。ブリギッテ一人で行けばササッと買い物を済ませて帰ってこれるのだが、義母と一緒だとどうしてもその倍は時間が掛かる。まあ、これも親孝行のひとつだろう。

その間を利用して、わたしは住まいの掃除を始めた。各室に掃除機をかけ、家具の位置を調え、天井とか部屋の隅の蜘蛛の巣のような埃を除去。わが家は日本風に呼ぶと1階なので、夏の間は小さな虫が入ってきてすぐに綿ぼこりのような巣を作り出す。掃除が終わったのは12時過ぎ。ちょうどその頃にブリギッテも帰宅。掃除が終わっているのを見て彼女はもちろん喜んだ。

しばらく振りに昼食はテラスで取る。直射日光が当たるところは暑いくらい。でも風があったので気持ちが良かった。夕方3時を過ぎた頃にウォーキングに出掛ける。今日は少し身体が怠くてモチベーションが上がらなかったけれど、とにかく歩き出した。8356歩・74分を歩いて帰宅。快晴の土曜日とあって自転車で走っている人たちが多く、そちらに神経を使っていつものように気楽には歩けなかった。まあ、こんなことは1年に何度もないのだけれど。

まるで夏の日のようにポロシャツ一枚で歩いたのだが、しっかり汗をかいた。シャワーを浴びて汗を流す。夕食は末娘夫婦と義母をまじえて Rue des Halles で外食。末娘の大学卒業を祝った。

夕焼け雲に心がなごんだ

金曜日・晴れ / 最高気温21度

6時半起床。なんだか今週はあっと言う間に週末に突入しそうな感じ。ブリギッテは起床後、朝食をとらずに水泳に出掛けていったん帰宅してすぐに勤めに出て、朝食は会社で済ませるということを昨夜聞いていた。

たまたま先日冷凍しておいた酢飯があったのを思い出し、彼女が水泳に行っている間に「いなり寿司」を作った。ブリギッテも大好きなのだが、会社で仲良くしている同僚も「いなり寿司」が大好物。2人分、6個をタッパーウェアに詰めて持たせてやった。少ないようだが二人ともダイエット中なのである。(^_^;)

彼女を送り出してからゆっくりとシャワーを浴びて、まずはメールチェック。そのあと天気が崩れないうちにとウォーキングに出掛けた。昨日も朝のうちは良い天気だったのがだんだん曇ってきて夕方には小雨になってしまった。その失敗を繰り返したくなかったのだ。8410歩・71分を歩いて帰宅。

昼食はわたしもいなり寿司を食べる。わたしが食べたのは油揚げを開くときに失敗して、穴が空いてしまったもの。姿は悪いが味は全く変わらない。(笑)

午後は Mac でビデオの編集をしたり、ピアノの前に座って練習したり、本を読んだりしていたが、庭の芝がだいぶ伸びているのが眼に入った。多分、冬が来る前の最後になるだろうが芝刈りをすることにした。そのあとも今日は昼寝をせずに読みかけの推理小説 写楽殺人事件 (講談社文庫): 高橋 克彦 を読み進める。

夕方になってふと空を見上げると見事な夕焼け雲が。明日も良い天気になりそうだ。

これからの日々はこんな感じかな

木曜日・曇り / 最高気温19度

7時起床。日本から戻ってきて昨日まで「タンホイザー」が3回、そして昨日のベートーベンの第九交響曲と続いたが、今日からはどうやら年金生活者らしい静かな生活になりそう。

8時過ぎにブリギッテを送り出してからメールチェックをして、そのあとゆっくりとシャワーを浴びた。そのあとはピアノの前に座って発声練習。今後、もし急な要請がある時に備えて声の調子だけは整えておこうかなと思う。それに訓練というのはときどき思いがけず新しい発見をすることも少なくないので決して嫌ではない。

少し疲れたのでそのあと、いつかきちんといじってみたいと思っていた iMovie.app を触ってみる。まだ良く使い方が分からない。しかし、このソフトウェアはいつか使うような気がするのだ。

お昼時になったので、しばらく振りに「HAGURUMA」に行くことにした。ここの女主人が和太鼓をやる人で、末娘の結婚式の時に披露宴で演奏して貰ったのだ。今日は挨拶がてら昼の「トンカツ定食」を食べた。食べ終わってからクリーニング店へ向かう。そこから Tram の駅まで歩いているとき偶然に末娘に出会った。狭いミュンヘンとは言え、こんなことは珍しい。

日本での演奏会で着た黒いスーツをクリーニング店から受け取って帰宅。眠かったので30分のタイマーをセットして居間のソファの上に横になる。そのあと、ウォーキングに出掛けようと思っていたのだが眼が覚めたら外は小雨。それではと、洗い上がっていたわたしのシャツ2枚、ブリギッテのブラウス2枚のアイロン掛けをする。

ブリギッテが7時過ぎに帰宅して、今夕はスパゲッティを食べた。8時のニュースを見たあと、日本に行く前に録画しておいたテレビ番組を見て今日はお終い。

ドイツ再統一の祝日

水曜日・快晴 / 最高気温20度

6時半起床。今日は「ドイツ再統一の日」( Der Tag der Deutschen Einheit )で祝日。ドイツには16の州があってこの日は各州が持ち回りで祝典を行うことになっている。今年はバイエルン州の当番ということで、まず教会でのミサを行ったあと、Nationaltheater での祝典があった。

ケント・ナガノ氏の指揮でオーケストラが「バラの騎士・組曲」とベートーベンの第九交響曲から合唱付きの4楽章だけを演奏したのだが、昨夜「タンホイザー」をやっている最中に、第九の合唱に出てくれないかと打診があった。それを引き受けて今日は朝から劇場へ。

今日の警備は物々しいもので、劇場に入る者は、身分証明書と劇場パスを提示しなくてはならなかった。わたしの場合はパスポートと劇場パスである。ちょうどわたしの後ろにはケント・ナガノ氏が来ていて彼も USA のパスを提示していた。それが済んでから警備員がわれわれの手の甲とか腕に確認のスタンプを押す。なんだかディスコに入るような感じ。ケント・ナガノ氏に「あなたも手にスタンプを押されたのですか?」と訊いたら、それはさすがになかったそうだ。(笑) われわれの楽屋が並ぶ廊下には4人の警官が警備していて不審者をチェックしていたがこれもわたしには初めての経験。

10時から本舞台での練習があったのだが、進行の段取りなども試していたから待ち時間が多かった。われわれの出番は12時を過ぎたころ。終了は午後1時頃だった。

素晴らしい天気だったから久しぶりに劇場から Max-Weber-Platz まで歩く。空腹も手伝って帰宅したときにはすっかり疲れていた。テラスで Weißbier を飲みながらブリギッテが作ってくれていた昼食を食べ、コーヒーを飲んだあとはベッドに直行して昼寝。1時間ほど眠って起きて、元気になった。

今日の祝典はテレビでも実況放送していたのでそれを録画しておいた。それを一通り観おわると外はもう薄暗くなっていた。秋の日は短い。

今夜もピンチヒッター

火曜日・晴れ / 最高気温17度

7時半起床。朝のうちは曇り空で、もう晩秋かと思わせるような天気だったのが、お昼頃には明るい太陽が出て素晴らしい秋の日となった。いかにもオクトーバーフェストにピッタリという感じ。

今日もまた「タンホイザー」に出ることになっていて、それが16時開演というので3時過ぎには家を出なくてはならない。で、今日はウォーキングは止めて体力を温存することにした。素晴らしい天気だったので勿体ない気がしたのは確かだけれど、そこは我慢である。

ウォーキングをしない代わりに、家の中のこまごまとした片付けや水回りの点検をした。それもすぐに終わってしまったので、 iMac の中に録画しておいたテレビ番組を消化することにする。いつか観ようと思って録画しておいた映画などがずいぶん溜まっていて今日はその中のひとつを観終わった。

午後2時半頃になって急に眠気が訪れたので、居間のソファの上で30分だけ眠る。 iPhone の目覚ましをかけて眠ったのだが、目覚めたときにはスッキリ!

3時過ぎのバスで劇場へ向かった。今日は3回目の公演なのであまり緊張することもなく終わる。今夜は末娘が舞台裏で最終幕のフルートを吹いていて図らずも親子共演となった。(笑)

明日は「ドイツ再統一の日」で祝日。この日はドイツの各州が持ち回りでそれを祝うことになっていて今年はバイエルン州の番。午前中にに首相の Merkel , 大統領の Gauck が Nationaltheater に来て祝典をするのだが、正午からベートーベンの第九交響曲を演奏する。もちろん、この式典は全ドイツに実況中継される。

またまた同僚に病欠者が出て、わたしに声が掛かったので、一も二もなく引き受けた。お祭りごとは大好き。(笑)

Tannhäuser の3回目

わたしにとっては3回目で、今回のシリーズ最後の公演。配役は前回と同じだった。3回目とあってケント・ナガノ氏のテンポには慣れてきたが、それでもわたしにはやはりもの凄く違和感があった。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Nach einer Inszenierung von: David Alden
Bühne: Roni Toren
Kostüme: Buki Shiff
Choreographie: Vivienne Newport
Licht: Pat Collins
Chor: Sören Eckhoff

Hermann: Christof Fischesser
Tannhäuser: Robert Dean Smith
Wolfram von Eschenbach: Matthias Goerne
Walther von der Vogelweide: Ulrich Reß
Biterolf: Goran Jurić
Heinrich der Schreiber: Kenneth Roberson
Reinmar von Zweter: Christoph Stephinger
Elisabeth: Anne Schwanewilms
Venus: Daniela Sindram
Ein junger Hirt / Vier Edelknaben: Tölzer Knabenchor

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

2012年9月の歩行記録

9月は9月3日から9月23日まで日本に帰国していた。旅先ということで参考記録として保存しておく。結局、一日平均は5882歩にしかならなかった。今回は東北地方、新潟県などを歩き回っていたのだが、20日間の滞在中30度を下回った日が最後の3日しかなかったことが特筆される。旅先で熱中症になるのは嫌だったから日中に外を歩くことは極力避けるようにしていた。今回の経験でミュンヘンに住むわたしはずいぶんと甘やかされているなぁと思う。日本で毎日しっかり歩いている方たちに敬意を表します。(^_^)

今日から10月

月曜日・曇り / 最高気温15度

7時半起床。旅の月だった9月が終わり、新しい月、そして新しい週が始まった。なんとなく気分一新という感がある。

8時過ぎにブリギッテを送り出したあとしばらくはメールチェックやら昨夜は眠くて出来なかった Blog のアップなどをする。10時半頃に外出。所用を済まして帰宅したのは午後1時半頃。

簡単な昼食を作って食べたあと、末娘夫婦は車を持っていないので彼女のアパートまで洗濯物を届ける。帰宅した頃にちょうどお昼に食べたものが消化し始めたのか眠くなってきた。ベッドに入って50分の昼寝。

眼が覚めてからコーヒーを飲んだあとウォーキングに出掛ける。いつ雨が降ってきてもおかしくないような曇り空だったが、幸いにも雨に遭うことなく8954歩・74分を歩いて帰宅。

9月は3週間ほど日本に帰っていて、その間30度を超える日の連続だったから体調を考えて歩かなかった。今月からはまた「一日一万歩」という目標に向かって歩こうと思っている。

夕方7時頃からハムとチーズを肴に Weißbier を飲み始めていたところにブリギッテが帰宅。