義母の82歳の誕生日を祝う

月曜日・晴れ / 最高気温14度

6時半起床。今日から一週間、ボイラー工事のために温水が使えないという通知が来ていたので、早起きしてシャワーを浴びて洗髪した。ブリギッテは彼女のお母さんと Marienplatz にある Rischart で朝食をするために早めに家を出た。

私はそれから少しゆっくりとして10時半過ぎに出掛ける。用事を済ませたあと、途中、ガソリンスタンドの写真を撮ったりして帰宅。昼食は残り物のハムを入れた炒飯を作って食べた。今夜はしっかりとした肉料理が待っているので昼は少なめに。

そのあと切れていた Weißbier を買いに車で出掛ける。今回は久しぶりに Franziskaner と先回も買った Löwenbräu の2ケースを買う。締めて22 € なり。そしてウォーキングへと出掛けた。4時半にはオーブンのスイッチを入れなくてはならないので4586歩・40分しか歩けなかった。帰宅後、居間のソファの上で50分ほどの昼寝。

ブリギッテは6時半頃に帰宅して早速今夜の宴の準備に取りかかる。7時に義母と弟夫婦が来訪して、昨日から準備しておいた「ラムのもも肉料理」を中心にした料理を食べ始める。ラム肉をオーブンに入れ、80度という低温で2時間半ほどゆっくりと焼き上げたものだがほろほろと柔らかく仕上がった。

家族だけのパーティだったので雰囲気もざっくばらん。話も弾んで22時半にお開きとなった。後片づけをして就寝は23時半。

女性はパワフル!

日記に書いたように、昨日は夫婦で 雨の降る中を Prien に住まいを構えた次女を訪ねた。次女は9月にバイロイト大学を修了して Herren Chiemsee 湖畔の街 Prien にアパートを借り、あるクリニックに先週から勤め始めた。わたしは何もしないでブリギッテについていっただけだったが、彼女は朝からエネルギッシュ。その模様を記しておく。
その1
わが家の倉庫には親類から貰った自転車が数年間使わないまま入っていた。次女は自分の自転車を持っているのだが、恋人が来たときなど湖畔を一緒にサイクリングするのには2台必要だからとそれを持っていくことにした。わが家の車は2週間ほど前から次女が Prien に持っていって使っているのでわれわれは列車で行くしか方法がない。そして昨日はあいにくの雨降りだった。

ドイツの列車は5ユーロ払うと自転車を乗せても良いことになっていてそのためのスペースも取ってあるから問題はない。地下鉄も自転車持ち込みが可能なのでこれも OK。しかしわが家から地下鉄までの区間は自転車持ち込み禁止だからそこまでは自力で走らなくてはならない。

さて、昨日の朝、倉庫から出してきた自転車は埃にまみれていて、おまけにタイヤの空気が抜けていてペチャンコ状態。地下鉄の駅までは自転車でも10分は掛かるから着いたときにはずぶ濡れになるはず。わたしは
「今日は自転車を持っていくのを止めて次の機会にしようよ」と持ちかけた。返ってきた答えは
「わたしが雨合羽を着て片手に傘をさして地下鉄の駅まで乗っていきますから、あなたはあとでバスで来て下さい」
「しかしタイヤの空気が抜けてて、空気を入れてもどこまで持つかわからないよ」と私。
「空気が抜けたら止まってまた入れればいいわよ」
「でも雨が降ってるんだよ」
「平気、平気」
というやりとりがあり、私はバスであとから追いかけた。彼女がどこかで立ち往生しているのではないかと走るバスの窓から雨の降り続ける外を見続けていたが地下鉄の駅に着いてみると彼女がニコニコして手を振っている。話を聞いてみると一度だけ止まって雨が降る中でタイヤに空気を入れたそうだ。よくやるなぁ!

その2
ミュンヘンの中央駅から出るザルツブルグ行きの列車の自転車運搬用の箱に乗りこみ、ホッと一息。あとは Prien に着くまで本でも読んで座っていればよい。
発車間際にドカドカと50歳近辺のおばちゃんグループが乗ってきた。どうやら仲の良い友だち同士でザルツブルグへの旅行らしい。このおばちゃんたち、座るとすぐにおしゃべりを始めだした。これがうるさいのなんの!中に二人ほどけたたましい声で笑うおばちゃんがいて、誰かが何かの話を始めるとまずその二人が、そしてそのあと全員が笑い出す。初めのうちはそれを無視して本を読もうとしたのだが、これは無理だった。

本を閉じて彼女たちの話を聞いていると、他愛のないことが話題になっていて、あれでなんで笑えるのだろうと不思議。そこで思いついたのだが、あれだけ笑えるというのが女性の長寿の要因のひとつではないかということ。男同士のグループではこうはいかない。やはり「心の底から笑う」というのは長寿の秘訣なんだろう。8人のドイツのおばちゃんたちは骨格がたくましく、全員が確実に私より体重が多そうだったことを付け加えておく。

その3
次女の住まいを引き上げてきたのは午後3時45分。帰路は私がわが家の車を運転した。途中数度渋滞があったけれど、それほど時間も掛からずに夕方7時頃に帰宅。さすがのブリギッテも車の中では爆睡状態だった。(笑) わたしは久しぶりの運転だったから疲れて帰宅したあとは、 iMac で土曜日に録画しておいた Sportschau を Weißbier を飲みながら見始める。

私がグータラとしている一方で、彼女は台所で料理を始めた。明日(10月8日)は彼女のお母さんの82歳の誕生日で夕食をわが家で食べるのだそうだ。参加者はブリギッテの弟夫婦を入れて5人。今日(月曜日)はブリギッテも仕事があるので、勤めから帰宅してすぐに食べられるようにと、前菜のスープ、肉料理に付け合わせるシュペツレ、芽キャベツを料理し、デザートのムースショコラ、などを作った。そしてメインの肉料理の準備をして、私に「明日の16時半に忘れないでオーブンのスイッチを入れてね」と言い残して就寝。

彼女は今朝は6時前に起床。お母さんと街なかのカフェで誕生日の朝食をとるのだと8時前に出掛けて行った。
「今夜は夕食に招いているのだから、なにも出勤前の慌ただしい中をお母さんを連れて朝食に行かなくてももいいのでは?」と言うと
「誕生日は特別の日なんです!」と睨まれた。
とてもじゃないが私にはついていけない。(-_-;) 今日の16時半にはリマインダーをかけてオーブンのスイッチを入れるのを忘れないようにしなくては。