失われた時を求めて

水曜日・晴れ / 最高気温8度

7時10分起床。今朝はグッスリと眠っているところをブリギッテに起こされた。夢を見ていた。サファリ・パルクのようなところをバスで走っていて、雌ライオンが猛スピードでわたしの座っている窓に飛びついてきたところだった。夢占いだとわたしは「恐妻家」ということになるのだろうか。(笑)

今日は朝から素晴らしい天気となった。それでも気温はあまり上がらなかったから北側で陽が当たらないところは雪が積もったまま。家の中にいる分には暖房を入れなくともポカポカと暖かい。

いつもの時間にブリギッテを送り出し、今日はミュンヘンで仕事があるという次女を見送ったあとはわたしの自由な時間。1993年だったか1994年だったかにわたしも合唱団の一員として参加した録音 Richard Wagner: Die Meistersinger von Nürnberg (Gesamtaufnahme) を流し聴きしながらマックの前に座っていた。音楽にこういう姿勢で臨むことが出来るようになったのはリタイヤした9月からである。

それまでは本や雑誌を読みながらではあっても、必ずステレオ装置のスピーカーの中央に座って耳を傾けていた。音楽を聴く方が主だった。これだと生活の中で ” Die Meistersinger von Nürnberg ” のような長いオペラを通して聴くことは殆ど不可能だ。

しかし今は音楽を流しながら少し離れたところで別の作業をしながら聴いている。こういう聴き方もありなのだと肯定している。これだと沢山の音楽を聴くことも出来る。これからは聴き損ねていたさまざまなジャンルの音楽を住まいの中に流して失われた時を取り戻さねば。

お昼近くになってトレーニングを始めたが今日はなんだか疲れているようなので30分ほどで切り上げる。そのかわりに、もうずいぶん長く使っている電気釜の表面が汚れているようなのが気になっていたので、今日はプラスティック専用の洗剤を使って丁寧に磨き上げた。


午後3時過ぎにウォーキングに出掛ける。昨日と同じように今日も太陽が照っていて快適だった。雪の重みで倒れた木々はさすがにまだ片付けられていなくてそのままだったが、人が通れるだけの空間がいつの間にか出来ていて笑ってしまった。人間ってたくましいなと思う。

7時半頃にブリギッテが犬の “PABLO” を伴って帰宅。しばらく振りだ。