横浜みなとみらいホールでの第九(2回目)

日曜日・晴れのち小雨 / 最高気温8度

7時起床。昨夜は演奏会のあとホテルに戻って就寝したのが午前0時をとっくに過ぎた頃で、それなのに午前2時には眼が覚めてしまった。それから2時間ほどウツラウツラしているうちにいつの間にか寝入って、7時に目覚ましの音で起きた。

シャワーを浴びて朝食会場に出掛けたが身体が怠い。昨日の強行軍と寝不足のせいだろう。昨夜遅くにおでんを沢山(玉子、白滝、大根、がんもどき、ちくわ)食べてビールを飲んだのものいけなかったか。朝食のあとは自室に戻って寝不足解消のためにまたベッドに潜り込んだ。

今回も目覚ましをセットして2時間ほど眠り10時半に起きる。それから今日も燕尾服を着用して12時出発のバスで「横浜みなとみらいホール」へ (今日は平服で行ったとしてもじゅうぶん着替える時間があった)。今日は朝から良い天気で,バス走行中もまあまあの天気だった。

「みなとみらいホール」についてから舞台上で簡単な音出しをしたあとは本番開始の15時まで長い時間待つことになった。20分の休憩を入れたあとのわれわれの出番は16時過ぎ。今日の前半は昨夜と異なり2番の交響曲だった。

さて、今日の第九だが、昨夜の演奏とはずいぶん趣が違った。オーケストラの集中度は変わらないと思うのだが、演奏者たちが昨夜よりは自由闊達に弾いている印象があった。「サントリーホール」と「横浜みなとみらいホール」の音響の違いもあるかもしれないが、作夜の演奏会は DVD 作成のためのカメラとマイクが入っていたことで、オーケストラはディテールの確かさを求め、傷のない演奏を目指した点もあるのではないだろうか。

それと11月23日から日本各地で演奏会を開いてきたベートーベンの交響曲連続演奏は今日が最後、そして明日はそれぞれに待つ人のいるミュンヘンに帰れるという開放感もあったはずである。そんな演奏者たちの心の動きが感じられるような今日の演奏だった。演奏会後にお会いした旧楽団員の方と立ち話をしたが,その方は今日の演奏の方が響きが自然で好きだとおっしゃっていた。

演奏を終了した楽団員、合唱の面々は小雨の降る中を4台のバスに乗ってホテルに帰っていったが、わたしは友人と夕食の約束をしていたのでそこから中華街に向かった。その中華料理店はある友人から紹介していただいた 横浜中華街~広東名菜・点心・飲茶~【菜香新館】 である。そこで上品な薄味の広東料理コースを楽しんだ。食後に友人と別れてからみなとみらい線で中華街から九段下のホテルまで戻ったのだが、乗り換えなどでけっこう時間が掛かった。ホテルの自室に入って改めて開放感に浸っている。ホテルの部屋で飲む、途中で買ってきたビールがおいしい。

横浜みなとみらいホールでの第九(2回目)」への2件のフィードバック

  1. サントリー・ホールの音響はいかがでしたか?

    私は出来る前に日本を出てしまったので、残念ながらまだ一度も足を踏み入れてません。
    もちろん「東急文化村」も「みなとみらい」も。

    新国立劇場だけは帰国時に2度入りましたが、音響は私が知っているあらゆる欧米劇場のそれを明らかに凌いでいました。
    細部の分離がよくてニュアンスが手に取るように分かる上、全体的な響きが美しい。
    値段は高いけど、こういう小屋でオペラ聴ける東京の聴衆は幸運だし、耳もよくなるななんて思いました。
    私は2700席のバスティーユで20年余聞き続けてもう「ザル耳」ですね(笑)。

    • サントリー・ホールの音響ですが、わたしの記憶に残っているものとは良い意味でちょっと違うような気がしました。
      わたしはまだ新国立劇場を体験していません。興味がありますね。

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