リフォーム3日目

水曜日・晴れのち曇り / 最高気温3度

6時半起床。今朝も7時過ぎに来る作業員に会わせて6時半の起床。寝室の窓を開けたら外はまた一面の雪。昨日はすっかり雪が消えていたのになんということだろう。手早く朝食を済ませた途端に玄関のブザーが鳴って作業員が到着。

天気の方はお昼近くになって太陽が出てきて、だいぶ雪が溶け出した。今日は義父の92歳の誕生日で,本来ならばブリギッテは義母と一緒に Oldenburg に居るはずだった。義母が肺炎で入院したせいでミュンヘンに留まることになったのだが、もし具合の悪いのを押して旅をしていたらと思うとゾッとする。多分、途中のどこかの駅で救急車を呼ぶことになり見知らぬ土地で数週間を過ごすことになった可能性が大だ。

わたしにとっても1人でリフォームの現場に立ち会うのはちょっと荷が重かった。そもそもリフォームの希望はブリギッテから出ているので彼女の細かい要望などはわたしではうまく伝えきれなかったろう。

彼女は Marmorkuchen を焼いて作業員たちに出すというので朝食時にその準備を始めて,オーブンに入れてから義母の病棟へと向かった。わたしはタイマーのベルが鳴ったら箸を突き刺して中まで火が通ったかどうかを確かめるだけ。10時半過ぎにコーヒーと紅茶を煎れて焼き上がったケーキを作業員たちに供した。

ブリギッテは病院に義母を見舞ったあと買い物へ走り、お昼過ぎに戻ってきた。われわれの昼食としてパックに入ったサラダとパンを買って帰る。ちょっと味気ない食事だが仕方がない。

午後になってまた曇ってきた。ブリギッテは今度はホームセンターへ車を走らせ、昨日数量を間違えて買ってきたコンセント類の交換とタイルを買ってくる。わたしはその間、明日床張りをする予定の部屋にある靴、洋服類を別の部屋に移す作業をする。今日中にその部屋を空にしておかなくてはならないのだ。

今夜は “Carmen” の切符を貰ったので久しぶりに Nationaltheater の観客席に座る。いつも舞台の上に立っていたから、当然ながらこのオペラを観客席から観たことはまだ無いのだった。(笑) 今回は去年の暮れにブリギッテがたまたま道を歩いていて自転車事故にあった女性の世話をしたことがあり、その女性が Nationaltheater のビオラ奏者だったことからそのお礼にと切符をいただいたのだ。事故当時、妊娠していたその女性はそれが原因かどうかは分からないが流産してしまったのは残念だった。

その時の彼女の働きはなかなか大したものだった。自転車に乗った女性が倒れたところに居合わせたブリギッテは彼女の意識がないのですぐに携帯から救急車を呼んだ。路上に倒れたままの女性をそのままにはしておけず救急車が到着するまで彼女は自分のコートを血の出ている頭の下に敷いてあげた。その日はイタリア語の授業があった日だったがそれは欠席してそのまま帰宅。血を吸ってしまったコートを洗ってなんとか元通りにするためにインターネットを検索。 血液で汚れた衣類はお湯や洗剤で洗うのではなく水で何度か洗うのが一番というのを知ってそれを実行した結果無事に血液の汚れは取れたそうだ。

劇場の楽屋口で待ち合わせをして2枚の切符をいただく。会ってみたら練習の時などによく見る顔だった。名前と顔が一致していなかったのだ。今夜の “Carmen” はルーチン公演といわれても仕方がないような妙にちぐはぐさを感じる出来だった。ドン・ホセを歌ったテノールは高音はちゃんと出すのだが中音域はまるで駄目。スカスカの声で興ざめだった。彼だけがブーを貰っていたのは納得。休憩時には Käfer の席を予約しておいてゆっくりと食事を楽しんだ。公演の幕が下りて外へ出るとまた雪が降っている。23時20分の帰宅。ここ数日のリフォーム騒動から一時でも解放されて別世界に浸れたのはありがたかった。

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