心の休養日

火曜日・晴れときどき曇り / 最高気温8度

7時起床。今日は極力何もしないでゆったりと過ごそうと昨日から決めていた。精神的におかしくなっているのを自覚していたから。

昨日は66歳の誕生日だったのだが、その数日前から自分の精神状態が不安定であるということを感じていた。些細なことに神経が逆撫でされるような不快感を感じていて,自分でも恥ずかしいと思うほど不機嫌な時間が多かった。

その矛先は自然にブリギッテに向けられることになるのだが、口を開いた瞬間に「ああ、なんと理不尽なことを言ってるんだろう」と即座に恥じていた。

そういう時って、相手が好意で接してきていると分かっていてもそれゆえにそこにつけ込むことになってしまって「甘えだな」と思う。

今日は朝からずっと一人でいることが出来て、空の青さに素直に感動したりして、カサカサに乾いていた神経が少しずつ潤いを持ってくるのが分かった。

午前中はダイニング・キッチンの食卓の横に並んでいた引っ越し用のダンボール箱を整理して寝室に運び込んだ。ベッドカバーやシーツ類の入った箱で寝室に整理ダンスが入るまではこの状態で過ごさなくてはならない。でも、寝室に置くのが一番目障りにならなくて良い。なにしろ目に入るのは寝る前の数分と目覚めてからの数十分だけだから。

フローリングの床にしてから気がついたのはずいぶんホコリが溜まるということ。これまではカーペットだったのだが一体どれだけのホコリを見過ごして吸い続けていたのだろう。ちょっと恐ろしくなった。

ダンボールを入れるついでに昔なつかしく床に膝をついて雑巾掛けをする。雑巾はすぐに汚れてしまうが、それだけ床がきれいになったということだからどこか達成感がある。

次に昨日IKEAで買って来た収納棚の取っ手を取り付けた。これは特に難しいことはない。ただ、そのときにこの収納棚だけにストッパーが欠けていることに気がついた。収納棚の戸が閉まる2cmほど手前でジワッと閉まるためのストッパーである。これはIKEAに通知しなくては。気がついたのは収穫だった。

昼食は数日前にブリギッテが作ったヌードル料理を温めて食べる。そのあといよいよステレオ装置の結線・音出しに取りかかった。今日まではとてもステレオを聴くような部屋の状態ではなかった。まだ部屋のそこここにダンボール箱が置いてある状態ではあるが許容範囲となってきた。

音出し自体は特に問題はなかったが地下室に置いてあったオープンリール・REVOX/B-77 Mk ll を繋いでみたらまずカウンターが動かない。それとテープをローラーに押しつけるゴムの輪が乾燥してひびが入ってしまっていた。修理に出すとその他の不具合が見つかりそうでかなり高価なものになりそうだ。このままオブジェとして飾っておこうか、修理に出そうか悩む。

そのあとは少し元気が出て寝室、クローゼット、ダイニングキッチンの床に掃除機をかけた。この時点で6時近く。ブリギッテは退社後イタリア語教室があるのだが今日はサボることにしたそうだ。(笑)

彼女も誕生日の前後にいろいろなことがあったからきっと疲れが溜まっているのだろう。持病の背中が痛いということだった。夕食後は今日繋いだばかりのステレオで CD を2枚ほど聴いて23時前の就寝。
聴いたのは
Great Singers Live: Nicolai Ghiaurov: Nicolai Ghiaurov

Mstislav Rostropovich – The Complete Decca Recordings
からの1枚。ニコライ・ギャウロフのCDは彼の若々しい力強い声が聴ける。

心の休養日」への2件のフィードバック

  1. そういうことってありますねえ。僕も疲れたり、お腹が空いたり(←子どもです)、一人の時間が持てなかったりすると、つい不機嫌になってしまいます。

    意識して、気を付けなくてはいけないですね。なんて思っていても、同じことを繰り返してしまうのですが(笑)

    • 一人になりたいときになれないというのが一番こたえますね。男は歳をとるとだんだん子供に帰っていくのかも。(^_^;)

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