チェシュメ・8日目

6月25日(火)・快晴/最高気温35度

7時半起床。わたしは起き抜けの海水浴には行かなかった。時には生活のリズムを変えてみるのも良いもの。ブリギッテはもちろん海水浴。

朝食のあと、今日もチェシュメの街まで出掛ける。ミュンヘンを出発するときからギリシャ領の島、キオスに渡ってみようかと計画していた。その舟が港のどこから出るのか、便数は1日に何本なのか、日本人はビザが必要なのか、料金はいくらなのかなどの情報を集めようと思って家を出た。

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チェシュメの街への途中で車を停めて、そこに拡がる美しい海岸を写真に納めた。左奥に見えるのはシェラトン・ホテル。日曜日には海水浴客で賑わっていたが今日は平日でさすがに静か。

港の近くに駐車して歩いてみると船会社の窓口が見つかったので聞いてみた。まず、ビザは不要。舟は朝の9時半出発で日帰りするつもりなら島を18時に出て約45分の行程で19時頃チェスメに帰ってくる。料金は往復20€、島に渡ってからはやはりレンタカーを借りた方が良いということでそれが30€。2人で行くとなると70€掛かることになる。思ったほど高くはない。しかし9時半の出港というのはここからチェシュメまでの距離を考えるとちょっとキツイ。

ここの環境がすっかり気に入っているブリギッテは1日がかりの行程にあまり乗り気でないようだったのでキオス島行きは止めにすることにした。

そのあとで先日、見逃したチェシュメの要塞に上ってみることにした。中はちょっとした展示室もあるので面白そう。入ってみると入場者はわれわれを入れても10人に満たず、ゆったりと景色を楽しみ写真を沢山とることが出来た。

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要塞の中庭にあたるところには舞台と階段状の客席があって、小さな演劇・オペラなら上演できそうな感じ。音響も良さそうである。上の写真の位置に立って観光客がいないのを確かめて少し声を出してみたが心地よい響きだった。心地よい夏の夕べにここでリーダー・アーベントが出来たら素敵だろうなと思う。

なにより素晴らしいのは要塞の一番高い位置から見下ろす風景だった。海の色はコバルトブルーの静かな佇まいで、高価そうなヨットがずらりと停泊している。要塞を挟んで反対側に拡がる家々の屋根もオレンジ色に統一されていてとても美しい。

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上の写真は要塞から見下ろしたヨットハーバー。

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上の写真は船遊びをしている小舟を望遠でとらえてみた。海の佇まいが美しい。

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上の写真は要塞を挟んで港の反対側に拡がる住宅の屋根。青い空と煉瓦色の屋根の対比がクッキリと美しい。

そこを堪能してからもうすっかり慣れたチェシュメの繁華街に入る。ミュンヘンのケバブ屋さんと比較するために今日は似たようなものを食べてみた。肉は普通のものと鶏肉の2種類あって選ぶことがで着るようになっていた。一緒に入っている野菜類はそれほど多くはなくて、ミュンヘンの Döner Kebab の方がボリュームはタップリ。それだけに値段はミュンヘンの半額近い安さだった。若い人にはちょっと物足りないかもしれない。

駐車した場所まで戻る途中にインターネット・カフェがあったので、そこでトルコ・コーヒーを飲みながら iPad mini でメールチェックとSZの昨日と今日の版をダウンロードする。途中にあったスーパーマーケットで食品とビールを購入して帰宅。

家に着いて2人ともすぐに昼寝モード。眼が覚めてから4時近くになって海水浴。今日の水温は29度近くあって本当に快適だった。

夕食はチーズ入りの生野菜サラダ、ご飯をワインの葉で巻いたもの、トマト、パンというあっさりとした献立。これだけ暑いとこういう食事が良く合う。

チェシュメ・8日目」への2件のフィードバック

  1. >ミュンヘンの Döner Kebab の方がボリュームはタップリ

    ミュンヘンのはホンモノとはいえ、やっぱり多少のアレンジはあるということでしょうかね。
    先日ヴィーンで食ったのは珍しくあまり旨くなくガックリしました。
    値段はパリよりずっと安かったですけど。

    • チェシュメでは2軒だけしか試していないので決めつけることは出来ませんが、 Döner Kebab に付いてくる野菜類はミュンヘンの方がボリュームがあります。肉の味もミュンヘンの方がしっかりしているような印象がありました。チェシュメでは Döner Kebab に限らず塩味がかなり薄いです。欲しければ自分で塩を加えてくれと言っているようでした。考えてみるとその方が良いのかもしれません。

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