妙な1日だった

8月22日(木)・晴れ/最高気温24度

7時半起床。起床してからブリギッテが出掛けるまでに数個の気がかりなことが起こって心が騒いだ。まず、義母がつい先日「オレオレ詐欺」に引っかかっていたこと。気が引けたのか娘のブリギッテには今日まで言えなかったらしい。金額自体はそれほどの被害ではないが、こんな話が自分の身辺に起きたということが憂鬱だった。義母もそういう年齢になっていたのだ。

手口はきわめて初歩的なもので若い女性の声で「ハロ〜!わたしが誰だかわかる?」と訊いてきて義母が「OOかい?」と次女の名前を口にしたら「そう、じつはね・・・・・」ということだったらしい。これはわたしも何度も読んだり耳にした手口である。第三者は「そんなものに引っかかるなんてバカじゃないの」と思うのだがその場の当人にとってはそうではないのだろう。

それから以下のことは本当にささいな事なのだが、わたしがシャワーを浴びようと思ったらお湯が出ない。数ヶ月前にこのアパート全体に給湯するボイラーを交換したのだが、それ以来今日で4回目の事故。これは管理事務所に即、 Emailを書いて知らせる。

そしてブリギッテが出掛けて行ってすぐにわが家の呼び鈴が押しても鳴らないことに気がついた。このように小さな事故が続けて起きるということは、今日1日を注意して過ごせという信号だと思ってそのあと行動した。

昨日はウォーキングが出来なかったので欲求不満気味だったから、9時頃に家を出ていつもよりも遙かに大回りをして歩いてきた。13621歩・119分。太陽が出て気温も20度近辺というとても清々しい気候だったから疲れも感じずに気持ちが良かった。帰宅して試しに呼び鈴を押してみたら故障は復活していてホッとする。何だったのだろう?

昼食を取ったあと50分の昼寝。起きてみると郵便受けにはしばらく振りに年上の友人からの手紙が入っていた。彼とは今年の4月に会っている。読んでみると彼は人間ドックに入っての診察で胃癌が見つかり7月に胃の三分の二を摘出したという知らせだった。その後の経過は良好で転移も見つからず術後の抗癌剤治療は必要ないらしい。わたしにも気をつけるようにと結んであった。

ラーメンとかうどんとかの買い置きが切れていたのでそれから久しぶりに街へ出た。Sendlingerstr.の MIKADO で買い物をしてさっさと帰宅する。今夜の献立は「椎茸とタマネギ入りオムレツ」「納豆」「豆腐とジャガイモの味噌汁」という家庭的なもの。

ブリギッテはいったん帰宅したあと靴も脱がずに義母を伴って警察へ「オレオレ詐欺」の被害届を出しに行った。彼女がお腹を空かせて帰宅したのは8時半頃。遅い夕食となった。

妙な1日だった」への4件のフィードバック

  1. オレオレ詐欺は日本の特許かと思っていましたがドイツでもあるんですね。驚きました!コチラは相変わらず被害が減らないようで、新手の『警察を装った』詐欺も先日あったそうです。

    • こちらもずいぶんこの手の詐欺は多いそうです。インターネットなどで世界が狭くなった現在、こういう手口ってあっと言う間に拡がるのではないでしょうか。わたしも気をつけなくてはと思う年齢にさしかかっています。(-_-;)

  2. もしかしたら、日本で流行ったのもどこかにルーツがあったのかもしれませんね。

    まあ、悪事はみんな必死に考えるでしょうし・・・・・

    • 知ってみれば単純な手口ですが、人間の心理の隙を突いたものですね。
      わたしもそれに引っかかる年齢になってきていますので要注意です。
      かかってきた電話にまず疑いを持たなくてはならないというのは嫌な世の中です。

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