介護10日目に思うこと

10月2日(木)・曇りときどき晴れ/最高気温18度

7時起床。義父がわが家に来てから10日が過ぎてだんだんペースが掴めてきた。しかしこれもブリギッテが休暇を取っている10月8日までの話。そのあとは日中、わたし1人になるのでそれからはかなりの違いがあるはず。まあ、先のことを思い煩っても仕方がないのでそれは考えないようにしている。

今日一日観察しているとどうも下の方が緩んできているようでそれが気がかり。朝夕はヘルパーさんが来て義父のオムツを替えてくれているが、日中にそれがわたしに出来るかといえば大いに心配である。現在はしょっちゅう(約1時間に1回)トイレに行くのだが今日はズボンの後ろが濡れているのに気がついた。浴室に行ってみるとかすかに尿の臭いがする。

午前中に家庭医の診察があってその点について相談すると薬の処方箋を書いてくれた。トイレに行く間隔が延びる薬らしいが果たして効果があるかどうかは家庭医も確信が持てないようだった。その薬を買いに徒歩で往復30分ほどの薬局まで歩く。

今朝は注文しておいた車椅子が届いた。早速、義父にに座らせてみたが座り心地が悪いとご機嫌斜め。これから外へ出掛けるようなことはまあないと思うけれど、その時に使えればいいかな。ただ車椅子は畳んでおいてもけっこう場所を取る。だんだん義父関係のものでわが家の空間は圧迫され始めている。

朝食のあとブリギッテはすぐに外出。義父の入るお墓の件で墓地事務所まで出向いた。こういうことも彼が生きている間に決めておかないとならないのだろう。

義父は相変わらず水分は時々取るのだが食べ物はほとんど口にしていない。それにしては毎日測定している体重があまり減らないのはどういう事なのだろう。ときおり「もう死にたい」と口にするが、そう思っても人間ってなかなか死ねないものだということが見ていると分かる。

義父は気むずかしいというか、他人が彼の言動をどう受け取るかと云うことに思慮の及ばない人で、わたしに対しても隣人に対してもかなりぶっきらぼうな口調である。隣人も驚いていたが、家庭医の問診に対しても同じなので彼は診察中にわたしと顔を合わせて苦笑いするほど。

当然わたしもムカッとくることが多いが、ブリギッテが献身的に義父に尽くしているのを見ると、わたしはブリギッテに対して何も言えなくなる。

わたしが彼女に不満をぶちまけたりしたら、彼女は義父とわたしの間に立って行き場がなくなってしまうのが目に見えている。義父が来てからの10日間はそばで見ていても獅子奮迅の介護ぶりで本当に頭が下がる思いだから彼女にこれ以上のストレスは掛けられない。

夕方7時にヘルパーさんが来て身体を洗い着替えさせてベッドに義父を送り込んでくれてからが平安の時間である。そのあとブリギッテと2人で簡単な食事をする。ブリギッテはもうクタクタに疲れているので9時近くにはベッドへ。わたしはそのあと台所のあとかたづけをしてからしばらく起きてマックに向かっている。そんな時、なんとなく強いお酒が欲しくなってくる。初めて経験する心の動きだが、習慣にならないよう気をつけなくては。

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