葬儀

10月25日(土)・晴れのち雨/最高気温11度

6時15分起床。今日は10時から義父の葬儀だった。日本の葬儀がどういう形で執り行われるのかを、わたしは詳しく知らない。今日はブリギッテとわたしが取り仕切る形だったから思っていた以上に大変だった。

昨日までで葬儀の段取りの手はずは整えておいたので、今日は参列者と一緒にその流れに乗っていれば良いと思っていたのだが、事はそう単純には運ばない。親戚、知人などが入れ替わり立ち替わり自分の前に立つのでその応対ですっかり疲れてしまった。

10時から墓地に付属する会場でプロテスタントの神父が死者を送る儀式が1時間ほどあった。ここが天井の高い石造りの建物だから時間がたつにつれて足もとから冷気が伝わってくる。わたしは用心してヒートテックのタイツを穿いていたがそれでも震え上がった。

それが終わってから墓地まで一同が歩く。今回は日本と同じく火葬である。50人ほどの参列者がひとりひとり墓穴に花びらを撒いたりしたあとで遺族に挨拶を述べることになるので、ここでも立ったまま30〜40分ほどの時間が過ぎた。

それが終わってようやく暖かいレストランに入っての食事である。この寒さだったからわたしは自分のことよりも参列者のお年寄り達の体調が気がかりだった。そしてこの食事がまた長い!久しぶりに顔を見る親戚達で話が弾むのか、皆、なかなか腰を上げようとしない。終わったのは4時間後。

そのあと帰宅したのだが、娘たちとパートナー、もちろん未亡人となった義母、そして従姉妹などがついてきてまたまた15人くらいの集まりとなる。わたしは頭がボーッとなるくらい疲れていたので失礼して寝室に入り1時間以上の睡眠を取る。

夕食は何も用意していなかったので種類の異なる Pizza を7枚レストランに注文し、それを受け取ってきて食べた。お開きは21時半頃。この頃になってようやくわたし以外の家族も疲れが出てきたようだった。

葬儀というのは本当に疲れるものだというのを身を持って知った1日。