難しい決断

3月2日(月)・曇りときどき雨/最高気温9度

7時20分起床。昨夜は咳に悩まされることもなく比較的よく眠れた。午前中は雨が降っていたが、体調を考えると大丈夫そうだったので総領事館へ。「在留証明書」を発行してもらうだけだから、別に急ぐ用事ではないのだが、面倒なことは早く済ませてしまいたかった。それと週末はほとんど寝たきりだったから外の空気を吸いたかった。

家を出る少し前にヒョウまで降ってきた。Rosenheimerplatz の手前で救急車が道を塞いでいたためにしばらく待ってから路上での下車となった。これはちょっと珍しいこと。普通はたとえ停車場がもうちょっとという距離でも乗客の安全を考え、トラムの運転手が扉を開けて乗客を降ろすという事は無い。それだけ救急車の止まっている時間が長かったということだ。

そして帰途も Wettersteinplatz のひとつ手前の駅に救急車が止まっていてちょうど担架に負傷者が乗せられたところだった。自動車事故ではないようだった。

往きも帰りもこんな光景を見るということは、わたしだけでなく多くの人の(たぶん老人がほとんどだと思うけれど)体調に変化が起こっているということかな、と考えていた。ミュンヘンは、今インフルエンザが流行っているし、わたしのように花粉症の人も多い。

わたし自身はそれほどひどい状態とは思わなかったのだが、土曜日の夜のわたしは咳がひどくて、隣のベッドに寝ていたブリギッテが心配のために3時間ぐらいしか眠れなかったと言う。

その彼女が「花粉症のひどい時期はどこか暖かい国で2週間くらい過ごしてきたら?」と勧めてくれた。少しだけその気になる。(^_^;)

そうなると行きたくなるのはやはり日本である。(^_^) それならと定宿のアワーズイン阪急の予約状況を見たら5月まではほとんど空き室がない。

それにこの時期は日本も杉花粉が飛んでいる。わたしが杉花粉に対してアレルギーがあるかどうかは未知なので、行ってみたらミュンヘンにいるよりもひどかったというのでは笑い話にもならない。(^_^;)

で、行き先を考えていてポルトガルのリサボンという案が浮かんだ。あそこなら白樺は存在しない。それに費用の面でも日本と較べると半額以下で済む。まだ行ったことがない土地なので不安はあるけれど、旅行にちょっとの不安は付きもの。

しかし、出発するタイミングが難しい。出来ればギリギリまでミュンヘンで粘って、帰ってきた時には白樺の花粉が飛んでいないという状況がベスト。どうなるかなぁ。自分でも決めきれないでいる。すべてはこれからの体調との兼ね合いだ。もしかしたら避難することなく今年も花粉症の時期をやり過ごせるのかもしれない。

ちなみに今日の体調はほとんど元に戻っている。きっと雨が降ったからだろう。

縁起担ぎ

わたしは縁起を担ぐほうではない、と思っていた。しかし先週の木曜日2月26日の朝の自分の行動を振り返ってみるとそうではないのかも?という気になる。

この日、2月26日はわが家に1週間ホームスティしていた M嬢が日本へ戻る日だった。お預かりしている間心配だったことはどこかで交通事故とか窃盗事件、テロ事件に巻き込まれることだった。

幸いなことに1週間が無事に過ぎてその日はいよいよ彼女が空港へ向かう日だ。しかし何事も最後の締めが肝心。フッと気を抜いた時に思いがけない事故が起こるのは何度か経験している。

で、このところの日常で4時20分頃に目が覚めた。トイレに行こうかなと思ってベッド脇の時計を見ると4:29となっている。なんだか縁起の悪そうな数字だ。もう少し我慢してと思っていたら4:44となっている。こりゃいかん!

そのあとグズグズしているうちに時計の文字盤は4:49となってしまった。こうなるとまた動けない。トイレに行くのを我慢して5:00迄は待とうと努力する。

やっと5:00になって起き上がろうとして、もしかするとベッド脇の時計は(電波時計ではない)正確では無いかもしれないと不安になった。そこで時計が5:03を示すのを待ってやっと起き上がりトイレへ。

そのあと二度寝して起きた時に、外はもう明るくなっていた。明るい陽の中でそのことを振り返ると自分ながら「バカだなぁ」と思う。わたしはやはり縁起を担ぐ方なのかもしれない。それとも老いたか?