慌ただしい一日

6月9日(火)・曇り/最高気温15度

6時半起床。今日はいろいろな用件が集中していて慌ただしい感じの一日だったが終わってみれば充足感がある。

まず早朝(と言ってもいいと思う)7時に Schornsteinfeger(煙突掃除人) が来た。これは現在の日本では見られない職業だと思うがドイツではちゃんとした職業でけっこう良い収入だという。

現在のドイツはほとんど集中暖房になっているが以前は各家庭に暖炉があった。毎日使っていればススが溜まってくるのは必定なのでそれを掃除する職業が存在したのだ。

集中暖房方式になった今、居間に据え付けられた暖炉に薪をくべて暖を取るというのは現在のドイツではちょっと贅沢なものとなっている。薪が燃えるときにもたらされる柔らかい光と暖気は確かにゴージャスな感じがする。現在は暖炉というのは贅沢品の1つだ。

しかし暖炉を設置するにはある種の許可を得なくてはならない。わたしの目から見ればそれも「既得権益」の1つだと思うのだが、個人で安価で不完全な暖炉を備えた場合に起こるかもしれない火災を防ぐためらしい。

ホームセンターに行くと暖炉が300€くらいで買うことが出来る。素人がそれを買ってきて自分で設置したために起こる火災がけっこう多いらしい。それ以外にも暖炉を廃棄物の焼却炉に使う輩も最近は多いそうだ。最近は環境汚染の点からいってこの方が問題らしい。

Schornsteinfeger(煙突掃除人) はわが家に暖炉が無いことを確認しただけで書類を作り10分ほどで退散。

次は9時過ぎに浴室改装を相談する業者が来た。現在のわが家の浴室は築後25年を超えている。若いときにはなんとも思わなかった浴槽やシャワー、洗面台などが歳をとったわれわれの生活にだんだん合わなくなってきていた。要するに「バリア・フリー」にしたいというわけ。

それに気がついたのは昨年暮れに義父を介護していたときである。まずこれまでの浴槽を跨いで出入りするのは老人にはかなり危険だということを知った。そして浴槽の中で横になるというのは介護人がついていないと水死する可能性もある。その点日本式の浴槽の方がまだ安全だ。最近のドイツにはそういう形の浴槽も出回っている。業者に浴室の寸法を測って貰い、見積もりを取って貰うことにした。

そして昼食は街へ出て現役時代の同僚夫妻と昼食。彼はわたしよりも5歳年上で楽屋も一緒だった。ほぼ2年ぶりに会うことになったが彼もビール好きなので Marienplatz 近くの Schneider Weiße レストランで落ち合う。ここのちょっと黒い Weißbier はおいしいという定評があるのだ。

Schneider weisse copo original 500ml 1

久しぶりだったので話も弾み彼とわたしは3杯の Weißbier (1.5リットル)を平らげる。(^_^)

家に戻るまでは気が張っていたのだが、着いた途端に眠気が襲ってきて寝椅子の上で爆睡。

ブリギッテは夜は仲の良い二人の友人とイタリア料理店でおしゃべりの予定があったので出掛けた。ブリギッテも同僚の奥さんもアルコールは飲んでいない。眼が覚めたわたしは19時からウォーキングへ。7394歩・65歩を歩いて帰宅。いつもより少ないが歩くことができて気分的に落ち着いた。もちろんアルコール分はスッキリと抜けた。(^_^)

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