夜はクラッシック音楽ファンの集い

5月6日(金)・曇りのち雨/最高気温22度

6時半起床。
今日は朝から曇り空。昨夜はS氏夫妻と食事をして少し食べ過ぎたかもしれない。全くお腹が空かないのだけれど、10時からサントリー美術館に行く予定にしていたので何も食べないわけには行かない。いつもよりおにぎりを一個減らして梅干しの入ったおにぎり一個とホットコーヒーを食べる。

9時少し前に部屋を出て大井町ー品川ー大崎ー六本木というコースを辿り10時15分前にサントリー美術館に到着。少し待ってから入場。今日の展覧会は「広重ビビッド」というもの。

原安三郎コレクション 広重ビビッド サントリー美術館

展示会場は思いのほか照明が絞ってあってかなり暗い。今日もオーディオ案内 (¥500)を利用したのだがその暗さは手元のリモコンの数字が読めないほど。持ち主から借用して展示している浮世絵コレクションを出来るだけ痛めないようにという配慮なのだろうが、わたしにはちょっと辛かった。細い線などを見ようと思うといらだたしさを感じた。今日も一眼鏡持参の人を2人ほど見かけたが、細部まで観ようと思うとあれは必需品だと再認識。

広重のシリーズをこれだけまとまって観られるという機会はほとんど初めてなのだそうで確かに貴重な機会だと思う。わたしにとって驚きだったのは「初摺(しょずり)」と「後摺(あとずり)」の差の顕著だったこと。2つを見比べることが出来る絵が1枚展示してあったが、これを比較したら当然「初摺(しょずり)」を欲しくなるだろう。

(パンフレットよりの引用開始)
需要の増加とともに、摺りの手数を簡略化した「後摺(あとずり)」が複数制作されるようになりますが、本コレクションのものは、貴重な「初摺(しょずり)」のなかでもとくに早い時期のもので、国内にも数セットしか存在しません。初摺の行程では、広重と摺師が一体となって色彩や摺りを検討しながら進めており、広重の意思が隅々まで込められています。また、版木の線が摩滅せずシャープなため、美しい彫りの線が確認できます。つまり本展では、広重が表現しようとした形や、生涯を通じて追い求めた色彩および彫摺技法の粋を見ることができます。
(引用終わり)

それと「ぼかし」のテクニックの凄み。特に「あてなしぼかし」の凄さには感嘆した。浮世絵が絵師だけではなく摺り師と一緒になった芸術作品であることがよくわかる。

今回は広重だけでなく、北斎と国芳の作品も揃っていたので全て観て回るにはかなりのエネルギーと集中力を必要とした。少なくとももう一度、出来れば一眼鏡を購入して3度ぐらいは観たいと思うが残された滞在期間中にはちょっと無理か。

往路は地下鉄の駅から地下を歩いて直接美術館に入ったので位置関係が全くわからなかったので帰路はJR浜松町駅まで歩くことにした。折りから空が暗くなり始めていたがレインハットをかぶっているので少し安心。空腹を感じて時計を見たら12時半を過ぎていた。先日からうどんとかソバを食べたかったで途中で見つけた「小諸蕎麦」で温かい蕎麦と山かけご飯(小)のセットメニューを注文。

サントリー美術館からの道はダラダラの下り坂なので疲労は感じなかった。途中東京タワーのそばを通り過ぎ芝公園を過ぎる頃に小雨がパラパラと降ってきたが、なんとか濡れずに駅にたどり着いた。部屋に戻ってまずは昼寝。

目覚めてから出掛けるまで時間があったのでこのホテルの2階にある百円ショップを見に行く。家族から頼まれていた泡立つ浴用タオルがあったのでそれを5つほど購入。

6時半過ぎにホテルを出て隣の大森まで電車に乗り、そこから歩いて今日の会場である「大連」まで。既にメンバーの何人かは到着していた。そこから宴が始まり飲み物はビールで料理の方は餃子をメインにした中国風家庭料理。小林さんを囲む会

写真07

22時過ぎまで楽しくおしゃべりし食べて散会。雨模様の中、集まってくださった若い方々に感謝。

大井町駅に接した店でT氏、Sさん、I 氏とわたし、4人で二次会。ホテルに戻ったのは0時を少し過ぎていた。

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