映画「野菊の墓」に肩すかしを食った

2017年12月15日(金)・晴れときどき曇り/最高気温6度

6時起床。

今日も少し早めの時間に起きてブリギッテが起きてくるまでをゆったりと過ごす。今朝は昨日使ったグラス類を手で洗浄したのでけっこう時間が掛かった。

基本的に夜、アルコールが入っているときにはグラス類の手洗いはしないようにしている。これまで何回かそれでグラスを割ったことがある。大丈夫だと思っていてもお酒は手元を狂わせる。^^;

ブリギッテは今日がイタリア語コースの年内最終日ということで、クラス仲間と授業前に集まり朝食をする予定だった。それを聞いていたのにわたしはすっかり忘れて彼女の分も朝食を用意してしまった。

今日は朝から太陽の光が差す明るい日だったが、 iTunes のレンタル映画「オーシャンズ・イレブン」の期限があと5時間と出たので慌ててそれを見ることにする。この映画は以前に見たものだがやはり面白い。

午後から森へウォーキングに出掛けた。これだけ晴れているんだから道の雪も溶けただろうと思っていたら、これがなんと予想に反してツルッツルのアイスバーン状態。きっと表面だけが溶けて氷になってしまったのだろう。危ない、危ない!20メートルほど歩いてすぐに引き返してきた。

夕方19時から独日協会主催映画「野菊の墓」を見にいく。伊藤左千夫の原作を読んだのはちょうど中学生・15歳の頃だった。とにかく泣けて泣けて仕方のない小説だったことが記憶に残っている。

映画の途中で泣くことを想定して今夜はティッシュペーパーをしっかり持って家を出た。(笑) しかし、映画が始まって5分でもう帰りたくなった。主演の若い二人の演技が学芸会レベル。シラケることこの上ない。最後の悲痛な場面でも感情移入が出来なかった。加藤治子、樹木希林、らの達者な脇役がいなかったら目も当てられない映画になっていたと思う。

しかし映像は美しかったし懐かしさも感じてこちらの方はときおり涙が出そうになった。

終わって外に出るとかなりの寒気。映画のあとはちょっと食事をして帰ってこようと思ったのだが、暖気が恋しくてすぐに帰宅してしまった。