プッチーニの「三部作」

今夜はいただいた切符でプッチーニの三部作を観てきた。今夜も満員御礼。指揮者が Kirill Petrenko だから?

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このオペラはゲルゼンキルヒェンでやった記憶がかすかにあったが、舞台を見ていて思いだした。わたしはこのオペラで Liedverkäufer という端役を歌ったのだった。
恋人役の Luigi を歌った Yonghoon Lee の歌唱はお見事。ヨーロッパの過去の名歌手に較べるともうちょっとのプラスアルファが欲しいけれど。

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このオペラは初めて。ニューヨークでの初演がプッチーニが期待したような成功でなかったというのが頷ける。玄人受けするオペラなのかもしれない。

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これも映像では観た記憶があるが舞台は初めて。今日はテノールの Pavol Breslik が喉の故障で歌えないということで口パクで演技をし Opernstudio のテノールが舞台の袖で歌った。悪くなかった。若いテノールにとっては大きなチャンスだったことは確か。

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タイトルロールを歌った Ambrogio Maestri の安定感ある演技と歌唱が光った。Lauretta の歌う有名なアリアは単独で歌われるよりもアップテンポだったけれど客席からは Brava! の声が掛かった。

終わり良ければすべて良し

2017年12月23日(土)・曇り一時晴れ/最高気温8度

6時半起床。

わたしが起床したときにはブリギッテは自分ひとりで朝食を済ませ、身支度を調えて出掛けるところだった。クリスマスに食べる食料の調達である。毎年のことながら良くやるなぁと思う。

9時過ぎから iTunes のレンタル映画「ピッチ・パーフェクト」があと24時間で期限切れというのに気がつき、あまり気が進まなかったけれど観始めた。アメリカの大学生たちがアカペラで歌い踊るコンテストの話。どうでもいいような内容だが、見ているうちに音楽のリズムの快さを感じていた。

ブリギッテはお昼前に帰宅。ENTE(鴨) が見つからず数軒の店を廻ったそうだ。ご苦労様。昼食はブリギッテのお手製トマトソースを使ったスパゲッティ。そのあと今日は二人同時に昼寝モードに入る。わたしは45分のタイマーを掛けて目が覚めたが、彼女は15分ぐらいで起きたらしい。それで充分だと言う。

午後から義母宅のクリスマスツリーの飾り付けに行く。今年は義母をわが家に呼ぶのではなくわれわれが義母宅に行って祝うことにした。ここ数ヶ月、彼女は歩くことがかなり困難になってきている。

昨日ブリギッテが買ってきたモミの木を部屋に運び込んで生け花の剣山のようなものに刺して固定する。どの方向から見てもまっすぐに固定するのは一人だと意外に難しい。そのあと飾り付けを手伝ってから帰宅。

夜は Nationaltheater へ。先日 Premiere を迎えたプッチーニの Il Trittico「三部作」。この三部作のうち「修道女アンジェリカ」と「ジャンニ・スキッキ」はまだ舞台を観たことがなかった。

思いがけないアクシデントがあったけれど、終わり良ければ全て良し。大いに楽しんだ夕べとなった。帰りの Tram の連絡も良くて終演後なんと30分で帰宅となった。