不幸が重なった夜

いずれなんらかの形で書かなくてはならないのだが、今日までそれをする気にならなかった。今日になってわたしの気持ちも周囲の状況も少し落ち着いてきたのでここに書いておく。

不幸は先週の木曜日(2月8日)に重なって起きた。ブリギッテの弟がこの日の午前中に仕事机に座っていて急死した。死因はまだわからないけれど「心筋梗塞」だろうという。59歳だった。

弟の娘から電話でそれが知らされたときのブリギッテはショックでまさに半狂乱の状態。彼女の頭の中は自分の母親の死が近いと云うことで一杯だったから、昨日まで元気だった弟の死は藪から棒のことだった。

それを就寝前の義母に知らせたりしたら、彼女の受ける心の打撃もいかばかりかと、明朝知らせることに決めた。そしてその夜23時を過ぎた頃に介護婦さんから義母がベッドから落ちて動けないという知らせ。

急いでわたしも駆けつけたけれど、素人では動かせない状態。救急車を呼んでわが家の近くの病院に搬送して貰った。右側の鎖骨が折れたという。

義母には次の日にブリギッテが弟の急死を知らせたが、思いのほか冷静に受け止めていたそうだ。もしかすると痛み止めの薬が働いて良く理解できていなかったのかもしれない。心の中はともかく表面上はこのニュースによる義母のショックが少ないようなのはありがたかった。

これからいろいろな問題が出て来ると思うけれど、ひとつひとつ片づけていくしかない。元気でいなくては。

不幸が重なった夜」への2件のフィードバック

  1. お義弟さんのご冥福を心からお祈りいたします。

     59歳とは、本当にまだお若いのに。ブリギッテさんのご心痛もさぞやと、私まで、心が痛みます。

     私には兄弟はいませんが、自分より年若い兄弟が先立つ、というのは本当に
    つらいものらしく、母方の一番年上のおばが、妹である母が亡くなったとき、
    とてもたくさん泣いてくれたことを思い起こします。

     笹の風さんも、ご家族も、お体に気をつけてお過ごしください。

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