ブラームスを聴いてきた

この切符は先月、友人から引き取ったもの。その時には眼の手術日が11月12日と決まっていたのだが、5日もすれば元に戻っているだろうと楽観していた。

しかし今日の時点で、手術した眼の中の気泡はまだ消えていない。ブリギッテに横について貰って歩かなかったらちょっと無理だったかもしれない。^^;

しばらく振りの Sächsische Staatskapelle Dresden で、指揮者のブロムシュテットとピアニストのアンスネスはライブで聴くのは初めて。この2人はウェブ上でも高評価なので楽しみにしていた。

今日の席は GASTEIG の最上階の最後尾の前の列。しかし視界は良好。急角度のために前の席に座った人の頭が視界を妨げるということがないのは吉。しかし今夜はまだ右眼がよく見えていないので階段を上り下りするのはちょっと怖かった。

舞台から飛んでくる音も想像していた以上にクリアで一音一音が快く聞こえる。しかし休憩後の交響曲一番の時に気がついた。よく言われる「定在波」らしきものが何度かわたしの耳には聞こえてきたのである。

演奏はじつに立派なもの。ピアニストのアンスネスは想像して以上に骨格のしっかりしたつぶ立ちの良い音で、テクニックも万全。また機会があったら聴いてみたい人である。

指揮者のブロムシュテットも年齢(91歳)を感じさせない若々しさ。舞台への出入りの際の歩行も全く年齢を感じさせない。出てきた音楽は贅肉のない筋肉質のもの。いいものを聴かせて貰った。

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ブラームスを聴いてきた」への2件のフィードバック

  1. ブロムシュテットさんは、バンベルク響とは長年にわたってこう関係にあることから、私もかなり生で聴く機会に恵まれました。一度はサインをいただき、私の今の師が彼と昔ドレスデンで何度か共演したこともあり、少し話したいい思い出があります。
    彼を聴いて驚くのは、年を重ねられても音楽が若いことです。非常にストレートに演奏されていて、いつも大変感動します。ブルックナー4番、7番、9番、それにマーラー9番、シベリウス2番、ヨハネ受難曲。今季は2度バンベルクに来られ、ベートーヴェンの英雄にベルリオーズの幻想交響曲を振られます。

    • 彼の紡ぎ出す音楽と、舞台に出て来る時の確かな足取りとがマッチしているような気がしていました。(^_^)
      ドレスデンのオケにしてはずいぶんスッキリとした見通しのよい音だなとわたしも思いました。

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