疲れたけれど外を歩き回るのもいいもの

2019年12月13日(金)・小雨のち曇り/最高気温4度

8時起床。

朝食のあとブリギッテが出掛けてからしばらくはわたしの自由で静かな時間。そうするうちに出先のブリギッテから電話。お昼ご飯を大学の食堂(Mensa)で一緒に食べて、そのあと Marienplatz にあるミュンヘンの交通機関である MVG に行くことにする。

来年(2020年)の1月1日からミュンヘンの交通機関の料金体系が大幅に変わる。わたし個人にかかわることでもあるので気にはなっていた。

わたしはこれまで IsarCard 60 という年間定期券を使ってきた。60歳以上の利用者に対するお徳用定期券ということである。年間一括払いをすると10ヶ月の料金で12ヶ月乗れるというのが大きな利点。(わたしの場合、現在は456€)

これまで使ってきて一番嬉しいのは「自由度」が高いということ。決められた範囲内であれば一日に何回乗り降りしてもかまわない。公共交通機関を使う度に料金を気にしないで済むというのは精神的にとても大事なことだと感じる。

しかしこれにはひとつだけ欠点があって、午前6時ー9時まではこの定期券を使って交通機関を利用することが出来ない。ラッシュアワーだからということだろう。しかし今回の改訂でその制限が取り払われることになった。この改訂は微妙に嬉しい。

わたしも最近は眼科医にかかったりするが、街中の医者は8時頃から診療を開始する。そしてその時間帯なら比較的に空いていて待ち時間も少なくて診察して貰える。ところが9時までは交通機関を使えないという制約があるために10時以後の診療は格段に待ち時間が長くなる。

医者通いをそんなに頻繁にするわけではないから、その時には普通に切符を買っていけばいいじゃないかとわたしも思っていた。しかし当事者になってみると100円、200円の切符代でもなんだかすごく口惜しいのである。(笑) 人間の心理というのは面白い。

改訂後の定期券は IsarCard 65 というもので65歳から上に書いた特権を使えるという。ドイツも高齢化社会になりつつあって60歳は老齢ではない、ということなのだろう。

結局この件は今日の夕方の郵便で新しい定期券が届いたので解決。ほぼ30分以上も順番待ちをしていたのは無駄になったのだが、不平不満の溢れたあの場の雰囲気を感じられたのは有意義だった。人間観察って面白い。

疲れて帰宅したのだが、コーヒーを飲んで少し休んだら元気になった。そこで切れていた Weißbier を買いに行く。ついでにノンアルコールのビールも購入。最近のノンアルコールビールは以前の妙な癖が無くなりつつあって時にうまい!と感じる。

それを家の中に運び込んでから次はおつまみの「柿ピー」を買いに Tram で出掛ける。ビールに「柿ピー」というのは実によく合う。(笑)

夕方からはそれらを楽しみながらゆったりとする。

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