“Otello” のストリーミング放送を観る

2018年12月2日(日)・小雨/最高気温12度

8時起床。

一日中小雨が降ったり止んだりの鬱陶しいお天気だった。ウォーキングに出掛ける気にもならず、かと言って家の中で何か建設的なことをするわけでもなく、無為感を感じる日。

夕方19時から Nationaltheater よりライブ放送される “Otello” を観る。周りのいろいろな人の批評を聞いていたので興味深かったけれど、とても立派な仕上がりの舞台だと思う。

歌手やオーケストラの響きなど全体の感想はやはり客席に座ってみなくては分からない面もあるのは確かだが、わたしは楽しめた。

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余談だが、解像度の高い放送を観ると旧同僚達もそれぞれに年齢を重ねているのが見て取れた。わたしが去ってから6年を過ぎているのだからそれも当然。

ブラームスを聴いてきた

この切符は先月、友人から引き取ったもの。その時には眼の手術日が11月12日と決まっていたのだが、5日もすれば元に戻っているだろうと楽観していた。

しかし今日の時点で、手術した眼の中の気泡はまだ消えていない。ブリギッテに横について貰って歩かなかったらちょっと無理だったかもしれない。^^;

しばらく振りの Sächsische Staatskapelle Dresden で、指揮者のブロムシュテットとピアニストのアンスネスはライブで聴くのは初めて。この2人はウェブ上でも高評価なので楽しみにしていた。

今日の席は GASTEIG の最上階の最後尾の前の列。しかし視界は良好。急角度のために前の席に座った人の頭が視界を妨げるということがないのは吉。しかし今夜はまだ右眼がよく見えていないので階段を上り下りするのはちょっと怖かった。

舞台から飛んでくる音も想像していた以上にクリアで一音一音が快く聞こえる。しかし休憩後の交響曲一番の時に気がついた。よく言われる「定在波」らしきものが何度かわたしの耳には聞こえてきたのである。

演奏はじつに立派なもの。ピアニストのアンスネスは想像して以上に骨格のしっかりしたつぶ立ちの良い音で、テクニックも万全。また機会があったら聴いてみたい人である。

指揮者のブロムシュテットも年齢(91歳)を感じさせない若々しさ。舞台への出入りの際の歩行も全く年齢を感じさせない。出てきた音楽は贅肉のない筋肉質のもの。いいものを聴かせて貰った。

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バイエルン放送交響楽団の定期公演 2/8 を聴いた

2018年11月1日(木)・曇り一時晴れ/最高気温15度

8時半起床。

気持ちの良い眠りだった。今日の予定は二つで13時に友人夫妻と会食。そして夜は バイエルン放送交響楽団の定期公演 2/8 である。

昨日アンナから今日の朝食に招かれたのだが、先約があったのでわたしは断った。遅い朝食のあと13時からの昼食は辛い。その間、午前中は溜まっていたアイロン掛けを済ませる。

友人夫婦と13時に市内(Tal)にある Schneider Weißbier のお店で落ち合って昼食(Schweinebraten + Weißbier)。15時頃に帰宅して昼寝を45分間。

夜は20時から GASTEIG での定期公演を聴く。

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指揮するはずだったヤンソンスが病気療養中のため代役が立った。替わった指揮者はともかく、バイオリン協奏曲のソロを弾いた Leonidas Kavakos は素晴らしかった。音の粒は立っているし、ピアニッシモも美しく、それ以上にテクニックの華麗さは特筆もの。世界は広い!

聴く前は「春の祭典」を楽しみにして出掛けたのだったが、ショスタコービッチに今日はしびれて帰宅。大いに満足して家に着いたのは22時半。これから荷造りをして明朝は早起きしなくては。

河村尚子さんのピアノを聴いた

2018年10月21日(日)・晴れ/最高気温13度

7時半起床。

今朝は約5時頃にブリギッテが一泊泊まりの旅に出発することになっていた。いつものわたしならこの時間には眼が覚めているはずが、目を覚ましたのは5時11分!すでに彼女は出発したあと。アルアルである。(-_-;)

それから二度寝をして目を覚ましてから一人で朝食をとる。今日は日曜日なので特別することもない。日中は誰に妨げられることもなくゆったりと過ごすことが出来た。

夕方17時から河村尚子さんの演奏会に出掛ける。以下がそのプログラム。

Chopin und die Polen seiner Zeit

Frédéric Chopin:24 Preludes op.28
Introduction et Polonaise brillante für Violoncello und Klavier, op.3
Sonate für Klavier und Violoncello op.65

Hisako Kawamura, Klabier
Uli Witteler, Violoncello
Michael Atzinger, Rezitation

河村尚子さんのピアノをきくのは今日が初めて。テクニックもしっかりしているし、音も美しい。ピアニッシモの表現も素晴らしかった。彼女の将来がどのように展開していくのか楽しみである。

バイエルン放送交響楽団の定期公演・1

10月も半ばを過ぎてようやく秋の音楽シーズンを迎えた。今夜はバイエルン放送交響楽団の定期公演の第一回目である。今日のプログラムはチェコ人の作曲家のもの。

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指揮者もソロのバイオリニストもわたしは初めて。バイオリニストはテクニックの素晴らしい人でしきりに感心したが、現代の若い演奏者としては普通なんだろうか。

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ドヴォルザークのバイオリン協奏曲は時々彼らしい響きが聴けたけれど馴染めないまま終わった。そしてアンコールにソリストが弾いたのはパガニーニの小品。これがアクロバティックなもので聴衆は大喜び。

Josef Suk の交響曲は消化不良のまま聴き終えた。最後まで聴くのはかなり忍耐を必要とする。先週末は2日間チェコのプラハに滞在したのだが、その時に食べたチェコ料理を連想してしまった。^^;

映画 Maria by Callas を観た

この映画のプラカードはしばらく前に街中の映画館で見かけて気になっていたものだった。これまでも何度か書いているが、わたしは Maria Callas が好きではなかった。彼女の盛りを過ぎた頃の録音の悪い音源を聴いていたからではないかということに気がついたのはしばらく前のこと。4年前の9月14日の日記
雨の日曜日 からの引用。

午後からは久しぶりにステレオ三昧。先日読んだ記事でマリア・カラスに関するものがあって、そういえば彼女の歌はしっかり聴いたことが無かったことに気がついた。マリア・カラスとわたしの出逢いはちょっと不幸で、どうやらわたしが聴いたレコードは彼女が声を失った1960年以降に録音されものだったらしい。彼女の最盛期は1953年〜1957年なので今日は彼女のアリア集からその期間のものを拾い出して聴いてみた。

もちろん、全てモノラルなのだがそれだからこそ彼女の歌唱をストレートに受け止めることが出来た。それを聴いてわたしの周りの多くの人たちがマリア・カラスを絶賛し、お手本にしているのもなるほどと納得できた。

これはとても興味深い映画だった。もちろんその中では Maria Callas の一番良い時の舞台姿が収められていて、超一流の芸術家の放つ特有のオーラが大きなスクリーンから放射される。わたしもザワッと肌が鳥肌たち、ついウルッとしてしまう場面もあった。映像の力ってやはり強烈。

彼女はやはり特別の歌手だったというのがスクリーンからは伝わってくる。あの時代に彼女が存在したということが奇跡だ。映画の中でしょっちゅう出てくるメディアの狂騒振りは凄いものである。 多分 Premiere の時であろうが、訪れる観客の顔ぶれとその人達の装いから、オペラという芸術が現在よりもより高い社会的地位を占めていて、オペラ劇場が特別のハレの場であったことがよくわかる。

彼女のキャリアの最後に Maria Callas とテノールの Jiuseppe di Stefano がカムバックツアーと銘打った世界各地での演奏会を行ったのだが、その頃音楽学生だったわたしはこの演奏会を上野の文化会館で聴いている。2人ともすでにレコードで聴いていた昔のおもかげはなかったがそれでも随所にさすがと思わせるものがあり、わたしの大切な思い出となっている。 You Tube に NHK が放送した番組が見つかったのでリンクを張っておく。

(15) Maria Callas & Guiseppe di Stefano Tokyo 1974 – YouTube

もう一つ Maria Callas に関する思い出はわたしがドイツに来た年のこと。わたしは国際ロータリークラブの奨学金をいただいて1977年7月からドイツに留学した。

ミュンヘンでわたしを受け入れ、面倒をみてくれたロータリークラブ会員のG・Sさんが秋のウィーンに招待し同行してくれた。わたしが音楽留学生ということでその晩ウィーンの国立歌劇場 (Wiener Staatsoper) に招いてくれた。その夜の演しものはノルマ・(ベッリーニ作曲) だった。

いざ幕が開く寸前になって黒服を着た男性が出てきてドイツ語でなにやら告げた時、場内には一瞬悲鳴が上がりそのあと静かに黙祷となった。それはその日に Maria Callas パリで亡くなった(53歳)という知らせだった。

Maria Callas の当たり役だった「ノルマ」を観に来たその日が彼女の死んだ日だったというのはなにやらドラマじみていて決して忘れることのない出来事である。1977年9月16日のことだった。そして奇しくも今日は9月16日、 Maria Callas の41回目の命日である

音楽コンクール(ピアノ三重奏)を聴いた

2018年9月9日(日)・晴れ/最高気温24度

7時半起床。

朝食のあと10時前に家を出た。

日曜日の今日は Denkmaltag (文化遺産の日) だそうで普通は観られない文化遺産も見学できる。

また今年もすでに始まっている ARD Musikwettbewerb (ARD 音楽コンクール) の予選(今年は声楽、トランペット、ビオラ、ピアノ三重奏)が市内の各会場で行われている。

どちらに行こうか迷ったのだが、ピアノ三重奏の第一次予選を聴きに行くことにした。演奏は11時から始まった。わたしとブリギッテは4組を聴いて会場をあとにした。昼食時をとっくに過ぎていて空腹でもあったのだが、凄く疲れてしまい集中力が保たなかったせいもある。

日本人のトリオも演奏していた。

Trio Ambra
Ken Nakasato, Klavier, Japan
Haruma Sato, Vuoline, Japan
Yuki Ishihara, Violoncello, Japan

J.Haydn, Trio für Klavier, Violine,und Violoncello C-Dur, Hob XV:27
N.Roslawets, Trio für Klavier, Violine,und Violoncello Nr.3

こうして聴き較べてみると出て来る音も音楽の作り方も演奏者によってずいぶん違うものだということが面白かった。どのトリオが良かったのか、この分野に関するわたしの素養はまことに寂しいものなので触れないでおく。

夕方に今日の第一次予選の合格グループが発表になったが、上記の日本人トリオは残念ながら通過できなかった。明日から第二次予選が始まる。

会場をあとにしてわたしは Döner Kebab とか Pizza とかを食べたかったのだが、われわれが向かったところはアイスクリーム屋。まあ、それでも空腹は凌げるだろうと付き合うことにする。

帰宅途中でチーズケーキを購入して帰宅。もの凄く眠かったのだがお茶とケーキを食べてからようやくベッドへ。1時間のタイマーを掛けてグッスリと眠った。

眼が覚めてからサラミを肴に Weißbier を飲む。これでようやく落ち着いた。夕食は Boneneintopf(豆の煮込み料理)。

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バイエルン放送交響楽団を聴いた

2018年7月5日(木)・曇り/最高気温25度

7時40分起床。

昨夜はまた足の痙攣が、それも2時間おいて2度目もあったりした。しかしそれが治まってからはグッスリと眠れた。今年になってからどうも睡眠の質が安定しないのは年齢のせいもあるのだろう。それを受け入れて身体に馴染ませなくてはいけない。

ふと庭を見ると庭の扉が外れて地面に転がっている。はて、昨夜はそんなに強い風だったかな、と不思議に思ったら上の階に住む奥さんが下りてきて説明してくれた。昨日、わたしが Regensburg に行っている間にこのアパートの最上階(3階)に住む男性が部屋の中で倒れたらしい。

すぐに消防署に連絡したらしいが運悪く玄関の戸ををピッシリと閉めていたらしく、倒れた当人が動けないので駆けつけた救助員も中に入れない。

そこでわが家の庭からはしごを伸ばして彼の住まいのバルコンに昇りそこからたまたま開いていたガラス戸から入ることが出来たそうだ。そのはしご車が入るには庭の木戸があると狭くては入れないので外したのだそうで、それがそのままになっていたというわけ。

最近ひとり暮らしの老人が住まいの中で倒れてどうのこうのという記事をよく目にするが、それが身近で起こってしまった。幸い、彼は救急病院に担ぎ込まれたが亡くなったわけではない。しかし、もう1人だけで住むのは限界だろう。わたしも自分の老後をいろいろと考えなくては。

午前中は少量の衣類をアイロン掛けした。そのあと12時過ぎから昼寝。今日は1時間以上をグッスリと眠れて起きたときには爽快。

今夜は友人が行かなくなったバイエルン放送交響楽団公演の切符をもらったので聴いてくる。友人夫婦がキャンセルしたのは彼達がメシアンとブルックナーの両方が嫌いなため。^^;

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ブリギッテが自転車旅行で留守なので彼女の代わりに友人に付き合って貰うことにした。メシアンはわたしも好きな方ではないので 18:45 からの Einführung を聞くために少し早めに家を出る。

演奏会は両曲とも楽しめた。これはヘラクレスザールの音響効果が大いに関係していると言える。この両曲が GASTEIG での演奏だったらどんな風に聞こえるのだろうかと頭の中でシミュレーションしながら聞いていた。

終演後、久しぶりに Ratskeller で Weißbier を飲んでから帰宅。

バイエルン放送交響楽団の定期公演8回目(今シーズン最後)

今日のプログラムを下に記す。

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どちらの曲もあまり聴いたことがない。特にバーンスタインの曲はほとんど知らないのでこちらを予習して出掛けた。ライブで聴いてみると、しかしこれは面白い。聴いていて身体が動き出すのを抑えるのに苦労した。^^; 

そしてバーンスタインの曲のあとにラフマニノフを聴くと後者が古風でいかにも大げさ。この間の距離感をかなり感じた。

アンコールにはラフマニノフの小品を Pappano と連弾で弾いたのが面白かった。その楽譜は iPad にインストールされたものだったのがこれまた新鮮。

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“Aus einem Totenhaus”「死の家より」(ヤナチェック)を観た

今夜はヤナチェックのオペラ「死の家より」(Aus einem Totenhaus)を観た。このオペラはこれまで聴いたことも見たこともない。

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今日は開演前の説明会(Einführung )に参加して話を聞いた。その時にはドストエフスキーとの関連性、このオペラの概要などについて理解したような気になったのだが、いざ舞台の幕が開くとそんな知識はどこかへ飛んでしまった。(-_-;)

わたしを混乱させたのは演出である。音楽だけに心を集中させて聴いているとそれほどの違和感はないのだが、目を舞台に向けるととにかく情報量が多くて戸惑ってしまった。

自分の理解力不足を棚に上げていうのだが、この舞台で多用されていたカメラの使い回しにもう少し整理があっていいと思う。舞台上の歌手達の動きとカメラワークの整合が取れていないように思われて、演出家の独りよがりと感じる箇所が多かった。

この演出を理解するにはあと2回ほどは観ないといけないのではないか。でもそれだけの気力はわたしにはない。

バイエルン放送交響楽団の定期公演7回目

今夜は定期公演の7回目。この曲を生で聴くのは多分初めて。今夜と同じ組み合わせのCDを Apple Music で探して予習。

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こんな時には Apple Music がありがたい。下は今日のプログラムから。
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いや〜、楽しい演奏会だった。管楽器、打楽器群が大活躍。皆、しっかりした高度な技術の裏付けがあるからどんなときでもグチャグチャにならず、見通しの良い演奏。中でもホルン奏者が名人芸。

弦の連中もノリにノッて若いチェロ奏者など喜びの表情を浮かべながら早いパッサージュを弾いていた。こういうのを目の当たりにするとこちらまで楽しくなる。

その他にもいろいろな楽器(?)がおもちゃ箱をひっくり返したように出てきて、驚かされること数度。途中でギターとマンドリン(それともラウテ?)まで加わったが、これは音が聞こえなかった。^^; わたしの聴力の劣化かもしれない。

この曲の面白さはかなり高級なステレオ装置で聴いても伝わってこないかもしれないなぁと思う。やはりライブは素敵だ。

フィエゾレ (Fiesole) という地名

ここはわたしも初めて足を踏み入れた土地。しかしフィエゾレという地名だけはずいぶん昔から知っていた。

わたしが Nationaltheater の研究生 (Opernstudio) の一員だった頃に、何本かのオペラの端役で舞台経験をさせて貰ったのだが、その中に Hans Pfitzner 作曲のオペラ「パレストリーナ」(Palestrina) というのがあった。その時タイトルロールを歌ったのは Peter Schreier。

そこでわたしが演じたのがフィエゾレのビショップの役だった。(下の写真) 歌うのはたった一言 “Ich, von Fiesole”(わたし、フィエゾレからの者です)だけ。

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しかし、周りは名だたる名歌手揃いだったからとても緊張した。

シチリア島の夕べの祈り(Les Vêpres siciliennes)を観た

久しぶりのオペラ。
先日 Premiere だったこのオペラをわたしは歌ったこともないし観たこともない。
数日前に街で出会った現役の同僚と立ち話をしたら、演出はひどいと言っていたので興味津々で臨んだ。まあ、新演出が合唱団員に誉められるというのはあまり無い。(笑)
切符は完売だそうである。

先ほど帰宅したのだが、同僚の話には納得がいった。演出家にはヴェルディの音楽に対するリスペクトがゼロといっても良いかも。ソリストの中に音程が定まらない人がいて、それも気を削がれた原因だった。

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ピアノ演奏会のはしご

2018年3月11日(日)・曇り/最高気温17度

8時起床。

今日は日曜日で、義母が生きていたときにはブランチの準備をするのでけっこう早起きしていたが、義母が居なくなってしまい、今日は遅い起床。

ブリギッテの顔色はまだちょっと青白い。本調子でないのは明らか。明日の早朝に義母から譲り受けた古い整理ダンスを取りに修理業者が来るので、それを運び出せるように下準備をしておかなくてはならない。わたし1人の手には余るので彼女にも付き合って貰った。彼女の体調を慮って最小限の片付けをして帰宅する。

午後は独日協会の催し物でピアノコンサートがあった。今夜はキーシンの演奏会もあるので体力温存のために行くかどうか迷ったのだが、東日本大震災のチャリティー演奏会というので行くことにした。ブリギッテは夜のコンサートに集中したいのでわたしだけ。

演奏会はMariko Nishikawa, Mieko Ogino, Michiko Shiotsuka, という3人の日本人女性によるもので楽しく聴かせていただいた。プログラムは下のもの。

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偶然にも夜のキーシンの演奏会とラフマニノフがかぶっていた。一日のうちに同じ曲の演奏を2度聴くというのも珍しい偶然である。(^_^)

演奏会のあとは急いで帰宅。ブリギッテがすでに早い夕飯を用意していてくれたので、それを食べてからふたりで GASTEIG へと向かう。

キーシンのソロ・コンサートはとても楽しいものだった。それは別エントリに書く。

キーシンの Soloabend

今夜は次のプログラムでキーシンを聴いてきた。

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下は開演10分ほど前の舞台。広々とした舞台にポツンとグランドピアノが。なんだか妙な風景だ。

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キーシンの演奏は素晴らしかった。特に最初の Hammerklaviersonate は限りなく透明な視界が広がる、それでいてダイナミックレンジの大きさと構築の堅固さが感じられる凄みのある演奏。この曲ってこんなに面白かったのかと新しい発見。

休憩後のラフマニノフはすっかり手の内に入った感じで自由自在。思わせぶりなところもなくすっきりと演奏してくれた。

アンコールは4曲弾いてくれて聴衆も大満足の様子。
1.スクリャービンのエチュード
2.自作のトッカータ
3.ラフマニノフのプレリュード
4.チャイコフスキーの Meditation

自作のトッカータは変拍子を効果的に使った面白い曲。

楽しい演奏会だった。

バイエルン放送交響楽団の定期公演5回目

今夜はバイエルン放送交響楽団の定期公演5回目。ブリギッテも気分転換をしたいということで聴きに行くことにしていた。しかしその時間になるとブリギッテの疲れが目立ったので結局わたし1人で行くことになった。

今夜はヤナチェックのオペラ「利口な女狐の物語」のコンサート形式である。わたしはもう日本を離れていたが、1978年二期会による公演で長野羊奈子さんが歌ったという記事を読んだ。わたしにとっても懐かしいオペラだが、コンサート形式というのはどうなんだろう。

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体調がイマイチないせいか音楽が始まっても集中できず、休憩時には帰宅しようと考えていたら、休憩無しの演奏だった。(汗) 指揮者の Franz Welser-Mest は初めてのライブ経験だったが華が感じられなかった。

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夜は室内楽の演奏会へ

2018年1月20日(土)・雪のち曇り/最高気温3度

5時45分起床。

最近、目覚めが早い。しかし起床したときにはスッキリしているのでそれで良いと思っている。その代わり昼寝は必須になる。

今朝のブリギッテは何も予定が無いらしくゆったりとしていて週末らしい雰囲気になった。朝食もいつもよりもずいぶん遅い時間だった。

12時近くになって、彼女は買い物へ、そのあと義母宅に立ち寄るとかで出ていった。わたしは12時過ぎから45分の昼寝。1時間の昼寝はときどき起きたあともボンヤリしてしまうので45〜50分くらいがちょうど良いようだ。

夜はヘラクレスザールで室内楽を聴いてきた。室内楽というのはこれまであまり聴いてこなかったが最近、面白いと思うようになっている。このジャンルは圧倒的にライブがいい。

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下の写真は演奏会が始まる前のもの。舞台後方のいつもは合唱団が入る位置に客席がしつらえられていた。それだけ今夜は観客が多かったということなのだろう。

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降りしきる雪の中を出掛けたがそれを忘れさせてくれる気持ちの良い夕べだった。前半のモーツァルトはともかくフォーレはよくわからないままに通り過ぎていった。^^; 

しかし休憩後のドヴォルザークはきれいなメロディーがあちこちに散りばめられていて大満足。アンコールはショスタコービッチ、そして最後にブラームス。

それにしても観客は年寄りが殆どで、日本もドイツもその点では同じ悩みを抱えている。23:40の帰宅。

バイエルン放送交響楽団の定期公演4回目

今夜はバイエルン放送交響楽団の定期公演4回目。

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ストラヴィンスキーの作品は変拍子がとても面白かった。今の時代だから頭脳も身体もそれに気持ちよくついていけるが、初演当時の聴衆はどう感じたのだろう。

Hummel のトランペットは今日は E-Dur で演奏された。コンサートで演奏するときにはやはり半音高い調の方が映えるのだろうか。

ベートーベンのミサ曲 C-Dur はわたしはソロパートも合唱も歌ったことがない。ソリストはあまり感心しなかったけれど合唱は美しかった。

幸運の連続で気持ちよくオペラを観ることが出来た話

クリスマスイブの前日(12月23日)の公演 Nationaltheater :プッチーニの「三部作」(IL TRITTICO) に行けなくなったからと切符が廻ってきた。わたしも観たいと思っていた演目だったから嬉しかった。そしてその当日である。

ブリギッテと二人、ゆったりと家を出て劇場には25分前に到着。休憩時にゆっくり楽しもうと飲み物と席を予約してから観客席へ。われわれの席は Palket 5列目のいちばん右端の2つ。だんだん席が埋まってきて第一ベルが鳴った頃、年配のご夫婦がわれわれの席に座ろうとしている。

ブリギッテが「確かにこの席ですか?」と訊ねると彼達の切符を見せてくれた。間違いない。一瞬ダブルブッキングかと思いブリギッテは急いで係員に連絡するため客席を後にする。そのうちに第2ベルが鳴り始めた。もう客席に全員が座った頃にブリギッテが係員と一緒に戻ってきてわれわれの重大な間違いを知った。

友人から廻ってきた定期会員券をあらためて見てみると、なんとわたしたちの切符に割り当てられた「三部作」(IL TRITTICO) の日付は12月20日になっていた。完全にわれわれのミスであって、正規の切符を買って座っていたお二人には申し訳のないことをした。

ブリギッテが戻ってくるまでに奥様の方(アジア人)と話していたのだが、このお二人はわざわざハンブルクからオペラを観に来た人たちで、われわれを咎めてもいい立場なのにとても気持ちの良い親切な応対を見せる紳士淑女だった。

そうしているうちに最後のベルが鳴り始めた。見ると同じ列の1つ置いた席が二つ空いている。一緒についてきてくれた係員の人が「もう、どなたもいらっしゃらないでしょうから、そこに座ってお聴きなってもけっこうです」という親切な申し出。

わたしはその席に座り「休憩のあとにこの席の切符を買った客が来ても仕方がない。「外套」と「修道女アンジェリカ」を見られただけでも幸運だった」と思い舞台に集中する。そして休憩に入った。

開演前に予約してあった席には白ワインとソフトドリンクが準備されていたのでそれを楽しみながら「これで帰宅することになったとしても今日はじゅうぶん楽しめたね」とブリギッテと話す。

休憩が終わり念のために観客席に戻ってみると、われわれの座っていた席は依然として空席である。客席の扉が閉まるまで待ってからまたそこに座って「ジャンニ・スキッキ」を楽しむことが出来た。なんたる幸運!

最後にもう一つ良いことが。クロークでコートを受け取って正面玄関から外に出るとちょうど路面電車19番がやって来るのが見えた。小走りに急いでトラムに乗車、そして最後の幸運は乗換駅でトラム25番がすぐ後ろからやってきて待ち時間ゼロだったこと。22:30に劇場を出てからなんと30分でわが家に帰宅できたことになる。

わが家に落ち着いてから、今回は事前に切符を確認しなかったわれわれのミスだけれど、ブリギッテは確かに23日のオペラに行けなくなったから代わりに行って欲しいという持ち主からの留守電を聞いたと言う。

そこで保存してあった留守電をもう一度再生してみたら「・・・22日、いや、23日のオペラに行けなくなったから・・・」という伝言が入っていた。ということは100%われわれのミステークではなかったわけでちょっと気が楽になった。ひょっとするとこの切符を持つ当人たちはこの夜、自分たちが行けたのかもしれない。

プッチーニの「三部作」

今夜はいただいた切符でプッチーニの三部作を観てきた。今夜も満員御礼。指揮者が Kirill Petrenko だから?

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このオペラはゲルゼンキルヒェンでやった記憶がかすかにあったが、舞台を見ていて思いだした。わたしはこのオペラで Liedverkäufer という端役を歌ったのだった。
恋人役の Luigi を歌った Yonghoon Lee の歌唱はお見事。ヨーロッパの過去の名歌手に較べるともうちょっとのプラスアルファが欲しいけれど。

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このオペラは初めて。ニューヨークでの初演がプッチーニが期待したような成功でなかったというのが頷ける。玄人受けするオペラなのかもしれない。

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これも映像では観た記憶があるが舞台は初めて。今日はテノールの Pavol Breslik が喉の故障で歌えないということで口パクで演技をし Opernstudio のテノールが舞台の袖で歌った。悪くなかった。若いテノールにとっては大きなチャンスだったことは確か。

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タイトルロールを歌った Ambrogio Maestri の安定感ある演技と歌唱が光った。Lauretta の歌う有名なアリアは単独で歌われるよりもアップテンポだったけれど客席からは Brava! の声が掛かった。

ミュンヘンでのペースが戻ってきた

2017年11月9日(木)・曇り/最高気温8度

7時半起床。

寒い一日となった。明け方に足が痙って5時少し前に一度起きた。寒いのでまたベッドへ戻り、次に目が覚めたのは7時過ぎ。

今朝はブリギッテが近所に住む友人と Café で朝食を約束していたので、わたしはゆったりと1人で食べる。これもまたよし。

どんよりと今にも雨が降ってきそうなお天気だったが、トスカーナから戻って初めてのウォーキングに出掛ける。今日は一万歩をしっかり歩いて帰宅。気温が低かったからかそれほど汗もかかない。

やはり身体を動かしたあとの昼寝は気持ちが良い。

4時前にブリギッテが帰宅。今日は義母を連れて病院でコンピュータ断層撮影をしてきたそうだ。先日の検査で大腿部から下の血管が詰まり掛けているという疑いが出たため。

夕方はバイエルン放送交響楽団の定期公演3回目。今回はマリス・ヤンソンス指揮、ダニエル・バレンボイムのピアノ。

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Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks – Jansons Beethoven / Prokofjew, 09.11.2017,

バレンボイムが弾くということで、さすがに今夜のガスタイクは満席だった。

バイエルン放送交響楽団の定期公演2回目を聴いた

2017年10月26日(木)・晴れ/最高気温21度

7時半起床。

昨夜は就寝が0時過ぎだったからか遅い目覚め。友人と二人で赤ワインを一本空けたからか気持ちの良い睡眠だった。

ゆったりと遅い朝食をとったあとブリギッテは義母宅へ。わたしは12時過ぎに家を出てウォーキング。今日もこれまで使っていたオムロンの歩数計と Apple Watch Series3 の「ワークアウト」というアプリの併用で試してみる。

屋外ウォーキング(フリーゴール)
13:18 – 14:32

・アクティブカロリー:243カロリー
・トータルカロリー:347カロリー
・距離:6.54Km
・上昇した高度:8M
・合計時間:1:13:58
・平均心拍数:97BPM
・平均ペース:11’17″/KM

取得できるデータは上記の項目で、これだけのデータが取れるのなら満足。間もなくこちらに移行しようと思う。

帰宅して少し遅くなったが”ラ王”の塩ラーメンを作って食べる。そのあと今夕のコンサートのためにたっぷりと昼寝。

今夜はバイエルン放送交響楽団の定期公演の第2回目。
今回はブルックナーの交響曲第4番がわたしの目玉。

Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks – Harding Berg / Bruckner

今日のプログラムにわたしは満足。わたしが働いていた頃にミュンヘンデビューした Dorothea Röschmann はすっかりオバさんになっていたが、揺るぎのないテクニックとあくまでも滑らかな歌唱。ブルックナーは厚い美音の空間を楽しんだ。

終演後、ほとんど待ち時間なく Tram に乗れたので22:30には帰宅。

天気がいいと身体も良く動く

2017年10月17日(火)・快晴/最高気温23度

7時半起床。

夜中の4時過ぎに目が覚めてしばらく眠れず、二度寝のあと眼が覚めたのは7時20分過ぎだった。

今日も快晴の素晴らしいお天気。午後からは予定が入っていたので10時過ぎにウォーキングを済ませる。昨日は痛かった太ももの内側が今日はほとんど回復。歳をとると筋肉痛は2日後に訪れるというのは本当だった。(笑)

昼食のあと少し早い昼寝。今日は30分のタイマーを掛けて眠った。午後2時にPCを持った介護婦さんを連れてミュンヘンの北部にあるPC修理屋へ。

見積もって貰ったら130~150€ということで介護婦さんもホッとしたようだった。SATURN では250€掛かると言われていたそうだ。しかしまた週末に受け取りに行かなくてはならない。

夕方は8時からの演奏会を聴きに行く。

Studiokonzert: Quatuor Van Kuijk | BR-KLASSIK CONCERT | BR-KLASSIK | Bayerischer Rundfunk

というもので急に行くことになった。そのいきさつというのは・・・。

ブリギッテは先々週の水曜日・4日に Grünwald で行われたコンサートの切符を無料で手に入れた。この日はちょうどバイエルン放送交響楽団の定期公演の開幕の日だったので、われわれはこちらに行って、当選したその切符を友人に譲った。

その時は居間でBR-Klassik というクラシック音楽チャンネルを聴いていた。すると早い者勝ちで電話すれば無料でその演奏会の切符が2枚手に入るというのを聴いたので試してみた。それが運良く当たったというわけ。

それに味を占めたのか、昨日は外出中の車からわたしに電話が入った。あと2~3分で家に着くからラジオのBR-Klassik にスイッチを入れておいて、というもの。

ニュースのあとに彼女お目当ての放送が流れて彼女は早速電話をし、今回も目出度く切符を手に入れた。それが今夜の演奏会である。彼女を見ていると音楽会そのものよりも切符を無料で手に入れるというスリルを伴った行為が面白いみたい。

彼女が得意げに娘たちにそれを知らせるとSNSで返事が来た。娘たちそれぞれの性格がでていて面白い。(笑)

カローラ「ストレスの多い日常だこと」
ユリア「クジに夢中の年金生活者」
そしてアンナからは
次の放送ではーこのクジ引きにはだれでも応募することができます。ただしBR-Klassik 関係者と KOBAYASHI という名前の年金生活者夫婦は除きますーというアナウンスが入るよ

わたしは今夕、日独協会の映画「砂の器」を見にいく予定でいたのだけれど、コンサートに付き合わされた。「砂の器」は iTunes でレンタルできるからそちらで観よう。

先ほどコンサートから帰宅。満足のいくものだった。

アップルウォッチ シリーズ3を購入した

2017年10月12日(木)・晴れのち曇り/最高気温20度

6時半起床。

午前中は快晴に近い素晴らしいお天気だったが、午後からは曇り空。ちょっと残念。

熟考の末にアップルウォッチ・シリーズ3を購入した。

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選んだものは次のスペック。

アップルウォッチ シリーズ3/42mm/スペースグレイアルミニウムケース/ダークオリーブスポーツループ/セルラーモデル

バンドはブラックかグレイをと予定していたのだが、それが無くてダークオリーブスポーツループになった。腕につけてみると悪くはない。

そのあともちょっとした買い物をしたので家に戻ってきたときにはつかれていた。簡単な昼食をとったあと1時間の昼寝。

目が覚めてからアップルウォッチの設定を始めたが、かなりいろいろな機能があってちょっと複雑。まあ、徐々に自分に必要な機能について学んでいこうと思っている。

夕食はブリギッテが鶏の胸肉を解凍していったので、それを用いてトマト煮を作った。トマトソースは家庭菜園で収穫し、食べきれなかったものをジュースにしたもの。ソースに入れた野菜は椎茸、タマネギ、赤ピーマン。トマトの酸味とバターの味が複雑にマッチして思いの外おいしく出来た。(^_^)

シーズン開幕の Akadimiekonzert を聴く

2017年10月9日(月)・曇りときどき小雨/最高気温13度

6時半起床。

ここ数日どうもパッとしない天気が続いていて、それに引きずられるようにわたしの心身もなんだかくすんでいる感じ。

日中は本を読んだりしてボーッとしていた。

夜は久しぶりに Nationaltheater へ。友人夫婦が先頃東南アジアに旅行したのだがヘロヘロになって戻ってきた。風邪を引いたのか熱があって帰りの飛行機にもやっとの事で乗れたらしい。

彼達は Bayerische Staatsoper/Akademiekonzert の定期会員になっていてそれの第一回目が今晩。まだ全快していないというのでその切符がわれわれに回ってきた。20時からの今シーズン第一回目の公演は Kirill Petrenko 指揮でマーラー/子供の不思議な角笛とブラームス/交響曲4番。マーラーを歌うのはマチアス・ゲルネ(Matthias Goerne)

Programm

Gustav Mahler
Lieder aus Des Knaben Wunderhorn
„Rheinlegendchen“
„Wo die schönen Trompeten blasen“
„Das irdische Leben“
„Urlicht“
„Verlorne Müh’!“
„Revelge“
„Der Tamboursg’sell“

Johannes Brahms
Symphonie Nr. 4 e-Moll op. 98

ブラームスの4番は大好きな曲。マーラーの「子供の不思議な角笛」はこれまでしっかりと聴いたことがなかった。下の写真は開演15分ほど前の演奏者が登場する前の舞台。

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演奏は充分以上の満足できるものだった。幕間ではわたしと同じように定年退職した他の部門の旧仲間たちと久しぶりに会って挨拶を交わしたりしてけっこう忙しかった。

楽しみにしていたブラームスの4番は第一楽章の途中で隣に座っていたブリギッテが何かささやいてきたのが気になってそれから集中できなくなってしまった。わたしは彼女が気分悪くなってしまったのではないかと心配してしまったのだ。彼女は心筋梗塞をやっているから。

しかし、演奏後に問い質したら「ビオラ奏者の中に知った人がいる」ということを言いたかったらしい。それを聴いた瞬間 軽い殺意を抱いた。(笑)

帰途は交通機関の連絡がうまくいって意外に早い帰宅。昨日の飲み残しである「白鶴」を空けてから就寝。

バイエルン放送交響楽団の定期公演

2017年10月5日(木)・快晴/最高気温22度

6時起床。

時折かなり激しい風が吹いたけれど、カラリと晴れ上がった秋の日。気温もしばらく振りに20度越え。

ブリギッテは近所に住む友人と10時からカフェでダベリ朝食をするというので、朝食はわたしひとりで済ませる。

彼女が出て行ってからまずは洗濯物のアイロン掛け。ほとんどがブリギッテのTシャツとズボン。わたしのものは2枚のシャツだけ。

それが済んでから三日ぶりのウォーキング。風が強いので枯れ枝が頭上に落ちてくる恐れあり。しっかりと帽子を被って出掛け8685歩を歩いて帰宅。シャワーを浴びてから昼寝。

昼食は昨日買ってきたモヤシを卵でとじてインスタントラーメン「ラ王ー塩味」にトッピングして食べた。

夜はバイエルン放送交響楽団の定期公演。今シーズンの幕開けである

Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks – Salonen Saariaho / Sibelius / Salonen,

Salonen を聴くのははじめて。想像していたより体躯が華奢な人だった。それとはアンバランスに頭部が大きくて顔が立派。日本人にもこういう人がいたなぁと思いながら演奏が始まった。

シベリウスの交響曲を生で聴くことはあまり無かったから面白かった。サロネンの自作自演はかなり長い曲。良い体験だった。

終わって外へ出ると雨。 Tram に乗って帰宅したのは22時半過ぎ。

Coburg へ一泊旅行

2017年9月25日(月)・曇り/最高気温16度

7時起床。

今日はコーブルクへ行く予定。しかしそれには12時過ぎに家を出ればいいのでそれまではのんびりとして過ごした。今夜の主目的は、コーブルグで行われるリーダーアーベント(Lieder Abend)。

ブリギッテの父方の親戚にカウンターテノールがいるということは数年前から聞いていた。昨年 Würzburg での親戚会があったときにその彼と知り合い、機会があればいつか聴きに行くと約束していた。

その彼が昨夜 Coburg の Kongresshaus Rosengarten でリーダーアーベントを開くというので聴きに行くことにした。実はわたしはカウンターテノールというのが好きではない。

Sir Jonas がミュンヘンオペラの支配人だった頃にはヘンデルのオペラを主としてかなり多くのバロックオペラが企画、上演された。それらのオペラにはカウンターテノールが登場することが多く、わたしも舞台上で彼達に接する機会が多かったのだが、わたしには最後まで違和感が残った。

その大きな原因は、わたしの耳にはカウンターテノールの音色が画一的すぎることだった。生身の歌手が精一杯歌ったときのスリルと高揚感がわたしには感じられなかった。美しく歌えばそれでいいというものでもないだろう。歌の中にドラマと熱い血が感じられなくては。

オペラの中では他の歌手達の中の1人ということで、その対比やスタイルの違いでカウンターテノールが脚光を浴びることもある。しかし、今夜は1人で歌うリーダーアーベントだ。さてどうなるか、と思いながら会場に向かった。

ちなみにわれわれがインターネットで予約したホテルは Coburg のマルクト広場に面した小さなところ。なんだか Airbnb のような感じ。清潔で広い部屋、そして窓を開ければマルクト広場が見渡せるロケーション。サービスなどは皆無だったけれど一晩だけならまあいいかと思った。下の写真は部屋から写したマルクト広場。

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演奏会場は Kongresshaus の名が示す通りにかなり広く、舞台はあるが演奏に適したホールではない。聴衆の入りはかなり空席も目立っていた。

そして始まった演奏はわたしのカウンターテノールへの思い込みを裏切るものではなかった。中音域にはときおり美しく潤いのある声が聞こえてくるのだが、高音、それもフォルテで歌われる高音には歌手独自の色が感じられない。あまりにも単一すぎるのである。これは彼の責任ではないと思う。カウンターテノールというのはそういうものなのだ。

終演後、親戚一同が Coburg オペラ劇場の側にある Künstler Krause というレストランで会食をした。このレストランがひどいところで、まず飲み物を注文してから出て来るまでが15分くらい掛かり、料理を注文してからは1時間近くも待たなくてはならなかった。

空腹に業を煮やした親戚の数人が問いただすと「今、やってます」という木で鼻を括ったような態度の返事。22時頃のこの時間、レストラン内にはほとんど他の客の姿が見えない。やっとの事で目の前に運ばれてきた料理は食べてみるとなんとも奇妙な味。さすがの食いしん坊のわたしが半分ほど残すことになった。

まあそんなことはあったけれど、ブリギッテの満足そうな表情を見ているとストレスの多い最近、良い息抜きにはなったようだ。

「蜜蜂と遠雷」のCD

2017年上半期の直木賞受賞作『蜜蜂と遠雷』を先日(7月15日)読了した。この本の内容などはウェブで検索すればすぐに出てくるのでここには書かない。浜松を舞台にしたと思われるピアノ国際コンクールの一部始終である。

とても面白く読んだ。この本の中にはコンクールの一次、二次、三次試験に弾かれる課題曲・自由曲として沢山のピアノ曲が出てくる。知っている曲も多かったけれど中には始めて目にする曲も多かった。

読み終わったあとごく自然な感情として、わたしにとって未知な曲を聴いてみたいと思った。

この本を読んだ人の多くもそう思うらしく市場にはすでに小説に出てきたピアノ曲の全てを収めた CD が出ていると知った。渋谷のタワーレコードにもそのコーナーがあるそうである。

試しにと Apple Musicで検索してみたらなんとそれが聴けるようになっていた。そこで雨に閉じ込められた今日の午後はそれを流しながらゆったりとした時間を過ごす。

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もう一度本を読み返して、これらの曲名が出てきたところでそれらを聴いたら楽しいかなと思ったが何しろこの本はかなり大部である。読了して日が浅い今、もう一度読み返そうとは思わなかった。いつか読み返す日が来たら、その時には音楽をお供に楽しもう。

ドイツも女性が元気

なにかで広告を見たブリギッテが14時からのコンサート(?)に出かけていった。場所はガスタイクのロビー。聴いたのはシニア・グループによる縦笛 (Blockflöte)とその他のグループ。

ドイツの小学校では必ずと言っていいほど、この縦笛の授業がある。ブリギッテも昔とった杵柄で、いちおうこの楽器を吹くし愛着を持っている。そこで聴いてみる気になったらしい。わたしはもちろんパス。(笑)

それが終わってからブリギッテが WhatsApp! (ラインのようなSNS)に書き込んでくれた画像が下のもの。「シワだらけの幽霊たち」というコメント付き。この写真を見る限り、男性は少ない。帰宅したブリギッテに聞くと総勢13人のうち男は3人だけだったそうだ。

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この写真を見た娘たちからはすかさず反応があった。

「ママにピッタリ!」

わたしは沈黙を守っている。

バイエルン放送交響楽団の定期公演8回目

今夜の定期公演が今シーズンの最後となった。

プログラムはメシアン作曲のもの。わたしにはまったく馴染みがない。CDも持っていないしApple Musicにも無かったので予習のしようもない。ぶっつけ本番で聴くことになった。

Pierre-Laurent Aimard, Klavier
Chor des Bayerischen Rundfunks

Leitung: Kent Nagano

Komponist: Olivier Messiaen

Werk: »La transfiguration de Notre-Seigneur Jésus-Christ«

メシアンの曲はわたしの定年間近に Saint François d’Assise というのをオペラでやったがもの凄く大変だった記憶がある。その時も Kent Nagano 氏の指揮だった。Mein zweiter Blog : 「Saint François d’Assise 」の Premiere

この定期公演はわれわれの友人夫妻も一緒だが、彼達は休憩まで聴いて帰っていった。^^; 彼達の席はわれわれのそれよりも良い席なので、休憩のあとはその席で聴いた。

休憩後の方が長く感じたのはメシアンの音楽に共感が得られなかったからかもしれない。数分に1度、はしごを外されたような気分になり終盤に近づくにつれてストレスが溜まってきた。

この曲は演奏する方も大変だと思う。合唱はほとんど歌いっぱなしという感じ。オケも合唱もさすがだった。

BRSO定期公演 6/8

今夜はバイエルン放送交響楽団(BRSO)の定期公演6回目である。数日前から体調を崩していて万全の状態ではないが、家から30分で行ける GASTEIG が会場なので出掛けることにした。今夜のプログラムは以下の通り。

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ベートーヴェンも良かったしブルックナーにも大満足。懸念していた咳は出なかったがブルックナーの第三楽章終わりのピアニッシモのところで腹が鳴って自分でも驚いた。

休憩時に出会った友人夫婦のご主人のほうがブルックナーは嫌いだそうで後半を聴かないで帰ると言う。そこで彼達のチケットを後半は譲り受けた。われわれの席よりも遙かに良い席!それだけにブルックナーの音圧が強く感じられて嬉しかった。

ブルックナーが終わり、指揮者の手が降りる前に野太い男の声で「ブラボー」の声が掛かったけれど、フライングとは言いがたく、まあ、許容範囲かなと思う。でも、なんであと3秒待てないのだろう。

指揮者のハイティンクは用意してあった椅子には楽章の間だけ腰掛けていて、曲を指揮しているときには立ち通し。しかし歩く姿が心許ない。カール・ベームの末期よりはまだ良いけれど彼を聴けるのも間もなく終わるような気がする。時代は移る。

BRSO定期公演・今日はチェコの作曲家

まるで秋口のような冷え込みの中を聴いてきた。
今夜はヤナチェックとドボルザークなどチェコの作曲家の作品。わたしはこれまで聴いたことのないものだった。こんな機会でも無ければ聴かなかった曲ばかり。定期会員になるということはこういう利点があるのだということがわかった。

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しかし“Die Ausflüge des Herrn Brouček” というオペラはその昔(多分90年代)にやったことがある。このオペラのことはあまり印象には残っていなかったが、組曲の最後のナンバーで思い出した。

ステレオ三昧の日曜日

4月23日(日)・曇りときどき晴れ/最高気温10度

8時起床。

日曜日ということで遅い起床。9時半頃に義母を迎えに行くまではずいぶんと時間がある。今日も朝から冷たい空気で雨が降っていないだけもうけもの。

今日の義母の調子は上々で、アルツハイマーの兆候も見られない。その日によって彼女の様態はかなり違うけれど、今以上によくなるということは無いだろう。

ブリギッテは疲れ気味なのでブランチのあともわたしが義母と介護士さんを車で送っていった。

12時頃からわたしは昼寝。最近はあまり良い睡眠が取れていないので正午近くになると眠くなる。

目が覚めてから久しぶりにステレオで音楽を聴きたくなった。まずは Apple Music からアルゲリッチで「ルガーノ・フェスティヴァル・ライヴ 2014」彼女の多岐にわたる才能にあらためて感服。録音も悪くない。

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次にCDトレイに入れたのは数年ぶりにきく「古代ギリシャの音楽」。これは長岡鉄男氏が推奨していた優秀録音盤で今日聴いても納得のクオリティ。

そして最後にリンダ・ロンシュテッテの「クライ・ライク・ア・レイン・ストーム」。このCDは彼女の素晴らしいのびのある声が聴けてわたしの愛聴盤。

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これらの音楽を聴きながら Stereo Sound の最新号に目を通す。気がつくと3時間が過ぎていた。ハイレゾ再生にも少し関心が出てくる。

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夕食はまたまた白アスパラガス。いつも書くが、そんなにおいしいとは思わないのだけれど。

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MURRAY PERAHIA のピアノソロ・コンサート

先週から続いたコンサート通いの、今日は最終日。

今夜はピアニスト、マレイ・ペライアのソロ演奏会だった。プログラムは次のもの。

2017年03月19日21時43分38秒

彼のライブを体験するのは初めて。写真などから想像していたのとかなり違う人物が舞台に現れたときにはちょっと驚いた。^^;

演奏が始まってみると彼の容貌とピアノ演奏とがこれ以上は無いほどに親密感が感じられて幸せな気分になった。

バッハのフランス組曲は楽譜に書かれているあるがままの演奏のように思えて素直にわたしの中に入ってきた。

シューベルトはバッハとは違い、人懐っこい雰囲気を醸し出して暖かさを感じた。自分の幼年時代の思い出がフッと蘇ったりして涙が出そうになった。

後半のベートーベンは、わたしには共感が得られないまま終わった。とてつもない大作だというのはわかるのだが、感じようとしても跳ね返される。これから何度か聴いてみればイメージが固まってくるのかもしれない。

若い日本人歌手達の演奏を聴いた

今朝 Nationaltheater のサイトを見ていたら “Japanische Stimmen” というタイトルが目に飛び込んできた。

読んでみると日本の「新国立劇場・オペラ研修所」から4人の歌手がミュンヘンを訪れているらしい。興味があったので昼間にチケットを買い、19時から聴いてきた。

2017年03月17日11時41分37秒 0012017年03月17日11時41分37秒 0022017年03月17日11時41分37秒 002 32017年03月17日11時41分37秒 002 2

四人共に声に勢いがあって楽しめた。日本歌曲よりはやはりオペラのアリア、重唱の方が声がのびのびと出ていてさすがに日頃の研修成果が出ている。

四人の中で一番の年上であろうと思われる テノール歌手の Hideki Mizuno さんは即戦力として働けそうな気がした。残る問題はやはり言語の壁かもしれない。いろいろなことを考えながら帰宅の途についた。

Andrea Chénier を観た

今夜は久しぶりのオペラ。
約半年ぶりにオペラを歌うという Jonas Kaufmann だが、劇場に着くまで本当に歌うのかどうか疑っていた。^^; 配役などは下の通り。

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わたしはこのオペラを観るのは始めて。テノールの2つのアリアはさすがに知っているけれど自分の声には合わないから学生時代から歌ったことはない。

ソリスト陣は皆よい味を出していたし、合唱もなかなかの仕事ぶり。しかし一番感心したのは演出・舞台。しばらく振りに Nationaltheaterの大きな舞台裏の全てを使い切ったオペラを観た。大がかりな舞台装置が文字通り「縦横無尽」に転換していった。かなりお金も掛かっていると思われる。

主役3人は現在では世界でもトップクラスの出来。それぞれにまったく危なげのない歌唱で、聴いていて純粋にそれぞれの役にのめり込めた。下のカーテンコールの写真はブリギッテが彼女の携帯で写したもの。あまり画質はよくない。指揮者が出てきたときには一瞬シノーポリかと思ってしまったほどよく似ている。

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Hilary Han の演奏会

昨日はお付き合いで出掛けたアマチュアの演奏会だったが、今日は正真正銘のプロフェッショナル。

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彼女の演奏会は前にも聴いているがそれは GASTEIG でのもの。今夜は久しぶりに Herkulessaal。Palket の12列目でいい席だった。

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開始前に Hilary Hahn 自らプログラムの順番の変更がアナウンスしてから始まった。今夜の演奏は全て楽譜を見ながらの演奏。

弱音がとても美しく響いて心が洗われるよう。もちろんフォルテもしっかりと出ていて嫌な音が一度も出なかった。ピアノの Robert Levin もとても音楽的ではあったが Bach はもう少しつぶ立ちの良い音で聴きたかった。

全てのプログラムが終わったあとは2曲のアンコール。曲目はわたしにはわからなかった。拍手に応えて3曲目を弾く前に弱音器(?)を付けるとき、バンッと音と共に弦が切れてしまった。彼女も苦笑いをしてそこでコンサートは終了。

余談だが先日ロンドンのある演奏会で譜めくりが間違ってしまって、そのあと気まずい雰囲気の中でやり直したという記事を読んでいたから、今日はやけに譜めくりのお嬢さんに眼が行ってしまった。

教会での演奏会を聴く

3月12日(日)・快晴/最高気温12度

6時半起床。

今日は日曜日ということで恒例のわが家でのブランチ。義母と介護士さんを迎えにいって9時45分頃から始まった。

素晴らしい天気だったのでブランチのあと、ブリギッテは義母を連れてドライブへ。わたしは食後とあって眠かったのだが着替えてウォーキングに出掛ける。今日もしっかり一万歩を歩いて帰宅。(^_^)

シャワーを浴びてスッキリしたあと1時間の昼寝。しかし、ブリギッテが帰宅するのが予定よりも早くて45分で起こされてしまった。

夕方5時からミュンヘン市内の Schwabing にある St.Joseph という教会での演奏会を聴きに行く。アマチュアのコーラス、オーケストラによる Stabat Matel/J.Haydn の演奏だった。ブリギッテの勤め先の同僚3人が合唱で歌うというので引っ張り出された恰好だ。

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教会の中というのは過剰に響くので演奏の良し悪しを論じるのは意味がない。ただ、アマチュアの合唱団によくある男声陣が少ないというのはここでも顕著で、男声陣は女声陣の約三分の一でしかなかった。これではさすがにバランスが悪い。

帰宅したのはまだ早い時間だったのでそれほどお腹が空いているわけでもない。先日開けたおいしい日本酒がまだ半分ほど残っていたので,今日は うすはりの酒器で飲んでみた。ワイングラスで飲むのもおいしいが うすはりで飲む日本酒はまたちょっと違ったおいしさ。
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おつまみは日本酒と一緒にいただいたもの。山椒の実がアクセントになって、これまたまた日本酒によくマッチしておいしかった。

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最後は梅茶漬けで締めて幸せ〜!

BRSO 定期演奏会

一日中雨が降り続く中を出掛けたが、良い気分転換になった。

今夜のプログラムは盛り沢山。
ラベック姉妹の演奏もライブで聴くのは初めて。モーツァルトは割と地味な曲だったが,アンコールに弾いた曲が圧巻。(残念ながら曲目は不明)

三角帽子・ファリャはまだ10代だったころにN響・外山雄三指揮で聴いた記憶がある。まぶしいほどに明るい舞台から聞こえてきた鮮烈なスペインの音と旋律に驚いて、スペイン音楽がそれ以来好きになった。

終演はいつもより遅く、一本遅い Tram に乗って23時過ぎの帰宅。

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Kurt Moll のこと

ネットのニュースで Kurt Moll の訃報を知った。

Kurt Moll: Opernsänger von der Bayerischen Staatsoper ist tot – SPIEGEL ONLINE

78歳とまだ若かった。彼はわたしが1977年にドイツに来たころには既にバリバリの押しも押されぬバス歌手だった。絵に描いたようなオペラ歌手の体型と深く低く響く声の響きはこれぞバス歌手と言えるものだった。

わたしが Opernstudio に在籍していたころ(1979〜1981年)にはときどき声を掛けて貰ったことがある。今思い出すのは ” Die Meistersinger von Nürnberg “の舞台稽古の時。彼はちょうど日本での演奏旅行から戻ってきたばかりで,東京で買ってきたソニーのウォークマンを仲間の歌手に嬉しそうに見せびらかしていた。

もう一つの思い出は出演前の舞台の袖での会話。その数日前にアメリカでゲオルク・ショルティと共演して戻ってきた彼に「写真で見るショルティは厳しくて意地悪そうに見えるけれど、どうなんですか?」と聞いたら 「そんなことないよ、とってもやさしくて心の温かい指揮者だった」と答えてくれたこと。

その頃ちょい役で出させて貰ったオペラのプログラムを探して見つかったので記念に貼り付けておくことにする。(わたしの名前の下の線は当時出させて貰ってよほど嬉しかったんだろう。ちょっと恥ずかしい)

一つは「バラの騎士」

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そして「パレストリーナ」

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BRSO 定期公演 3/8

今夜はバイエルン放送交響楽団の定期公演。オールフランス音楽で初めて聴く作品。指揮者のサー・ジョン・エリオット・ガードナーも初体験である。

シャブリエはけっこう楽しめたのだが、ドビュッシーはよくわからないうちに終わっていた。^^;
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LADY MACBETH VON MZENSKを観た

LADY MACBETH VON MZENSK/Dmitri D. Schostakowitsch

Musikalische Leitung:Kirill Petrenko
Inszenierung:Harry Kupfer
BühneHans Schavernoch
Kostüme:Yan Tax
Video:Thomas Reimer
Licht:Jürgen Hoffmann
Produktionsdramaturgie:Malte Krasting
Chor:Sören Eckhoff

Boris Timofejewitsch Ismailow:Anatoli Kotscherga
Sinowi Borissowitsch Ismailow:Sergey Skorokhodov
Katerina Lwowna Ismailowa:Anja Kampe
Sergej:Misha Didyk
Axinja:Heike Grötzinger
Schäbiger:Kevin Conners
Verwalter:Christian Rieger
Hausknecht:Sean Michael Plumb
Mühlenarbeiter:Milan Siljanov
Pope:Goran Jurić
Polizeichef:Alexander Tsymbalyuk
Polizist:Kristof Klorek
Lehrer:Dean Power
Sergeant:Peter Lobert
Wächter:Igor Tsarkov
Sonjetka:Anna Lapkovskaja
Alter Zwangsarbeiter:Alexander Tsymbalyuk
Zwangsarbeiterin:Selene Zanetti

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

このオペラはずいぶん前に Hildegard Behrens, Donald McIntyre が歌ったプロダクション以来初めて観た。調べて見たら1993年だった。もう20年以上も前の話だ。あの時は強烈な印象が残っているが、今回もそれは同じ。ただ舞台全体から受ける印象は昔の方が生々しくてギザギザした印象だった記憶がある。今回の演出はこの話のテーマにもかかわらずどこか滑らかで上品な空気が漂っていた。年寄りになったわたしの個人的な感じである。

合唱団の出番がかなり多くて、こんな大変なオペラだったかしらと不思議な気がした。これを楽しんでこなしていたのだからわたしも若かったのだ。

二人の重要人物を演じた Anja KampeAnatoli Kotscherga はどちらも適役。このソプラノ役は歌うのも演じるのも大変な役だが、それを立派にこなしていた。Boris 役の Anatoli Kotscherga は相変わらず声も衰えを見せていない。役柄の性格描写はどこか人の良い性格がにじみ出ていた Donald McIntyre よりも優れているかもしれない。今回はいかにも憎憎しげで彼の役作りに共感を感じた。

Kirill Petrenko の指揮するオーケストラはかなりスペクタクル。舞台脇のロージェにも管楽器奏者を配して臨場感を盛り上げていた。ただロージェで演奏した金管奏者の何人かが動いたりすると、わたしはそちらに目が行ってしまってその間は緊張感が途切れることがあった。普段オーケストラピットに入っている奏者たちだから観客から丸見えのロージェで演奏するのは不慣れだったのかもしれない。

勤めを終わった後のオペラ鑑賞なので、退屈なオペラだと隣で舟を漕ぐこともある Brigitte だが今夜はしっかりと舞台に集中していた。終演後、今日のオペラを気に入った様子で「時々カール・オルフの音楽かしらと思うところがあったね」と面白いことを言っていた。

わたしの前の列の数人は休憩後に戻ってこなかった。スターリンを真似たとか。(^_^;)

La Favorita を観た

また切符が回ってきて約40年ぶりにこのオペラを観ることが出来た。

Musikalische Leitung:Karel Mark Chichon

Inszenierung:Amélie Niermeyer

Bühne:Alexander Müller-Elmau

Kostüme:Kirsten Dephoff

Licht:Michael Bauer

Choreographische Mitarbeit:Ramses Sigl

Dramaturgie:Rainer Karlitschek

Chor:Sören Eckhoff

Léonor de Guzman:Elīna Garanča

Fernand:Matthew Polenzani

Alphonse XI:Mariusz Kwiecień

Balthazar:Mika Kares

Don Gaspard:Joshua Owen Mills

Inès:Elsa Benoit

Bayerisches Staatsorchester

Chor der Bayerischen Staatsoper

どうしても1971年9月に聴いたアルフレード・クラウス、フィオレンツァ・コッソット、セスト・ブルスカンティーニ、そしてルッジェロ・ライモンディの姿と声、それに古典的な演出が強烈な印象となって残っているので、観ていても違和感を感じ、のめり込めなかった。それにしてもあの時はなんと豪華な配役だったのだろう!

今夜のソリスト達も立派な声で文句のつけようがないものだった。あとは聴く人の好みという他はない。注目のガランチャは破綻のない余裕のある端正な歌唱。テノールはわたしには明るく軽すぎる声だが最後まで破綻なく歌い通した。しかしその破綻のない歌唱がわたしには物足りない。

贅沢な望みかもしれないが、劇場で聴くオペラにはもう少しハラハラ、ドキドキ感が欲しい。歳をとって感受性が鈍感になっているのかもしれない。哀しいことだが、きっとそうなのだろう。

BRSO 定期演奏会-II

10月20日(木)

今日は二回目の定期演奏会。
Mariss Jansons – Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
演奏されたのはマーラーの交響曲9番。わたしはこの曲をナマで聴くのは初めて。Apple Musicで聴いて今日は予習していったけれど、ナマの方が遙かに面白かった。特に最終楽章 Adagio は鳥肌もの。
これ一曲だけのプログラムだったから22時過ぎには帰宅できた。

Gustav Mahler : Symphonie Nr.9 D-Dur

Mariss Jansons, Dirigent
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks

BRSO 定期演奏会-I

10月13日(木)

今夜は下記のコンサートを聴いてきた。

以前からこのオーケストラの定期会員になりたいと思っていたのがようやく実現した。今日はその記念すべき第一回。

PROGRAMM

Ludwig van Beethoven
Klavierkonzert Nr. 1 C-Dur, op. 15

 

Richard Strauss
“Eine Alpensinfonie”

 

Mariss Jansons, Dirigent
Rudolf Buchbinder, Klavier
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks

2016年10月13日18時16分32秒.jpg

ピアノコンチェルトの一番はまだまだモーツァルトの音楽に近い響きを感じて快い。終楽章のロンドはとってつけたような感じで、よく聴くけれどその前の楽章はあまり聴いていなかったのか新鮮な感じ。

アルペンシンフォニーは聴き終わるとお腹一杯という感じになる。管楽器、打楽器が大活躍で、指揮者は振っていて面白いだろうなぁと思う。ところどころにシュトラウスの響きが顔を出して興味が尽きなかった。