小さなギャラリーを訊ねた

2023年12月16日(土)・晴れときどき曇り / 最高気温6度

8時半起床。

ゆっくりの起床。ようやくミアがカローラのもとに帰り、責任感から解放されたせいだろう。実を言えばわたしのしたことなどホンの手伝いに過ぎない。ほとんどミアの世話はブリギッテがしてくれた。女性というのは強いものだと思う。

ブリギッテは11時から市内で婦人会のブランチがあって出掛けていった。わたしは12時過ぎに家を出て MICHEKO GALERIEへ。Schwabing にあるこの小さなギャラリーは日本人作家の展示をしているので興味深い。今日は作家 Ichiro Kikuta 氏の版画、そしてその他の小品を観てきた。

そこを出てから同じ通りにある韓国料理の店に立ち寄り、ビビンパのランチを食べて帰宅。食事にビールを飲んだので家に着いた頃には眠くなっていた。1時間ほどの昼寝。

ブリギッテはいったん帰宅してから、夕方、また出掛けていった。今夜は旧職場のクリスマス会に招かれたのだ。退職して数年になるが、このようなイベントに招いてくれるのはブリギッテがそれだけ職場で重宝されていたことの証だろう。

彼女が出掛けた後わたしは久しぶりにサッカーダイジェスト Sportschau を観る。そのあとブリギッテに頼まれた写真と書類のスキャンを片づける。

夜、いつものようにブログを MarsEdit で書いて投稿しようとしたが,バージョンアップの料金を払えという通知が出て来る。調べてみたが、どうやらメジャーアップデートされたようだ。どうしようか迷ったけれど、代替の方法がすぐには見つからないので払うことにした。9000円 (59€)。

日本人作家の展覧会を観る

2023年10月7日(土)・晴れのち曇り / 最高気温22度

8時起床。

ゆっくり起きてゆったりと朝食をとる。今日はブリギッテが戻ってくる午後まで何もしないでいようと思っていたのだが、友人に誘われて日本人作家の展覧会に行くことになった。

前からこのギャラリーには行ってみたいと思っていたので、今日のように時間のあるときのお誘いがありがたかった。それは Schwabing にある小さなギャラリーで Micheko Gallerie という。MICHEKO GALERIE – 21st Century Art from Japan

現在は Shiori HIGASHIYAMA さんと Hatsune SUZUKI さんの2人の作品が展示されている。後者の YouTube 動画 (Hatsune Suzuki’s paper art) を見て興味が湧いた。すでに小品3点ほどが売約済みになっていた。作品に使われた素材などがとても興味深い。

そこを出て友人とお茶にする。そろそろ人の出が多くなってきた Schwabing をあとにして14時過ぎの帰宅。それからブリギッテの帰宅した17時頃まで電子書籍を読んで静かに過ごす。

ブリギッテの乗った列車は珍しく時間通りに運行したらしい。帰宅したブリギッテからいろいろと報告を受けたあと夕食。

そのあとはパレスチネンザとイスラエルの間の新しい戦争のニュースを追いかける。これまで保たれてきた世界全体のバランスが壊れつつある。

Passau(パッサウ) 日帰り

2023年9月20日(水)・快晴/最高気温25度(パッサウ)

7時半起床。

朝眼が覚めてからも Passau に行くべきかどうか迷っていた。それほど気乗りはしなかったのである。ただ、現在開催中の展覧会(柴崎先生の和紙を使った照明)が10月29日までなので行けるときに行っておきたいという気持ちはあった。

展覧会の内容はすでにミュンヘンの「五大陸博物館」で展示された物と大きな違いはないと思うので新鮮な驚きは期待しなかったけれど、パッサウまで観に行ってきましたというアリバイを残しておくために行っておきたかった。

それにわたしはまだパッサウの街を観たことがなかったからそちらの方の興味が強かった。

10時24分発の列車に乗る。珍しく定時に発車、そして帰りの列車も時刻表通りの時間に出発した。これには驚いた。車内もそれほどの混雑ではなくて往きも帰りもわたしの隣は空席だった。12時40分頃にパッサウに到着。

まずは展覧会をと思い崖の上に見える要塞まで行くことにする。以前行った人から昇りはかなりキツイので徒歩で登るのは止めたほうが良いというアドヴァイスを貰っていた。シャトルバスらしきものがあるらしいのだが、その発着場所を探すのに手間取ってしまった。

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で、展示会だが、想像していたとおり内容はミュンヘンの物と大差はなかった。しかし、展示室内から受ける印象は全く違う。単純に真四角な部屋というのではなく昔の要塞の部屋を利用したから、それこそ陰影に富んでいて前に見た作品と同じものでも全く違う印象を持った。入れ物というのも本当に大事なのだということを発見。

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もう一つのお目当てである「高所からパッサウの街並みを見下ろす」ということも素晴らしいお天気に助けられて堪能できた。三つの川が合流する地点の水の色の差違がとても興味深い。

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帰路はマイクロバスには乗らず徒歩で急な坂を下ってきた。下に着いてからのんびりと旧市街を見ながらパッサウの駅まで歩く。西日の強い時間でこれはけっこうな汗を掻いた。駅に到着したら、17時19分の列車にちょうど間に合ってミュンヘンへ。帰りの列車も快適。ただちょっと冷房がきつかった。帰宅は19時25分。

Alte Pinakothek を訪れた

2023年7月23日(日)・晴れ/最高気温29度

8時起床。

今日もゆっくりの起床。午前中の時間はゆっくりと流れていく。

お昼過ぎになって退屈になったのかブリギッテが美術館に行こうと言う。わたしはまったく乗り気ではなかったのだが、もう何年も Alte Pinakothek を訪れていないのでそこなら行っても良いかなと考えた。印象派以後の絵画はときどき見る機会はあっても古典の絵はしばらく見ていなかった。そこで14時過ぎに家を出る。幸いお天気はそれほど不快な暑さではなかった。

わが家からは Tram と U-Bahn を使って40分ほどで着く。観覧者はそれほど多くもなくアジア人が目立った。入場料は日曜日と云うことでたったの1€ だった。

一時間ほどザッと見ただけでわたしはすっかり疲れてしまった。古典絵画というのは宗教のことを知らないとその背景が理解できないのでいつもより疲れる。誰もが言うことらしいが描かれている肉体の豊満さと重さに圧倒されてしまう。

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上の写真はその中でも一番大きいのではないかと思われる1枚。見ている人と較べてみるとそれが良くわかる。

17時前に Alte Pinakothek  をあとにして帰宅したが、その途中で早い夕食を食べて帰ることにした。これもしばらくぶりで食べる「カレー ブルスト」である。かなりの量だったがほどよく冷えたビールでおいしく食べた。
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家に着く頃にはちょうど満腹感と程よい酔いで幸せになる。19時にはボランティア電話をかけて近況を報告し合う。

大相撲夏場所は 豊昇龍 の優勝で終わった。若元春を応援していたのでちょっとガッカリの場所だったが来場所に期待しよう。

最終日も楽しめた

2023年6月7日(水)・晴れ時々曇り/最高気温28

いよいよ今回の日本帰国最終日である。いつもながら、もう1週間いたいなという思いとミュンヘンが恋しくなるのとが入り混じって複雑な心境になる。

これもお約束なのだが、今日はお昼過ぎまでお土産を買ったりドイツに持って行く食料品を漁ったりで過ぎて行った。そしてどうやら旅行鞄にうまく収まりそうだったので安心する。

午後から今回最後の美術館に行くことにする。

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それは東京駅八重洲口から徒歩5分ほどの距離にある「ブリジストン美術館」(ARTIZON MUSEUM) 。想像していたよりもしっかりとした内容と洗練された建造物という感じを受けた。次の帰国の時にはまた改めて訪れたい。現在は下記の催し物だった。

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ちょっと疲れてホテルに戻り、すぐに「おふろの王様」へ。まだ早い時間だったから入浴客も少なくとても気持ち良く楽しめた。

今回最後の夕食はまた近くの中華屋。「餃子」「ニラレバ炒め」「ラーメン」そしてビールと満腹。

明日は4時半には起きたいので、最後のスーツケース点検をして就寝する。

美術館と博物館を見てまわる

2023年6月1日(木)・晴れ/最高気温26度

7時半起床。

今回、日本に帰国してから初めて朝の7時以降に起床。今日まではやはり時差ボケがあったのだろうか。

9時過ぎにホテルを出て「山種美術館」へと向かう。恵比寿までは「りんかい線」を利用する。わたしの JR-Pass は昨日で使い切っていた。今回の旅も JR-Pass は十分に元が取れた。来年からは海外に住む日本人はそれを買えないので今回が最後のチャンスだった。

恵比寿駅の西口に出るとちょうどバスが来たところだったのでそれに乗り「広尾高校前」で下車。10時の開館ぴったりに到着した。

今回は【特別展】 小林古径 生誕140年記念 と銘打って「小林古径と速水御舟」の作品を並べて見せてくれた。この二人の日本画家はほぼ同時代に生きた人たちで親交もありお互いに尊敬しあっていたという。見ごたえのある展覧会だった。

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開催中の展覧会 – 山種美術館

見終わってから美術館内の素敵なカフェで抹茶とお菓子をいただく。なんだか最近のわたしは抹茶づいている。

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恵比寿駅までは下のダラダラ坂なので徒歩でのんびりと戻る。駅の近くまで来ると急にお腹が空いてちょうど見つけた「天や」で天丼を食べる。美味しかった。

そこから今度は上野の「東京国立博物館」へと向かう。

東京国立博物館 – トーハク

山手線の車内では疲れと満腹で少し居眠りしてしまった。

平日にも関わらず上野公園はかなりの人出だった。「東京国立博物館」では刀剣と茶器に重点を置いて見て回る。ここは17時の閉館までゆったりと見て回った。

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ホテルに戻ってからビールで喉を潤してから夕食に出かける。それほど空腹ではなかったけれど、数年ぶりに入ったラーメン屋で「ラーメン」+「ニラレバ炒め」+「餃子」を食べてしまった。それぞれの料理はかなり盛りが良い。自分でも食べられるかなと不安になったが完食。これで2000円ちょうどだった。現在のユーロに換算すると €13,382 である。ミュンヘンだとラーメンだけでこの値段だろう。

明日は東京も一日中雨の天気らしいので大人しくしていよう。

グンゼ記念館と城崎温泉

2023年5月26日(金)・曇り/最高気温23度

6時半起床。

6時少し前に目が覚めてから眠れなかったので起きてしまった。ここはビジネスホテルなので味気ない空気感が漂う。駅からほど近いのが利点で、今朝もコンビニでおにぎり二個とコーヒーを購入してきて部屋で食べた。

今日は下着メーカー・「グンゼ」の施設を見学に行く。わたしもドイツに来て最初の頃はグンゼの下着にはお世話になった。いつの頃からか「グンゼ」はわたしの身の回りから消えていた。

グンゼ記念館は瀟洒な佇まいで凛として立っていた。いかにも明治時代に作られた建物という感じ。

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そこをしっかりと見て回ったあと道路を挟んだところにあるバラが満開の「グンゼ博物苑」を見て回りここでも抹茶をいただいてそこを後にする。

そこから次は一路「城崎温泉」へ。お馴染みの作家、志賀直哉の小説「城崎にて」で知られるところである。着いてみると意外にこじんまりとした温泉街だった。

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わたしはそこで日帰り温泉に入る。大満足。

そこから宿泊している場所に戻り絶品の「鴨すき」で夕食をとる。

二つの博物館を梯子

2023年5月23日(火)・雨/最高気温19℃

7時起床。

朝から雨。しかしそれほどひどいものではない。
思い立って王子製紙の作ったという「紙の博物館」を観ることにする。京浜東北線で乗り換えなしで行けるのも今日のお天気では有り難い。王子駅から飛鳥山公園内を歩いて到着。

館内はほとんど観客も少なくてじっくりとみることが出来た。紙の歴史というのも実に興味深いものがある。

ちょうど昼食時となったので上野駅の構内にあるアトレで「きなせや」という蕎麦屋に入り「ミニ海老天丼セット」を食べる。美味しかった。新潟の蕎麦屋である。

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そこを出てから今度は以前から気になっていた「昭和館/戦中・戦後のくらし」を見ることにした。

「昭和館」は昭和10年ごろからわたしの生まれる前の昭和20年ごろまでの記録を集めたもの。展示されている写真などを見ると、正直な話、自分は戦後に生まれて幸せであったという実感を持った。

さすがに博物館を二つ梯子した後は疲れていた。ホテルに帰り着いてしばらく休み、夕食はトンカツの「丸八」を訪れる。日本に来たらここでトンカツを食べるというのがわたしの定番となっている。

19時過ぎという早い時間だったせいか客も少なかったがそのうちに常連さんたちが次々に入ってきて記憶にあった通りの「丸八」になった。「上ロースカツ定食」を堪能してホテルに戻る。

今夜はよく眠れるだろう。

土曜日の Düsseldolf を楽しむ

2023年2月11日(土) ・曇り/最高気温9度

8時起床。

慣れないベッドの割にはよく眠れたと思う。しかし枕は相変わらず難しい。ホテル泊まりではいつも枕に悩まされる。自分の枕を持って旅行したいくらいだ。

ホテルの朝食(バイキング)をゆっくりと食べてから街へ出る。
最初はブリギッテの希望で Goldsteinstraße 15 まで歩く。ここはブリギッテの三代前の叔父さんが住んでいたところで玄関の前には石盤が埋め込まれてあった。

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Hotelからは歩いてもちょうど10分位の距離で食後のよい散歩にもなった。目的の建物は整備された公園の脇に立っていた。

そこから街の中心にある買い物通りに戻ってユニクロで買い物。セーターを2枚と暖かい室内履きのズボン(今履いているのと同じもの)を購入する。

疲れてホテルに戻る途中にある日本食料品店で「鶏の唐揚げ」,「たこ焼き」,「刺身」,「おにぎり」一個を買ってホテルの部屋で昼食とする。まるで日本にいるみたいな感覚になる。

2人ともたっぷり1時間ほどの昼寝をし、次はモンドリアンの展覧会に出かけた。

出展数はそれほど多くはなくて疲れなくて済んだ。一通り見て回ってからコーヒーを飲んでひと休み。そのあと予約しておいた説明付きでもう一度壁に掛けられた絵を見て回る。これは作品をより深く知ることができる良い方法だ。IMG 3240

彼の作風も他の画家達の影響を受けて印象派からキュービズムにかけ劇的に変化していく様が展示品の流れの中から見て取れて面白い。もう少し長生きしていたら(71歳で逝去)どんな画風にたどり着いただろうかと思いを馳せた。下はアトリエでの Mondrian。

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すっかり暗くなった外へ出ると美術館わきの建物に美しい照明が当てられていた。

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その後歩いて予約しておいた日本料理店「なごみ」まで歩く。Brigitteの右足が2日前から調子が悪いというので、ちょっと心配。

「なごみ」での食事は大いに楽しめた。魚も新鮮だったし客でいっぱいの少々やかましいと感じる雰囲気も良かった。「揚げ出し豆腐」、「納豆マグロ」を平らげ、刺身に箸をつけるまで写真を撮るのを忘れていた。

刺身盛り合わせ:
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寿司の盛り合わせ:
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締めには「きつねうどん」を頼んだ。

すっかり満足して22時にホテルに戻る。明日の準備をして22時半の就寝。

フランクフルト⇒ミュンヘン

2022年6月25日(土)・晴れ/最高気温27度

6時起床。

昨夜は少し暑くて寝苦しかった。7時からの朝食にはタップリと時間があったのでそれはそれで良かった。

朝食のあと10時のチェックアウトまではベッドに横になって身体を休ませる。今日は暑くなる天気予報だが、三つの予定を立ててみた。

1.
まず鈴木さんの個展オープニングに出席。
2.
ゲーテハウスを訪れる。
3・
マイン川を遊覧船で観光する。

チェックアウトをしたあとリュックサックをホテルに預けていざ出発。今日も歩こうと思ったけれど昨日の下調べで Tram を使えば10分足らずで到着することを知ったので無理をせずにトラムを使う。もう、以前のようにがむしゃらに歩き回れない自分を知リ始めている。

ボランティア電話を始めて以来直接彼にお会いするのは今回が初めて。小柄の方だが90歳を過ぎたとは思われないシャキッとした方だった。他のお客もいたので長いお話しは出来なかったがミュンヘンから来た甲斐があった。彼の作品のパンフレット2冊(新・旧)をもとめる。

会場には DEJAK の会員の方たち3人が来ていてお互いにビックリした。他に日本人の女性もチラホラと見かける。そこを出てから近くにある Goethe Haus に向かう。ここも数十年前に訪れたはずなのだがすっかり忘れている。

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午後2時を過ぎていたのでその近くで昼食を取る。パスタと Weißbier 。

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そしてマイン川観光の船着き場へ。この時間が一番暑いときだった。今回は帽子を持参していなかったことを悔やむ。船の観光はベルリンのそれと比較してしまうとちょっと寂しい。下の写真は昨日訪れた Städel Museum 。

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リュックサックを預けたホテルまでトラムで戻ろうと停車場にいったら、そこでまた個展でお会いした女性にバッタリ。彼女も中央駅まで行くというのでご一緒する。

帰りの列車は17:53分発。幸い定時に運行して帰宅したのは22時過ぎだった。サラミソーセージをおつまみに Weißbier を飲んでようやくミュンヘンに戻ってきたという実感が湧く。楽しい小旅行だった。

ミュンヘン⇒フランクフルト

2022年6月24日(金)・曇りのち晴れ/最高気温29度

5時45分起床。

何年ぶりだろう、フランクフルトは!

6時に目覚まし時計をセットしておいたのだがそれよりも早く目が覚めてしまった。朝食を食べてから7時過ぎに家を出る。列車はミュンヘン駅を出て走り始めてしばらくすると止まってしまったが10分ほどでまた動き出した。フランクフルトには定時に到着。

今回の一泊旅行は毎日曜日にボランティア電話でお話ししている相手の男性が個展を開くというので,それを契機に初めてお会いしようと思ったのである。彼はわたしよりも長い期間フランス、ドイツで生活している陶芸家である。今年90歳になられたのでその記念の個展らしい。彼とわたしお互いの年齢を考えると今回お会いしておかなくてはという気になった。

12時4分にフランクフルト駅に到着し、駅から5分ほど歩いたところにあるホテル「東横イン・フランクフルト」へ向かう。このホテルは Booking.com を通して取ったものでわたしもその名前を見た時には驚いた。なによりも一泊・59€と安い!

チェックインが16時からと遅いのでいったんホテルに荷物を預けたあと旧市内に徒歩で向かった。フランクフルトは良いお天気で陽差しも強い。

明日行われる個展の会場を一度見ておこうと思いゆっくりと25分くらいの距離を歩く。フランクフルト駅の周りはトルコ人経営の店が多い。ちょうど昼食時だったので歩道まで食卓が出ていて、食べているお客の料理がおいしそうだった。

個展会場は Japan Art – Galerie Friedrich Müller で1970年まで日本に住んでいたご夫婦が開いた画廊。すでに大方の作品は展示してあり、入り口の戸も開いていたので入ってみる。品の良いドイツ人女性の店主とお話しすることが出来た。現在はご主人が亡くなったあと奥様と息子たちで経営しているそうな。明日のオープニングに改めて伺うことを告げてそこを辞した。

そのあと、また徒歩で向かったのは Das Städel Museum – Kunstmuseum in Frankfurt | Städel Museum

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ちょうど昼寝の時間だったので疲れていたけれど、久しぶりの旅行・美術館巡りは楽しかった。この有名な美術館は初めてだと思う。

ゆっくり観たあとまたホテルまで歩いて16時過ぎにチェックイン。ホテルの内部はまさに日本のビジネスホテル風。浴槽もちゃんと小さい! しばらくベッドに横になって疲れを癒す。

夕食をとろうと18時過ぎにホテルを出たら外は雨になっていた。一度部屋に戻り雨傘を差して出掛けホテルの近くで済ませる。今夕は旧市街に出てぶらぶらしようと思っていたので残念。

Museum Mensch und Natur を訪れる

2022年6月10日(金)・晴れ/最高気温21度

6時起床。

6時少し前に眼が覚めてしまったのでそのまま起床する。孫たちが止まっていないのならそれから二度寝してもよかったのだがそうもいかない。

朝食のあとブリギッテはヨハナも連れてミアを保育園まで送っていった。しかし8時半過ぎに彼女から「車のエンジンが掛からない」という電話。どうやら車のキーのバッテリーが切れてしまったらしい。そこでわたしがもう一つのキーを持って保育園まで公共交通機関を使い1時間ほどかけて救助に向かう。

わたしの持っていったサブのキーで車は動いたのだが、ブリギッテはヨハナを Schloss Nymphenburg 横にある Museum Mensch und Natur に連れて行きたいというので半ば強制的に同行させられるはめになる。

実はわたしがこの Museum に入るのは初めて。娘たちの小さいときには何度かブリギッテが連れて行ったのは憶えている。入場料金を払って入ってみると良い内容のおもしろい Museum である。

そこで昼食を取りながら午後3時頃までいろいろな展示を見て回った。小学生から大人まで楽しめるクイズ形式のパネルもあったりして退屈しないように出来ている。買い物をしたので帰宅は17時頃。

今日は1人でゆっくりした時間を持てなかったけれど、まあ、こんな日もある。

Schloss Lomnitz ⇒ München

2021年8月30日(月)・曇りときどき雨/最高気温16度

7時起床。

何日ぶりかでちょっと贅沢な部屋での目覚め。朝食のバイキングの品質もこれまでとはちょっと違う。タップリと時間を掛けて楽しんだ。

そのあとちょっとしたお土産品を買い、このお城の MUSEUM を観る。

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じつは、わたしがここの施設で一番気に入ったのは庭だった。広々とした適度に手入れされた空間が美しい。

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12時過ぎにそこを出発して一路ミュンヘンに向かう。ミュンヘンに向かう道は2つあって、ひとつはチェコを横切っていくもの、そしてもう一つはポーランドから直接ドイツに入る道。どちらも時間的にはそれほど違いはない。約7時間の道のり。

しかしチェコはコロナ感染で疑問のある国なのでチェコとドイツの国境で面倒なことになるかもしれない。そこでちょっと北上して Görlitz からドイツに入ることにする。

それからはひたすら走り続ける。ポーランドで事故に巻き込まれたりすると面倒なので、ドイツに入国するまではブリギッテが運転し、ドイツ領に入ってからわたしが数時間運転を替わった。

途中で食事をしたり、ガソリンを入れたりしたのでミュンヘンの自宅にたどり着いたのは20時半を過ぎていた。

今回の旅はブリギッテの希望で挙行したもので、わたしは同行したに過ぎない。用心棒にもならなかっただろう。😅 しかし、彼女にとっては成果のあがった旅だったようだ。わたしは無事に帰宅できたのでホッとしている。わが家が一番!

ミアのベビーシッター

2021年7月25日(日)・曇り/最高気温23度

7時半起床。

今日は午後14時からミアのベビーシッターを頼まれていた。午前中はそのことが気になっていた。特に問題があるわけではないけれど、しばらくベビーシッターをやっていないせいかもしれない。😀

わたしがカローラ宅に到着したとき、ミアはまだお昼寝の最中。カローラは14時に家を出る。ミアは14時20分くらいにようやく目が覚めた。まだ眠そうにしているのでそのままベビーベッドに横にならせたまま、歌を歌ったり話しかけたりして20分ほど過ごす。

そのあとオムツの交換をし、カローラが用意していった果物 (小さく切ったメロン、葡萄、ブルーベリー)を食べさせる。グズったりしないでおいしそうに食べるのは見ていても楽しい。

そのあと絵本を読んでとせがまれる。カローラが日本に行ったときに自分で選んだ買ってきた本でミアのお気に入りらしい。

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全てひらがなで書いてある可愛らしい本で、カローラは日本語で読んで聞かせているという。わたしも日本語で読んであげた。まだ、理解はしていないと思うけれどドアのチャイムの「ピンポーン、ピンポーン」という単語が気に入っているらしくそのページをめくるとミアも自分で発音している。

外の空気も吸わせなくてはと思い、近くの遊園地まで連れ出す。ブランコやシーソーなどを楽しんで17時頃まで一緒に遊ぶ。

カローラは17時20分頃に帰宅。これでようやくお役御免かと思うと急に眠くなってきた。そう言えば今日は昼寝をする時間がなかった。

帰宅してから「黄昏ビール」を楽しむ。簡単に夕食を済ませてから下の部屋で Tagesschau を観、Netflixの映画を観て今日も終わる。疲れた。😅

ヴィルヘルム・ハイネ の展示会を見る

2021年7月21日(水)・晴れ/最高気温27度

7時半起床。

ブリギッテは9時半に家を出て Kirchheim unter Teck へ。ユリアの手伝いに日曜日まで滞在する。

「五大陸博物館」で開催される特別展 “JAPAN” が明日からは有料になるという情報を貰ったのでそれならば今日のうちにと行ってみる気になる。

1852年にペリーの黒船が日本に来航したときに同行した ヴィルヘルム・ハイネ が描いたその当時の日本の風景と人々の展示会である。生まれたのはドレスデンという事でドイツ人であるがアメリカに渡り南北戦争時に北軍の将校としても行動した。フランツ・フォン・シーボルトとの関係も興味深い。下は自画像。

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ヴィルヘルム・ハイネ – Wikipedia の記述がとても興味深い。

ヴィルヘルム・ハイネは、1827年にドイツのドレスデン(当時はザクセン王国の首都)で生まれた。父のフェルディナント・ハイネは、ドレスデン宮廷劇場(ドイツ語版)に属する喜劇役者であった。フェルディナントと、リヒャルト・ワーグナーの父親は友人で、このためハイネはリヒャルト・ワーグナー(1813年 – 1883年)と家族ぐるみの付き合いがあった[6]。

展示場はたったの一部屋で,おまけに15時からはわたし1人だったのでじっくりと見て回ることが出来た。

それでもやはり展覧会は疲れる。まっすぐ帰宅して夕方からはビールを飲みながら本を読んだりラジオを聞いたりと好きなことをして過ごした。

Lenbachhaus を訪れた

2021年6月9日(水)・晴れ/最高気温23度

8時15分起床。

朝食のあと、ブリギッテが庭を裸足で歩いていて蜜蜂に刺されるというアクシデントがあったが、事無きを得た。

昼近くになり久しぶりに Lenbachhaus Museum へ行く。そろそろコロナ騒ぎも下火になってきていて、どうやら入場も難しくなさそうだ。われわれの年間パスもこれまではほとんど使えなかったから行けるときに行ってみたい。

美術館の中は思っていた以上にと言うよりはほとんど入場者がいなかった。今日は一番上の階から見ることにする。カンディンスキーの絵も多かったけれど、わたしには Franz Marc の描く線のほうが好ましく思える。その中で心に留まったのは下の Paul Klee の小さなスケッチ “Wnderbarer Fischzug”

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その下の階も見る予定にしていたのだが、疲れてしまい今日はこれで打ち止めということにしてそこを後にする。

時間はちょうど14時。疲れていたのと小腹が空いたのとで、歩いて10分ほどのところにある「寿司グルメ」に行くことにする。その前に途中で気持ちよさそうな Café が開いていたので、そこでコーヒーを飲む。美術館で絵を観たあとのコーヒーはいつもより美味しい。

持ち帰りだけだと思っていた「寿司グルメ」も歩道に設えてあるテーブルに座ることが出来たので、そこで食べる。このままコロナ騒ぎが収まって店内でも自由に飲食できるようになって欲しい。そのあと21番の Tram で Max-Weber-Platz まで出、15番の Tram に乗り換えて帰宅。

昼食を取ったのが15時頃だったから今日は夕飯はなし。プリンとイチゴを食べて済ませる。

快晴の下、街歩き

2021年6月1日(火)・快晴/最高気温21度

8時起床。

一日中雲ひとつない快晴だった。気温も20度を突破してじつに気持ちが良い。

11時半頃に家を出て街中へ。混んでいるかと思ったけれどそれほどでもない。

昼食は久しぶりにクロアチア料理(ユーゴスラビア料理) を食べたいと思い、目星を付けておいた料理店へ。店内の営業はしていなかったけれど、想像していたとおり中庭は開放されていて座って食事をすることが出来た。満足。

帰宅してみるとけっこう身体が疲れていたので、少しだけベッドに横になる。しかし眠れはしなかった。

ブリギッテは旧職場で仲良くしていた同僚と約束があって,17時半頃に出掛けて行った。彼女もここ数日は日中の買い物と友人、知人との久しぶりの出会いに解放感を楽しんでいるようだ。

Tagesschau を見たあと「ザ・クラウン」の続きを見始める。ブリギッテは22時45分の帰宅。しっかりとおしゃべりを楽しんできたようだ。😀

2度目の「シーボルト展」、そして肉!

2020年6月10日(水)・小雨/最高気温15度

7時半起床。

最高気温15度という割にはかなり寒いと思った。朝食のあと思い立って街中へ行くことにする。このところ少々閉塞感を感じていて、精神衛生上もここで出掛けなくてはと思う。

一度目は昨年11月25日に副館長の案内で観ているが、コロナ騒ぎが一段落したら、もう一度「シーボルト展」を観たいと思っていた。明日は祝日だし、明後日の金曜日は好天気になるらしいのできっと人出が多くなるだろう。まだ、人混みの中に行く勇気は無いのでお天気の悪い今日のお昼に五大陸博物館を訪れることにした。

狙い通りわたしがチケットを購入したとき、入場者は10人に満たない。下の写真は入り口のデコ。

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本来は4月の末までの開催だったがコロナ騒ぎのために9月13日まで延長された。

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今日は入場者がほとんどいなかったからゆったりと観ることが出来た。記憶にあるよりは展示物の量が少ないという印象を持つ。やはりオランダのライデンにある博物館も観なくては。

根付け(だと思う)の展示物の中にわたしの干支であるイノシシがあったので写してきた。

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博物館をあとにしてから今日の外出のもう一つの目的である「肉」を食べに Dalmatiner という Balkan 料理店へ足を向ける。美術館へ行く前に店が開店していることは確かめておいた。

お決まりの、マスクをして入店⇒手の消毒⇒ウエイターの案内で隣と距離を置いたテーブルに着席⇒マスクを外し料理を注文、という流れ。

昼食時なのでまずはノンアルコールのビールを注文。メニューを見渡して今回もやはり肉のオムニブス「バルカン・テラー」を注文。おいしく完食。

帰宅したときにはまだ満腹状態で、すぐにベッドに横になり遅い昼寝となる。

夕方になっても全くお腹が空かないので Tagesschau を観ながら今度はアルコール入りの Weißbier を飲む。おつまみはチーズだけ。

そのあと昨日からフランクフルトで始まっている日本映画フェスト/ Nippon Connection の中の A Stranger in Shanghai を観始める。