骨折でなくて良かった

2024年3月13日(水)・曇りときどき小雨/最高気温11度

8時半起床。

ブリギッテはさすがに昨夜は間欠的に襲ってくる腰の痛みで熟睡できなかったようだ。朝食前に電話をして MRT の診察をしてくれる医者に11時に予約を入れる。ここはサッカーチーム・バイエルンミュンヘンの隣にある診療所で知人を介して診て貰えることになった。

その前に家庭医のところで紹介状を作って貰う。わたしは今日も運転手役。

幸いなことに打撲箇所に骨折は無いということで大いに安心する。帰宅途中で菓子パンを買って帰り、お茶を飲んだら急に眠くなってきた。ブリギッテもやはり疲れが出たようでちゃんとベッドに入って昼寝をする。

夜は19時から Nationaltheater でのオペラ Die Passagierin へ。ブリギッテが行けなくなったので旧同僚の Yさん が一緒に観てくれることになった。 オペラの内容はアウシュビッツが出てきたりする重いものなのであまり乗り気はしなかった。

しかし終わってみるとスッキリとした演出でオーケストラも良くまとまっていたし歌手たちは小粒ながら音程のしっかりとした歌唱で気持ちが良かった。上演時間も2時間40分と長くて久しぶりに夜遅い帰宅。

バイエルン放送交響楽団の演奏会

2024年3月7日(木)・曇り/最高気温7度

7時半起床。

今日は月の第一木曜日ということで Nationaltheater で合唱団員だった、そして現在は年金生活者のお茶会。昨日のオレンジサロン同様に男性の出席者は圧倒的に少ないので、実は余り気乗りしない。しかしコミニュケーションは老後には大事だというブリギッテに尻を叩かれて家を出る。

今日はわたしを含めて10人の出席者で昨日と同じだったが合唱副指揮者だった男性が来てくれてわたしは黒1点ではなかった。それなりに会話をし、昼食を食べて1時間半後に帰宅の途についた。帰宅してブリギッテとお茶を飲んでから1時間の昼寝。

今夜は急にオーケストラ演奏会の切符が回ってきて Residenz/Herkulessaal へ。

ショスタコーヴィチ作曲の交響曲5番は好きな曲だったので楽しめた。このオーケストラはやはりうまい! わたしは聴いたことがないけれどロシアのオケが演奏したらもっと荒々しいものになるのだろうか。この曲だったらそれも聴いてみたい。今夜の演奏がスンナリと滑らかな感じだったので、それとは違ったザラザラとした質感の音が欲しいと思った。

ストラヴィンスキーの曲はとっても楽しかった。ソリストの女性もしっかりとしたテクニックで自身も楽しんでいた様子。指揮者も踊っていた。

帰宅は22時半頃。軽くチーズとサラミを肴にビールを飲む。

CD を買ったのは久しぶり

2024年2月28日(水)・曇り/最高気温8度

8時起床。

朝からの曇り空が一日中続いた。天気予報ではときどき晴れるということだったのだが。

昨夜ブリギッテは寝入りばなに奥歯を抜いた部分が痛み出したらしいが、歯医者から渡された痛み止めを服用して事無きを得たようだ。よく眠れたということで一安心。夜眠れないというのはどんな原因だったとしても辛いものだから。

わたしは12時過ぎに街へ出る。明日でも良かったのだが明日はまた何が起こるかわからない。主目的は友人の誕生日のプレゼントに音楽CDを買うことだった。しばらく足を向けなかった Marienplatz にある Ludwig Beck のCD売り場へ行く。面積は数年前と変わらないのだがお客はわたしの他には2人だけだった。このままだと間もなくこの売り場は消滅するのはないかという感じ。

最近気に入って聴いているピアニスト Igor Levit のアルバム Fantasia というのを購入した。

わたしはApple Musicをサブスクリプションしているのでこのアルバムもいつでも聴ける。CDを買うときになんだか複雑な気持ちになった。これからオーディオの世界はどうなっていくのだろうか。

その足で Apple Store 、Kaufhof, 帽子の店、などをザッと見てから帰宅。今日の空気は冷たく重い感じでそれ以上歩こうとは思わなかった。帰宅途中に Leberkäse と Brezel を買う。帰宅してブリギッテとそれを昼食に食べてから昼寝。

今日の昼寝はグッスリと眠ってしまった。眼が覚めたときには一瞬「朝か!」と思ったほど。

夜は YouTube である料理番組を見つけてそれをしばらく観る。

小澤征爾さんの訃報

2024年2月9日(金)・曇り一時晴れ / 最高気温13度

7時半起床。

今日も穏やかな気候の1日だった。昨日退院してきたブリギッテもよく眠れたようだったので一安心。

大事をとって今日一日はゆっくりと過ごして貰おうとしたのだが、彼女の性格だろうか、やはりこまごまとした家事仕事を始めてじっとしていない。

午前中に動き回っていたからか、昼食後は陽の射し込む窓際のソファでかなり長い間寝入っていた。これは良いことである。睡眠が一番! 彼女の目が覚めるのを待って30分ほどの軽い散歩に誘う。

小澤征爾さんが2月6日に88歳で亡くなったというニュースを読んだ。最近の彼の映像を見ていてこの日が近いというのは覚悟していた。まだ白黒のテレビだったときに彼の指揮姿を見て高揚感を感じたのを思い出す。

夕食は買い置きの冷凍ピザを解凍して食べる。

今日も家に籠もっていた

2023年11月30日(木)・雪 / 最高気温1度

8時半起床。

ベッドの中でグズグズとしていて遅い起床。特に予定も無いし、寝室の窓から見える庭は雪をかぶっているしで全くモチベーションが湧かない。せめて洗髪でもして気分をサッパリさせようとする。

Mia の通っている幼稚園は、今日、動物園への遠足を計画していたらしいが、カローラは今日と明日の二日間幼稚園を休ませて風邪の様子を観ることにしたそうだ。正解だろう。

外はサラサラした細かな雪が降り続けていて10cmは積もったようだ。こんな日は家の中でヌクヌクと閉じこもっているに限る。そんなことが許される年金生活者のありがたさを感じる。

午後、久しぶりに STAX SR-407 / SRM 006tS のコンビで音楽を聴く。聴いたのは次の二曲。

● Tschaikowski:Symphonie Nr.5
 Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks / Mariss Jansons

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● ブルックナー:交響曲第7番 (ノヴァーク版)
 サイトウ・キネン・オーケストラ / 小澤征爾

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夕食はブリギッテの提案で「チーズ・フォンデュー」。雪の夜には似合っているかも。

室内楽コンサートを聴いた

2023年11月23日(木)・晴れ / 最高気温7度

5時半起床。

いつもなら5時頃に眼が覚めたらそのあとまた眠ってしまうのだが、今日はそのあとも寝付けなかった。7時に目覚まし時計を掛けておいたのでそのままベッドから起き上がる。

先日から気になっていたMacのプレゼン・アプリ Keynote をいじってみようと思う。こんな時にはわたしの Mac が置いてある下の部屋にひとりで寝るのは好都合である。

Keynote はこれまでいじったことがなかったけれど、思っていたほどは簡単ではない。いろいろと他の知識も必要なようだ。
朝食をブリギッテとミアと3人で食べたあと、ブリギッテは Mia を幼稚園に送っていった。

急なことだが、ブリギッテは旧店主に誘われて昼食に出掛けていった。わたしは一昨日ブリギッテが料理した「仔鹿のグーラッシュ」を食べて昼食とする。おいしかった。

昨夜の睡眠時間が短かったから今日は昼寝は必至だなと思っていたら、ソファの上で横になったらほんの10分ほどウトウトしてしまった。でもそのあとは頭もスッキリ!

午後、家庭医のところに行く用事が出来たので往復を歩くことにする。これで今日は8千歩、歩けた。

夜は Grünwald の August Everding Saal での室内楽を聴きに行く。今夜はわたしひとりで。

演奏団体は Aris Quartett で演奏されたのは

Felix Mendelssohn Bartholdy
Streichquartett Nr.1 Es-Dur op.12

György Ligeti
Streichquartett Nr.1 “Métamorphoses nocturnes”

Franz Schubert
Streichquartett C-Dur D 956

というプログラム。アンコールにはグスタフ・マーラーのしっとりとした小品でとても楽しめた。現在はライブで聴くのならオーケストラよりも好きかもしれない。23時過ぎの遅い帰宅。

昨夜(2023年10月26日)の演奏会。

2023年10月27日(金)

昨夜はわが家からほど近い会場でピアノコンサートを聞いてきた。

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若い奏者とあつて切れ味の良い,清々しい音を期待していたのだが、それは外れてしまった。音に清潔さが無く、和音を鳴らすところではかなりの濁りを感じてしまった。バッハのフランス組曲は一音一音の粒立ちとキレの良さがわたしの想像していたのとは違った。

休憩後のシューベルトにはもっとも期待していたのだが、彼が度々試みた Pause の中に音楽の繋がりが感じられずシューベルトの歌心がブツブツと切られてしまった。全体を通して大きな流れが感じられず曲の進行と共にストレスが蓄積していった。この曲でも音色の清明さは無く楽曲に入り込めなかった。

これまではコンサートを聴いても出来るだけ良い面を見るように気をつけていたのだが、昨夜はそれができなかった。体調のせいか、それともわたしが老いたのか。

コンサートを忘れるところだった

2023年6月15日(木)・晴れ/最高気温23度

5時半起床。

昨夜から見始めた DVD の続きを午前中はずっと見ていた。6枚の DVD を見終わったのはなんと13時ごろ。こんなことは今のように一人での生活をしている時でもないとできないこと。

午後から思い立って街中へ出かける。思いがけなかったのはTramがなんと Rosenheimerplatz までつながっていたこと。これは多分ここ数日の出来事であったらしい。これで街中へ出るのも楽になった。

ここ数日食べたかった Opatija での遅い昼食。

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お腹いっぱい食べて満足してから MUJI へ向かう。以前から迷っていたのだが扇風機を購入する。明日からの天気予報がかなり暑くなりそうな気配なのでこの辺が買い時だと思う。

家に戻るとブリギッテからの連絡で今夜はBRSOのコンサートがあることを思い出した。問題は一緒に行く人がまだ決まっていなかったこと。慌ててあちこち打診してみたが結果は全て空振りに終わる。仕方がないのでわたし一人で行くことになった。結果を言えば一人でもコンサートは面白い。

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今日のプログラムではドボルザークの交響曲第7番が楽しめた。3楽章のメロディーが耳に残る。

22時40分の帰宅。

ベラフォンテが死んだ

2023年4月25日(火)・小雨/最高気温10度

8時起床。

花粉の心配のない下の部屋での睡眠だったせいか気持ちの良い普通の目覚め。今朝はミアも幼稚園を休ませたのでゆったりとした朝食。

そのあと懸案事項である「食卓+椅子」の選定に大型家具店 XXX Lutz (Wolfratshausen) へと車を走らせる。ミアも一緒で彼女にとっても午前中の退屈から逃れられて良いだろう。

気に入ったものが見つかったのだが大きな買い物なので,念を入れてもう一度明後日に訪れることにする。昼食は店の近くのMcDonald’s で済ませる。

帰宅後わたしは疲れて昼寝。

ブリギッテは三時からの「母と子の体操教室」へ Mia を連れて行った。夕食は今の季節の定番である「白アスパラのリゾット」。おいしかったのかミアもしっかり食べていた。

8時のニュースでは ハリー・ベラフォンテ が96歳で亡くなったことを伝えていた。とっても敬愛する歌手だった。ミュンヘンのドイツ博物館横の Kongresssaal でライブ演奏を聴いたのは1979年頃のことだった。残念ながらこの時には彼の声はすでに失われていた。それでもレコードで聴くことが出来る彼の歌唱力は抜群である。彼と同じ時を共有できたことは幸せだった。

バイエルン放送交響楽団の定期演奏会(6/7)

今シーズン定期の6回目である。今シーズンは病気をしたりして3回ほどは行けなかったのでこれまで解禁とはいかなかった。

今日のプログラムは全てわたしにとって初めての曲である。

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結論をいえば面白かった。目の前で演奏する人たちがいてそこから出てくる音楽を身体の全てで受け止めるというのは何という幸せなことか。

ビオラを弾きながらの指揮というのは地味だけれど奥が深そう。
Dabea Zimmermann はブリテンの作品以外ビオラのトップの位置に座って演奏していたがわたしの席からは背中だけしか見えなかった。客席の反対側に座っていたらもっと興味深かっただろうに。

先回の定期ではショスタコーヴィチ交響曲5番を聴いたのだが、こんかいの Kammersymphony op.110a も同じような印象を持った。現在はウクライナ戦争の最中なのでそう聞こえるのかもしれないが兵士の行進を想像させる弦の重く力に満ちたザッ、ザッという響きにかすかな嫌悪感を感じた。

春の雨は柔らかい

2023年4月2日(日)・曇りのち小雨/最高気温10度

8時起床。

日曜日の朝はどことなくゆったりとした気分になる。

朝食のあと下の部屋(しばらく前からわたしの書き物部屋になっている)に座りメール交換、これからの予定などを考える。

この間までは MacBook Pro 15 を食卓の上で使っていた。これは家人とのコミニュケーションをとるにはとても良い方法であるが言い方を変えればそれほど大事な用件をMacでやっていないということだ。😅

以前この下の部屋を書き物部屋として使っていたブリギッテは寝室わきの小部屋に引っ越し、自分の机とプリンターもそのわきに設置した。ちょっと狭すぎるのではないかと心配するのだが、一日のうちに何度も階段を上り下りするのは辛いと言う。

それはその通りなのだが、考え方を変えて階段の上り下りを運動の1部だと割り切れば良いことだ。今日のように悪いお天気の日には家の中に居ることになってしまうけれどその運動不足を補えると思えばわたしはありがたい。

遅い昼食を午後2時ぐらいに残り物で済ませたあと、一時間ほどの昼寝。今日の夜はまたまたピンチヒッター役で Nationaltheater へバレエの公演を観に行くことになった。オペラやバレエを聴いたり観たりするというのは2時間余り神経を集中してじっと座っているわけだから結構疲れる。

今日は19時からの講演で Schmetterling というもの。「感動」という言葉を安易に使いたくないのだが、今日は正真正銘の感動を味わった。

バレエ “Schmetterling” を観る

2023年4月2日(日)・曇りのち小雨/最高気温10度

知人からいただいた切符でバレエに行ってきた。

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古典的なバレエとは違っていた。バレエを観たというよりも圧倒的な身体の美しさと動きの可能性を知らされたというのが感想である。

幕が上がり、背景のビデオに写された風景を見た時には正直「またこの手法か」とガッカリしたのだがそこに付けられた単純ではあったがとても親和性の強い音の動きとがわたしの思いを吹き飛ばした。そこから繰り広げられたダンサーたちの動きの線の素晴らしかったこと。

休憩後はその前に提示された驚きと喜びを超えるものではなかったけれどとても楽しめた。

今夜は期待していなかっただけに嬉しい驚きの波は大きい。

バイエルン放送交響楽団の定期演奏会(5−7)

2023年3月30日(木)・雨/最高気温15度

今夜はわたしの好きなショスタコーヴィチ交響曲題5番。

前半のプログラムは興味深かった。

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曲目紹介では次のように書かれている。(DeepL による訳)

BR合唱団と交響楽団によるジュリアン・アンダーソンの30分作品『エグザイルス』の初演は2022年1月に予定されていたが、コロナによりその時点で中止せざるを得なかった–2020/2021年に書かれたこの作品は、パンデミックの経験そのものをテーマにしているから、皮肉な運命のいたずらである。しかし、それをはるかに超えて、作曲家は「故郷を離れ、戻ることを切望する瞑想」である『エグザイルズ』で、内と外、個人と集団の追放の最も多様な側面の広範なパノラマを作り出しています。この作品は、ミュンヘンで初めて体験することができます。マンフレート・ホーネックが指揮するショスタコーヴィチの交響曲第5番は、孤立と撤退の段階から生まれた作品である。スターリンの文化政策から厳しい攻撃を受けたショスタコーヴィチは、1937年に「第5番」で公式の更生に成功した。その過程で彼は、困難な状況をものともしない人道的なメッセージと微妙な曖昧さを持つ音楽を魅力的に書き上げました。

響きのきれいな全体の印象だったけれど余り印象に残らない。合唱はとてもよくまとまっていた。どれぐらい練習するのだろうなんて考えていた。

休憩のあとのショスタコービッチも素晴らしい演奏だったけれど,ウクライナ戦争真っ直中の今、この曲を聴くとロシアのあざとさと押しつけがましい響きに素直になれなかった。

今夜の指揮者、Manfred Honeck の動きがときどきカルロス・クライバーを思い出させた。

オペラ「Krieg und Frieden 」(戦争と平和) を観た

話題作:「戦争と平和」を観た。
聞くところによるとこのオペラはウクライナ戦争の始まる2年前に企画されたそうだ。ロシアによるウクライナ侵攻があってから演出面での変更を余儀なくされての上演。その辺の詳しい事情はわたしは知らない。

休憩は開幕後1時間45分後の長丁場。40分の休憩を入れてそのあとは約2時間の上演で終演は21時20分。ほとんどワーグナーの楽劇である。

舞台装置は最初から最後まで変わらないが、その舞台上には常に50人ぐらいの人が居る。合唱団も大変だなぁと思いながら観ていた。

そして粒の揃ったソリスト陣のクオリティーの高さには目を見張るものがあった。中小規模のオペラ劇場だったら充分に主役が務まる声を持った歌手がズラッと並ぶ。そのお陰でわたしは歌詞の意味が理解できなかったにもかかわらずまったく退屈しなかった。

一緒に観たブリギッテは字幕を読みながらの観劇で,ウクライナ戦争における演出家の意図した目論見をしっかり感じ取ったようでとても感激していた。

合唱団の活躍も特筆すべきものがあった。わたしが Intendant だったら合唱団には特別手当を出してあげたい。

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バイエルン放送交響楽団の定期演奏会

2023年3月4日(土)

本来なら一昨日の3月2日(木)がわれわれの定期公演日なのだが、ストライキがあったので今日に変更して貰った。加えて本来なら20時開演なのだが今日は19時開演。わたしのような年寄りにはこれはありがたい。😅

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どの曲も生演奏を聴くのは初めて。

プログラムはチェコ出身の指揮者が選んだのだろう、チェコの作曲家 ボフスラフ・マルティヌー(Bohuslav Martinů) の作品が並ぶ。もちろん一度聴いただけではその深さはわからない。

バイオリンソロは リサ・バティアシュヴィリ (Lisa Batiashvili) 。美しい女性でした。近年に国名が変わった「ジョージア」の出身。アンコールに2曲弾いてくれたが,ひとつはフィンランド、もう一つはジョージアの小品だった。

妻の感想:これからの女性ソリストは美しさも要求されるのかしら?

客席を見渡すとマスクをしている人は10人ほどしかいなかった。わたしら夫婦もその中に入る。開演前、休憩のロビーをザッと見た感じではほとんどが60歳以上のお年寄り。このままだとこの業界も将来が不安になる。

快晴の土曜日

2023年3月4日(土)・快晴/最高気温9度

8時半起床。

快晴の一日となった。午前中はゆったりと過ごす。土曜日でもあるし、ストライキ明けで街は混んでいるだろうから今日は買い物には出ないと決めていた。しかしあまりの天気の良さに身体がウズウズしてくる。

冷凍庫の中の納豆と冷凍餃子,そしてラーメンとかが切れていたのでそれを理由に家を出る。しかし Wettersteinplatz 近くまでトラムが走るとサッカーチーム「ミュンヘン1860」のユニホームを着た連中が乗り込んできた。知らなかった! 今日は午後から試合があるのだった。

とにかく「美門」で目的のものを手早く購入し帰宅するが U-Bahn がまだストライキの影響か混乱していた。片側の路線しか走っていなくて、なんと逆方向に持って行かれてしまった。すぐに気がついて SendlingerTor からまた引き返したのでずいぶん時間がかかってしまった。

ようやく家に着き、買ってきた Klapfen を食べたあと今夜のコンサートに備えて昼寝。コンサートを真剣に聴こうと思うとエネルギーが必要である。

15時半頃から予習にとシベリウスのバイオリン協奏曲 Op.47 を聴く。夕食は17時過ぎにラーメンを作って食べる。

今夜のコンサートはいつもより1時間早い19時開演。終了してから大急ぎで帰宅の途についたらバスもトラムも最高のタイミングで乗ることが出来、21時40分に到着。

STAX のイヤースピーカー「SR-407」を聴く

2023年3月2日(木)・快晴/最高気温11度

8時起床。

本来なら今夕はバイエルン放送交響楽団の定期演奏会があるのだがミュンヘン市内の交通機関が今日と明日の二日間ストライキを打つ。そこでバイエルン放送交響楽団の事務所に電話をかけて4日に変更して貰う。プログラムは同じである。

午後になって急にステレオ機器をいじりだした。数年間使っていなかった STAX のイヤースピーカー「SR-407」を聴きたくなったのである。だんだん聴力が衰えてきていて普通のスピーカーからの音が細部まで聞き取りにくくなっていた。それなら現在使っている同じ静電型のスピーカ−と同じ方式のイヤースピーカー「SR-407」を使えば良いのではないかと思った。

聴くのはCD一本に絞ることにしたので、必要な器機はCDプレーヤーと STAX だけ。ケーブルを繋いで聴いてみると以前と同じように繊細な音が出てくれて満足。しばらくこの状態で使ってみる。

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そのあと16時半頃から散歩。久しぶりに森の中を歩いたがまだ地面が湿っていて雪が道端に残っているところもある。45分ほど歩いて帰宅。

先日日本人ご夫妻にいただいた「鮎昆布巻き」を開封して黄昏ビール。とてもおいしくてブリギッテと半分ずつ食べる。ビールよりはやはり日本酒に合うと思う。

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Tagesschau を観たあと下の部屋で数枚の CD を楽しむ。

久しぶりにオペラを観る

久しぶりに Nationaltheater へ。 DIDO AND AENEAS … ERWARTUNG という 「ディドとエネアス」を柱にしたもの。実はこのお話も詳しくは知らないので Wikipedia を読んでから家を出た。

ディドとエネアス – Wikipedia

わたしには Henry Purcell は退屈に感じたが、後半の Schönberg の音楽の方がスンナリと違和感なく受け入れることが出来た。最初は英語で、後半はドイツ語での上演だったからかもしれない。

主役の Dido を歌った Ausrine Stundyte は Henry Purcell を歌ったときには詰まったような高音に感心しなかったけれどそれは歌唱スタイルが合っていないということだろう。 Arnold Schönberg の時にはそれが全く気にならなかったし叫ぶような突き刺さる高音がむしろ利点となっていた。圧倒的な表現力!

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この演出も映像を使ったものだったがわたしにはやはり舞台全体の調和と音楽を壊しているような気がしてならなかった。

休憩無しの1時間45分という短い上演だったがかなり疲れた。

ドイツ出身の法王 Benedict 16 世が死去

2022年12月31日(土)・晴れ/最高気温21度

8時半起床。

今の時期にしてはビックリするほどの暖かさ。昨夜から泊まっているミアとカローラと一緒の朝食もゆったりと。朝食のあと彼女たちはブリギッテと一緒に近くの Schmorellplatz へ遊びに出掛ける。

午後になって知ったのだが先のローマ法王であった ベネディクト16世が9時40分頃に95歳で亡くなったそうだ。ドイツ人でバイエルン出身の法王だったからミュンヘンではかなり大きなニュースとなっている。

わたしは昨日に続いて「餅作り」。ちょうど餅が出来上がる頃に彼女たちが帰宅して「納豆もち」を食べたいと言い出す。ブリギッテが急遽納豆を解凍して搗きたての餅に絡めて簡単な昼食とした。

ブリギッテは14時から近所の友達とお茶を約束していて出掛ける。 Mia は昼寝。わたしも眠気が差してきたので下の部屋で40分ほどの昼寝。

カローラとミアは今夜友人宅の大晦日パーティに招かれているとかで Mia が昼寝から覚めてからでかけていった。

夕方から簡単に各部屋に掃除機をかけて大晦日の夜を迎える準備。今夜はラム料理をするつもりだったブリギッテだが、彼女の負担も考えてまたまたクリスマスの残り物で済ませることを提案。Rehgulasch は今日が一番おいしかった。煮込み料理の常である。

夕食後、ちょうど放送されていたベルリンフィルハーモニーと Jonas Kaufmann の Silvesterkonzert を聴く。

はっきり言って今年2022年は公私にわたってあまりよい年ではなかった。来年、2023年は少なくとも今年よりは幸せな年であることを願う。

今年も頑張って0時過ぎの新年まで起きていた。なんだか例年になく花火の打ち上がる数が多いような気がする。野暮なことは言いたくないがウクライナ市民のことを考えると複雑な心境になるのは仕方がない。

今日から数日間の1人生活

2022年12月16日(金)・雪/最高気温マイナス1度

8時起床。

9時からブリギッテは Kardiologe の医者へ。先日一日中身に付けて心拍数などを測定した (Dauer EKG) の結果を聞くのと先回の治療以来服用している薬のせいか手足の先が冷たくなっているのを相談した。

Dauer EKG の結果は概ね異常なし。服薬量を少し減らして貰ったようだ。これでしばらく様子を観る。

そのあとブリギッテはユリアのもとへ車で出発。途中まで送っていき、その帰り道わたしはトーストと卵を買って帰宅。

ブリギッテは月曜日まで手伝ってくるというので丸二日間はしばらく振りのひとりになる。

午後は本当に久しぶりにステレオ装置に灯を入れかなりの大音量で LP を楽しんだ。

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夕食は1人になったときの定番、タマネギ入りオムレツと海苔そして味噌汁(インスタント)でゆっくりと済ませる。

バイエルン放送交響楽団の定期演奏会(3回目)の筈が・・・

2022年12月15日(木)・曇り/最高気温マイナス1度

6時半起床。

例によって夜中に Mia はわれわれのベッドに移ってきたのだが、彼女の咳がひどくて心配してしまった。今日は幼稚園を休ませようとブリギッテと話し合ったのだが、 Mia はどうしても行くといって聞き分けない。朝食をとっている間の様子を観ると昨日と変わらず咳も余りでないようなので幼稚園に行かせることにする。

わたしは明け方から眠れなかったから11時頃にベッドに入り眠り直す。

20時からバイエルン放送交響楽団の定期演奏会(3回目)を聴きに行く。

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イヴァン・フィッシャーという指揮者は初めて聴く。この人の兄さんのアダム・フィッシャーはミュンヘンのオペラ劇場でも何度か一緒に仕事をした。とても気さくな人柄の良い指揮者だった印象がある。

わたしの記憶違いでなければ兄のアダム・フィッシャーは1970年代後半に「Die Fledermaus」を振ったのを見たのが最初。その時には彼の速いテンポに違和感を感じて反感を持ったのを憶えている。😅

19時前に家を出たのだが Tram を待っている間に次女から電話があり彼女の夫が胸の異常を感じて入院したという知らせが入った。彼もふた月ほど前にコロナに感染し、その後激しい咳が数週間続いたという。やはりコロナの副作用なのだろうか。

ブリギッテを見るとiPhoneを握っている手がブルブル震えている。先週の入院以来新しい錠剤を貰って服用しているのだが、彼女はそれ以来寒さにとても敏感になっていた。

このまま演奏会にいっても精神的に楽しめないことは明らかだし彼女自身の体調も心配。最初は引き返すことを渋っていたが今日はわたしも譲らずに帰宅した。演奏会の切符は無駄になったけれどわたしの判断は間違っていないと思う。「健康第一」である。

ゲネプロ ” Lohengrin ” を観る

2022年11月29日(火)・小雨/最高気温7度

7時起床。

小雨の中をブリギッテの運転で Mia の幼稚園まで同行する。ブリギッテが運転している途中でまた不整脈の症状が出たら危険なのでその見守りである。途中、何度も渋滞に遭って到着はかなり遅れた。

帰宅してわたしはすぐにベッドに潜り込む。今朝はわたしの体調がいまひとつ。

旧同僚で友人の U さんから今日のゲネプロの切符を1枚いただいていた。” Lohengrin “である。17時開演というので16時過ぎに小雨の中を出掛けた。Parket 16列目のど真ん中という素晴らしい席で演出チームの机の3列ほど後ろだった。

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配役は次。

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どうしても最初は演出に眼が行ってしまう。これまでわたしは二つの異なる演出の Lohengrin を経験しているが、どちらも100%気に入ったものではない。そして今回の演出もツッコミどころ満載であった。

歌手に関してだが、タイトルロールの Klaus Florian Vogt は破綻なく歌ってはいたがわたしの思う Lohengrin ではない。なんだかライトノベルを読んでいるような裏切られ方だった。

Friedrich von Telramund を歌った Johan Reuter は音程の悪さが気になった。

Ortrud の Anja Kampe は相変わらずの強靱な声だが彼女の最盛期はもう少し柔軟性があった記憶がある。それでも今でも舞台上で存在感を示しているのは立派だ。

Elsa von Brabant 役の Johanni van Oostrum は素直な声だけれどもう少し聴き込まないとなんとも言えない。今回の演出と振り付けではかなり損をしている気がしている。

Heinrich der Vogler の Mika Kares が今日は一番まとまった歌唱だった。まあおいしい役であることは確かだが。

合唱に関しては客席に座って聴いてみてあらためて大変な仕事だと思う。音楽的には勿論だが肉体的にも大変な仕事である。特に今回は演出家の要望だろうか、ほとんど出ずっぱりという印象。現役で働いていたときにはそれほどとも思わなかったのだからそれが若さなのだろう。

帰宅は23時近く。

バイエルン放送交響楽団の定期演奏会(2回目)

2022年11月3日(木)

今シーズン2回目の定期公演。1回目は妻とわたし自身のコロナ感染で行けなかった。

今回は Zubin Mehta の指揮で久しぶりに聴けるかと思ったのだが、数日前に彼の体調不良でキャンセルが決まっていた。まあ、彼の年齢を考えればそういうこともあるだろう。わたし自身もいまだにコロナの後遺症と思われる身体の怠さから抜けきれないでいるのだから。

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ラフマニノフのピアノ協奏曲3番は響きが痩せているように聞こえて楽しめなかった。韓国人の若いピアニストは技術的には高いレベルなのだろうが、なんだか刺々しい。

休憩のあとの R.シュトラウスは楽しめた。多彩な音色とアーテキュレーションに引き込まれ、あっという間に終わってしまった気がする。

身体に力が湧いてこない!

2022年11月3日(木)・晴れ/最高気温15度

7時半起床。

昨夜は普通に眠れたはずなのだが朝食のあとは身体がだるくて11時半頃に再びベッドに戻る。一時間ほどグッスリと眠ったのでそのあと少し楽になる。

ブリギッテはヨハナを連れて最初はブリギッテの予約していた医院を訪れ、その足で動物園に向かったらしい。今日はお天気が良かったからヨハナにとっても嬉しい選択だったろう。

夜は20時から今シーズン二回目のバイエルン放送交響楽団の定期演奏会へ。19時にアンナがヨハナのベビーシッターに来てくれた。

演奏が終わったのは22時。

それから外へ出るまでがかなり時間がかかった。われわれの席が壁に近い行き止まりの席で、同列の聴衆が拍手をし続けるとそれが終わるまで待たなくてはならない。そしてコートを預けるクロークの係員が手間取っていて長い列が出来てしまっていた。そもそも観客の動線を考えていないのかもしれない。

帰宅は22時40分。それからベビーシッターをしてくれたアンナを彼女の住まいまで車で送っていき、就寝は23時30分。疲れた。

オペラ Don Carlo

2022年10月3日(月)

昨日、10月2日(日)日本刀に久しぶりに古巣の Nationaltheater でオペラを観ることがで来た。旧同僚の友人が切符を譲ってくれたのだ。

ひどい雨降りの中を出掛け,帰りも同じような天候だったのだがその甲斐はあった。配役は次の通り。

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幕が開いてまず驚いたのはわたしが働いていたときと同じ演出だったこと。というと20年近くレパートリーに入っているということだ。わたしは頭の中でてっきり新演出だろうと思い込んでいた。

当然ながらわたしはこのオペラを客席から観るのは今回が初めてである。頭の中には舞台上の光景が浮かんでくるが客席からのパースペクティーフはガラリと異なるから最初は戸惑った。

わたしはまずタイトルロールのテノールの声に魅了された。ちょっと線が細い感じも受けるが素晴らしい。そしてこの大曲のオペラをまとめ上げた指揮者の功績も大きい。

他のソリスト陣にはちょっと一家言あるけれどその日の調子もあるだろうから文句は言わない。

最後に驚いたのは最終場面をわたしは現役中にまったく見ていなかったことに気づいたこと。考えてみるとその前のシーンが終わって楽屋に引き上げるとサッサと着替え、化粧を落としてそそくさと帰宅していたのだった。このオペラは休憩を入れて4時間半の長丁場なので早く家に帰ってビールを飲みたかったのかもしれない。思い出すとちょっと恥ずかしい。

久しぶりにオペラ(Don Carlos)を観た

2022年10月2日(日)・小雨ときどき曇り/最高気温19度

8時半起床。

曇り空の寒々しい様子が寝室の窓から見えると起床しようという意欲も削がれてしまう。

朝食は気分転換にオムレツを作ってみた。味付けは白だしで油は少々のごま油でちょっと日本風。入れた具は昨日の残り物。

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起床時間が遅いと午前中というのはとても短くてあっという間に正午を過ぎてしまう。

昨夜遅く旧同僚の友人からオペラ・Don Carlos の切符が回ってきた。わたし自身はコロナ禍の中なのであまり乗り気ではなかったがブリギッテが観たいという。大きな劇場だしお話しするわけではないからマスクをしていれば大丈夫だろうと彼女は言う。

14時過ぎに昼寝をして起きたら家を出るまでの時間があまりなくて少し焦った。おまけに外はかなりの雨降り。それでも開演10分前に到着して事無きを得る。

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終演後も外は強い雨。比較的スムーズに乗り換えができて22時20分頃の帰宅。

骨休め

2022年9月5日(月)・晴れ/最高気温27度

7時半起床。

朝食のあとブリギッテはカローラ、ミアと3人で Freizeitpark Märchenwald へ。ミアは明日から保育園を終わって幼稚園に入る。その記念に今日はミアの喜びそうな遠足をしたらしい。

Märchenwald im Isartal – Kinderfreizeitpark im Wald, Fahrgeschäfte & Attraktionen mit Märchenthema, Spielplätze und Kindereisenbahnen.

わたしはまだ疲れが残っているので在宅。今日の散歩も休むことにする。

昼食は1人でインスタントラーメンを作って食べる。その後40分ほどの昼寝。ブリギッテたち3人は16時頃の帰宅。
カローラとミアは夕食のあと帰っていった。

わたしはまた夕方から YouTube で Salzburg Festspiele での A Mozart Gala from Salzburg (2006)を観る。

(58) A Mozart Gala from Salzburg – YouTube

65インチのテレビ画面は解像度も高くて満足だし音声もわたしのステレオ装置のスピーカーから出しているので悪くはない。しかし伝わってくるものがやはり物足りない。今日は体調がもう一つだからなのかもしれない。

やはりミュンヘンが好き

2022年9月4日(日)・快晴/最高気温25度

8時起床。

金曜日、土曜日の二日間ミュンヘンを留守にしただけなのに、ミュンヘンの空気の清々しさを実感する。泊まったホテルが Düsseldolf の中央駅近くという土地だったからかもしれないが透明感が違うように感じられて,やはりミュンヘンが好きという気になる。

今回の旅行には MacBook Pro は持っていかなかった。しかしiPhoneのメモアプリに行動の概要はメモしていたので、日中はそれをまとめてブログを書きアップロードする。毎日のルーティン作業とちょっと違って楽しみながら書けた。なんだか新鮮。

お昼を過ぎても体調が良く、15時過ぎに散歩に出掛ける。まだ暑かったけれど薄らと汗を掻くぐらいで気持ちが良い。その後ようやく眠くなり40分ほどの昼寝。

夕食はブリギッテがパスタ料理を作ってくれた。

19時からのボランティア電話は話題の最後の方でモーツァルト作曲のオペラ「Cosi fan tutte」になり、楽しくおしゃべりできた。

21時過ぎから You Tube を観る。

散歩と音楽と

2022年8月21日(日)・晴れときどき曇り/最高気温24度

7時半起床。

天気予報が外れて今日は雨が降らなかった。それでも不安だったので午前中のうちに散歩を済ませる。こうしておけば精神的に安定するから。

今日でまた Amazon-Audible で聴いていた「老後とピアノ」を聴き終わった。内容は予想していたとおりのものであった。朝日新聞社に勤めていた著者が50歳で退職し、子供の時に習っていて挫折したピアノを始めたというもの。ちょっと触発される点もある。

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お昼過ぎに昼寝を試みたが今日は眠れず。こんな日もある。

午後は 「美しき水車小屋の娘」 を Fritz Wunderlich で聴いた。最初は放送局の SWR Classic 提供のものを聴いたのだがどうもおかしい。 Fritz Wunderlich の声が不安定で雑な感じなのだ。そこで次に Deutsche Grammophon の盤で聴くとこれは聴き慣れたものだった。演奏した日が異なって体調の変化があったのかもしれない。どんな歌手にでも好不調の波はある。ましてはテノールだもの!

聴いているうちに右側のスピーカーが気になり始めていじってみる。どうもスピーカーに電源を供給するアダプターが疑わしい。こんなことをしているとあっという間に時間が過ぎていく。

夕方、カローラが Mia を連れて来宅。今日は二人とも泊まっていくらしい。

19時からボランティア電話。

オーディオは素敵だ

2022年8月18日(木)・曇りときどき晴れ/最高気温26度

7時半起床。

昨夜は歯茎の痛み止めを服用して早寝したが、そのおかげで夜中に目が覚めることもなくしっかり眠れた。

朝食のあと9時過ぎに隣家の歯医者へ。調べた結果、やはり歯肉がかなり炎症しているということで処置して貰う。処置の間緊張していて疲れたのか帰宅してベッドに入りまた眠る。

ブリギッテは Urlaub から戻ったミアとカローラと一緒に動物園へ。

午後はブリギッテが上の階に住む老婦人をお茶に招いていたので私はその間街中へ出ることにする。

昨日、インターネットを調べていて Fritz Wunderlich の娘さんが亡くなったのを知り彼女のご主人だった人が経営しているオーディオ店へ行ってみる気になった。そこは地下鉄の Heimeranplatz 近くにある LowBeats というお店。

かなりタップリ取った空間の視聴室が3つほどある店で、置いてある製品はハイエンドのもの。その中に Luxman の製品があったのは嬉しかった。説明してくれた店員がアキュフェーズよりもラックスマンの方を支持していたのは面白い。展示してある製品のほとんどはわたしにはとても手の出るような値段ではなかったけれどまた行ってみたい。

そこを出たあと Rotkreuzplatz までバスで出てしばし街を散策する。これも楽しかった。帰宅は18時半頃。

夕食は仕事帰りのアンナも加わってカローラ、ミアの5人で食事。

ブリギッテが帰宅

2022年7月10日(日)・曇りときどき晴れ/最高気温21度

6時半起床。

昨日に続いて今日も早くに目が覚めてしまった。午前中はゆっくりと時間が過ぎていく。10時半頃になって急に眠くなり早い昼寝。これで今日のリズムが取り戻せた感じがする。

昼食は昨日ミアと一緒に食べたスパゲティが余っていたのでそれを焼きそばソースを使って日本風にして食べてみた。思ったよりもおいしい。

ブリギッテはお昼過ぎに帰宅。ちょっと疲れた様子。

夕方4時頃に家を出て30分ほどの散歩。ほとんど汗もかかずに帰宅した。少しの距離でも毎日続けることが大事。

夕食は冷凍してあった魚をブリギッテが焼いておいしく食べた。1人だったら絶対に魚料理はしないだろう。

19時からボランティア電話。今日はゆっくりと一時間ほど話す。税金の申告、転倒防止、音楽CD,安倍元首相の死、等について話す。彼は最近 Anton Eberl という作曲家の弦楽四重奏曲をCDで購入したそうだ。わたしはこの作曲家のことを知らなかった。探して聴いてみよう。

弦楽四重奏を聴く

2022年6月3日(金)・晴れのち雨/最高気温27度

6時起床。

今朝はミアを保育園へ連れて行くので早起き。ブリギッテは朗読のボランティアのために6時40分頃に家を出ていった。わたしはそのあとミアとヨナスに朝食を食べさせ、2人を車に乗せて7時過ぎに家を出る。

途中の道路が空いていて8時10分前に着いてしまった。ミアを預けたあとヨナスを連れて帰宅。ブリギッテは Rosenheimerplatz から S-Bahn が走らないという事故で結局ボランティア活動は出来ずに戻ってきた。

午前中、隣家の女性とブリギッテ、ヨナスの3人はミュンヘン郊外へ「羊」を見に行く。農家で子羊が産まれたのだそうでヨナスが喜ぶだろうと誘ってくれた。わたしはそれを見送ってから早い昼寝。昨夜は寝不足だったのでこれで挽回する。

ブリギッテはヨナスが昼寝をしているあいだに庭仕事。ヨナスが昼寝から覚めたあとアイスクリームを食べにヨナスを連れていく。わたしも誘われたけれど、今夜は Schloss Nymphenburg で弦楽四重奏曲を聴きに行く予定にしているので断る。

18時過ぎに家を出て Schloss Nymphenburg の会場へ。今夜はエイドス弦楽四重奏団による恒例のニンフェンブルク城サマーコンサート。プログラムは

1.Wolfgang Amadeus Mozart:ニ短調KV421
2・Alexander Borodin: 弦楽四重奏第2番
(3楽章のノクターンはゴッドファーザーや007の映画音楽に使われているそうだ)

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今夜は第一バイオリンを弾いた女性が日本人だということで興味を持って聴いてみたのだが、モーツァルトもボロディンも,もっと踏み込んで欲しかった。わたしが弦楽四重奏曲の演奏に求める各奏者の丁々発止の掛け合いが少なくサラッと過ぎていったのが物足りない。

終って外へ出ると雨は降っていたが、風も治まっていてそれほど不快ではなかった。疲れたけれど楽しい時間だった。22時過ぎの帰宅。

久しぶりにコンサートを聴く

2022年5月28日(土)・晴れ/最高気温16度

7時起床。

就寝中に喉の痛みを感じて2度ほど起きて Salviathimol でうがいをする。夕方にシャワーを浴びて汗を流したあと油断をしていたようだ。

来週からヨナス、ヨハナを預かることになるのでいま風邪を引いて寝込む訳にはいかない。内心ちょっと焦る。昼寝をしたあと少し回復したので一安心。

夕方18時から友人の U さんが出演する演奏会の切符を購入してあった。その前にブリギッテに頼まれた用事があったので4時過ぎに出掛ける。Schloss Nymphenburg / Hubertussaal には17時に着いてしまった。

演奏会は日本人歌手4人、ドイツ人歌手4人、ピアニスト、指揮者の10人で行われた。

JD Projekt Plakat

この種の演奏会はなかなか自分との距離が取れなくて楽しめないことが多い。どうしても批判的になってしまう。それでも久しぶりの生の演奏会はいいものだと思う。

終了後近くのビアガルテンで Weißbier を一杯飲んでから帰宅。

バイエルン放送交響楽団の定期演奏会 (今シーズン最後)

2022年3月31日(木) 20時開演

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今シーズン最後の定期演奏会。興味のあるプログラムだったので楽しみにしていた。ピアニストが人気のある人なのか、かなり聴衆が多かった。

ピアニストは力強い打鍵の女性という印象を受けた。しかしそれだけではないということを示したいのかアンコールに弾いた曲のうち2曲は弱音を聞かせるものだった。恥ずかしながら3曲弾いてくれたアンコールの曲はどれも初めて聴くもので曲名がわからない。😅

休憩後のブルックナーは部厚い響きがこれでもかとばかりに反復されて,わたしは脂身の多いステーキを食わされているような気がした。

トランペット陣の咆吼が強烈。彼たちの前に空間が設えてあったのは宜なるかな。約1時間の演奏を終わって舞台から下がる指揮者 レオポルド ハーガー の足取りがふらついていた。指揮者にとってもこの曲を振るのは重労働なのだろう。

帰宅、そして夜は演奏会

2022年3月31日(木)・曇り/最高気温10度

7時半起床。

目覚めてベッドから下りると腰が痛い。昨日のマッサージのせいか、それともベッドの問題なのかはわからない。マットレス自体はほどよい硬さで全く問題が無いのだが。プールに浸かれば良くなるかと期待してブリギッテとプールへ。

予想していた雨も降っていなくて屋外の温水プールを楽しんだ。右脚のふくらはぎはまだ心配なのでひたすら水の中を歩く。しばらくすると腰の痛みはずいぶん軽くなっていた。

サウナで身体を温めようとしたがまだ準備段階のようだったのでシャワーだけ浴びて部屋に戻ったのは8時半。ブリギッテはそのあとの Wassergimnastik をやってから帰室。9時頃から朝食。今朝もバイキング形式。ゆったりと大量に食べて10時に帰室。荷物をまとめて11時にチェックアウト。

途中でガソリンを満タンにしたりして帰宅したのは13時半頃。ミュンヘンも雨は降っていない。荷物を解いたあと昼寝。今夜は20時から「バイエルン放送交響楽団の定期演奏会」があるので体力を温存しなくては。

往きも帰りもちょっとした霧雨に遭っただけで助かった。演奏会が終わったのは22時半。そこからバスとトラムで帰宅したのは23時となった。 Tram の中で喉がチリチリと痒くなってきたので帰宅してすぐに Salviathimol でうがいをする。終演後に乗ったバスが超満員で中にはマスクをしない人も数人いたのでコロナに感染していないことを祈るのみ。

定期演奏会の切符を再発行して貰う

2022年3月25日(金)・快晴/最高気温18度

7時起床。

ブリギッテは朝早くに家を出てボランティアに。学校の授業についていけない小学一年生、二年生のために朗読、そして簡単な算数を受け持っている。これまでは車で通っていたのを今日は普通の交通機関を使った。ガソリンが高くなったせい。

わたしは彼女を見送ったあとゆっくりと起床してシャワーを浴びる。昨日から左胸に時折鈍痛が走りちょっと不安になったが夜中にもそれは時折訪れた。多分、コロナ予防接種の副反応だとは思うが心臓のある左胸なので不安になった。

1人で朝食をとったあと Hauptbahhof 近くのバイエルン放送交響楽団の定期会員事務所に出向く。先日ベッドわきの引き出しを整理した際に定期公演の切符を誤って捨ててしまったようだ。昨夜の演奏会では会場で会員権を見せて再発行して貰って事無きを得た。来週の木曜日には3回目の定期公演があるのでその切符を今日は再発行して貰った。

素晴らしいお天気だったのでそのあと街中をブラつこうかと思ったが、花粉症も気になるし、まだ体調がシャキッとしないのでまっすぐ帰宅する。

ブリギッテの帰宅を待って1時間の昼寝。目覚めたあと森への散歩に出掛ける。今日は試しにノルディック用の杖を使った。やはりこの方が安定感がある。

夕食はまたカレーライスを食べる。4皿文作ったのだが結局ブリギッテは胸焼けを心配して食べなかったからわたしが1人で消化することになる。明日また食べることになりそう。

20度までもう一息

2022年3月24日(木)・快晴/最高気温19度

7時半起床。

昨夜はブリギッテがユリア宅に泊まったので1人での目覚め。ゆっくりとシャワーを浴び、朝食をとる。

天気が良いので今日も各部屋にモップ付きでロボット掃除機を掛ける。それが終わると特にすることもない。

今夜はコンサートがあるのでそれに備えて昼寝をしようと横になったが眠れなかった。それだけ先週末の疲れが取れて来たのだろう。

ブリギッテは17時近くの帰宅。少し休んでから18時半頃に家を出る。コンサートは20時から始まるのだが、コロナ禍の影響で入場するまでに時間が掛かる。

今夜のコンサートだが、わたしは少々集中力に欠けた感じがする。やはり昼寝はしたほうが良いようだ。22時過ぎの帰宅。

バイエルン放送交響楽団の定期演奏会(2)

2022年3月24日(木)

今シーズン二回目の定期演奏会

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最初の曲は初めて聴く。SF映画の音楽のように感じたけれど多分当たっていないだろう。

休憩後の “Ein Alpensinfonie” 以前このオーケストラで聴いた記憶があったので検索してみたらこのオーケストラの定期会員になって初めてのプログラムだった。あれから6年も経ったなんて。

BRSO 定期演奏会-I |  Mein dritter Blog

この曲は聴くたびにグイグイと引き込まれるところがあって嵌まるかもしれない。

お葬式と演奏会

2022年2月17日(木)・雨のち曇り/最高気温13度

7時半起床。

朝からかなり強い風と雨が吹きつける悪天候。

11時15分から知人の女性のお葬式があったので参列する。それほど親しくはない人で1年に1度会うかどうかという間柄。折りからの悪天候で参列者は家族、親戚などの人が殆どだった。生前に彼女が仲の良かったと思っていた人たちのほとんどは来ていなかった。悪天候とは云え、お葬式には参加して欲しいなと思う。

そのあとの会食(日本では精進落とし)には参加せずにすぐに帰宅して温かいコーヒーを飲んでホッとする。

帰宅して昼食を取ったあと昼寝。

眼が覚めてからレンタルしてあった映画・「キン」を観る。

今夜は20時からバイエルン放送交響楽団の定期演奏会。ほぼ2年ぶり。会場はわたしにとっては初めての Isarphilharmonie という所。

ミアのベビーシッターを終わったブリギッテと会場で待ち合わせる。演奏会場はコロナ禍の中を考慮すればほぼ満員。わが家からの立地条件も悪くはない。22時過ぎの帰宅。

バイエルン放送交響楽団の定期演奏会(ほぼ2年ぶり)

2022年2月17日(木)

ほぼ2年ぶりの定期演奏会。とにかく幸せな気分になった。

会場は以前の GASTEIG が使えなくなったので Isarphilhharmonie での演奏会。ここはわたしは初めてである。すでに暗くなってしまっていたので全体像が掴めないが,以前は変圧器の倉庫だったようだ。

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2027まではここでミュンヘンフィル、バイエルン放送交響楽団などの演奏会が行われるらしい。

今夜のプログラムのスクリーンショットである。

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この会場の音響はわたしにはなんとも言えないが,最初に感じた違和感はあっても、不満はなかった。ピアニストの Yuja Wang はかなり大胆なコスチュームで、出て来たときには「オオッ」と思ったが、彼女はスタイルも良いしあれでいいのではないか。充分に美しかったし演奏の邪魔にもならなかった。ブリギッテは同じ女性として大いに気に入ったようだ。

Carl Nielsen の Symphonie Nr.4 “Das Unauslöschliche” は音響を楽しめたけれど数回聴かないとわたしにはよくわからない曲。

久しぶりの Nationaltheater

2021年12月22日(水)・曇り/最高気温マイナス2度

7時45分起床。

10時から散髪。雪も雨も降っていないので今日も1人で杖をつきながら行ってみる。なんの問題もなく、少し心配だったエスカレータの乗り降りもスムーズにこなせた。ただ、今日はもの凄く寒い!

帰宅してしばらく落ち着いてから昼寝。今夜はNationaltheaterにオペレッタを観に行くのでスタミナ温存。

GIUDITTA – Bayerische Staatsoper

現在はオミクロン型のコロナが多くなっているので、ワクチン接種証明の他に Schnell Test を受けて陰性であることを証明しなくてはならない。そこで午後14時過ぎに Grünwald の Schnelltest Zentrum に足を運んだ。結果は陰性ということで安心。少し早めの17時半頃に家を出る。

ところがトラムと車の接触事故があったとかで Maxmonument の駅で下ろされる。そこから劇場まではけっこうな距離があったけれど歩いた。お陰で今日の総歩数は怪我をして以来最高の 7807歩となった。

で、肝心のオペレッタだが、わたしには全く共感が得られなかった。演出・舞台装置のせいもあるとは思う。それと指揮者と歌手たちの呼吸が合っていないようにも感じたりした。

テノールは立派に歌っていたけれど声質が平板に過ぎてわたしの好みではなかった。

22時に終演して、また Tram で帰宅したのだが、とにかく寒かった。帰宅して、手を洗ってから日本酒を熱燗で。生き返った。😀

1 Advent (1待降節)

2021年11月28日(日)・雪/最高気温マイナス1度

7時起床。

夜中に嫌な夢を見て目が覚めた。また舞台に立って歌っているときのもの。数年に1度はこんな夢を見る。もっと楽しい夢だったら良いのに。😅 朝になったらブリギッテもとっても嫌な夢を見たということだった。気候のせいだったのだろうか。今日は雪が降ったり止んだりの寒い一日となった。

そして今日は 1 Advent 。一本目のロウソクに火を灯した。

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外に拡がる雪景色を時折見ながら静かな時間を過ごす。大相撲九州場所も今日で千秋楽を迎え、横綱・照ノ富士の全勝優勝で閉幕。彼のインタビューも聴いたが立派な横綱である。しかし明日からの楽しみがひとつ減った。😥

20時からは二回目の電話ボランティア。今回も音楽の話、彼のお仕事のことなどを楽しく話して1時間が過ぎていった。

初めての電話ボランティア

2021年11月21日(日)・晴れ/最高気温7度

8時45分起床。

昨夜は食べ過ぎたせいか、それとも最後に飲んだエスプレッソのせいかベッドに入ってもなかなか寝付けなかった。必定、起床も遅くなり、10時から12時までのオンラインセミナーが始まるまでバタバタしてしまった。

今日は講習会で「新型コロナ: ドイツの現状と今後のゆくえ」と題するもので約350人ほどの参加者があったそうだ。もう何度も聴いて大体は理解しているコロナに関する知識を再確認。しかし、今日は昨日の記録も語ってくれて最新の情報が得られた。 Düsseldolf にお住まいの馬場先生のお話はとてもわかりやすい。

午後になってブリギッテの旧雇い主夫妻が来訪。今夜彼たちが行けなくなったバレエ「CINDERELLA」の切符を持ってきてくれた。わたしは劇場に行くのはちょっと辛いのでたまたま隣に住んでいるファービアンがわたしの代わりを務める。

今夜は20時から初めて Silbernetz を通した電話ボランティアがあるので2時半頃からしっかりと昼寝をする。

初めての電話ボランティアで最初は緊張したが、相手の方と音楽の話、本の話、などで1時間はあっという間に過ぎていった。

鬱陶しい雨模様の1日

2021年8月1日(日)・小雨/最高気温16度

6時半起床。

いつになく早く目覚めてしまった。ちょうど良いので洗髪などしてゆっくりとシャワーを浴びる。

朝から小雨が降ったり止んだりのお天気で、2人の孫達は元気を持て余すのではないかと気にかかる。ちょうどKioskまで手紙を出す用事があったから、雨が止んだ隙を見つけて連れ出した。帰りはまたパラパラと降り出したから Tram で帰宅。

今日は午後3時から Lehel の St.Anna-platz で子供向けのイベントがあったのでそれを観ることにしていた。ところがトラムの故障で到着までテンヤワンヤ。なんとか開演前に間に合ってホッと安心したのだが、半ばごろからかなりの雨が降り出した。

幸いにもテントを張っての上演だったから濡れずに済んだけれど演者も観客も集中力を削がれて残念だった。

帰宅してわたしは冷えた身体を温めようと、ベッドに入り
遅い昼寝。風邪を引くんではないかとちょっと心配になる。

明日から一週間の予定でミュンヘンから一時間半ほど行ったところにある Bauernhof で孫達のお守りがてら夏休みをする。余り気乗りはしないけれど、勤めだと思って頑張る。😅

「銀巴里」の思い出

2021年6月13日(日)・快晴/最高気温23度

8時起床。

文句のつけようのないお天気だった。

日曜日ということでキオスクまでパンを買いに行き、テラスでゆっくりと朝食をとる。

そのあとはどこへも出掛けずに、散歩もせずにiPad Proで週刊誌を拾い読みする。巻頭カラー「幻の東京名所さんぽ」という写真が興味深かった。

その中に東京・銀座にあったシャンソン喫茶「銀巴里」の写真があって、ふと思い出したことがあった。時はわたしが18歳か19歳の頃。わが家には15歳離れた兄が購入した電蓄と云われる音響機器があった。それで姉や兄が買ってきた LP をよく聴いていた。

その頃家にあった LP で記憶に残っているのはアルゼンチンタンゴとシャンソン。シャンソンは日本人歌手が日本語で歌ったもので「仲代圭吾」とか「深緑夏代」とかの歌手の名前はまだ憶えている。その頃わたしは「枯葉」とか「ラ・メール」とかが気に入って口ずさんでいた。

ちょうどザ・ビートルズが初来日した1966年6月29日頃に、わたしは高専のカリキュラムの一環であった工場見学のために上京していた。わたしはザ・ビートルズには全く関心がなかったけれど、テレビもラジオももの凄い騒ぎだったのは記憶にある。

すぐ上の姉がその頃は東京に出て来ていて、シャンソンが好きだったわたしを銀座に連れ出してくれた。そして彼女が連れて行ってくれたのがこのシャンソン喫茶「銀巴里」だったのだ。ちなみに「銀巴里」は開業39年目の平成2年(1990)に閉店したそうだ。

その時のあれこれを懐かしく思いながら午後も静かに過ぎていった。夜はまた「ザ・クラウン」(3-8)を観る。

カイルベルトの墓参り

2021年4月16日(金)・晴れときどき曇り/最高気温8度

7時半起床。

眠りが浅かったという記憶があり、起床してから AutoSleep アプリを見たら「睡眠の評価:74%」と出た。普通だと85〜95%に収まっている。こんな数字を見たら午前中から眠くて仕方がない。(笑)

ブリギッテは寒気の中をまた自転車で買い物へ。後輪の両脇に大きな袋を提げてあって、今日もそれにいっぱいの食料品を買ってきた。こんなに寒いときに自転車で行かなくても良いのに、と言うと「車で行くと不要のものまで買ってしまうから」という返事。なるほど。

私はそれから読みかけの電子書籍「小説 秒速5センチメートル」 (角川文庫)を読み進めて読了。

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この表題のアニメの監督でもある 新海誠 氏による小説。ツルッとした引っかかりの無い文体で素直に読み進むことができ、後味も悪くない。

もしかすると、と思いYouTubeで検索してみたらアニメも観ることが出来る。しかし、最初の数分を観ただけで画面を閉じてしまった。本を読んで作られた私の脳内の描写と隔離がありすぎる。

12時過ぎから1時間の昼寝。

目が覚めると外は明るい光が溢れている。 Grünwald にある墓地に行ってみる気になった。ここはこじんまりとした、手入れの行き届いた静かな墓地。

ここには Bayerische Staatsoper でサヴァリッシュ氏の前任者である指揮者のヨーゼフ・カイルベルト(Josepf Keilberth) のお墓があり、これまでもときどきお参りに行っていた。

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写真を撮っていたら40歳ぐらいの金髪の女性がほほ笑みながら近づいてきて、「私のおじいさんのお墓です」と紹介してくれた。なんたる偶然!

夜はダウンロードしておいた Netflix の映画「時の面影」を観る。良い映画だった。