ハイキング

火曜日・晴れ / 最高気温25度

7時20分起床。今日はブリギッテの希望で山にハイキングに行くと約束していた。前回は2009年の夏だったから3年ぶりのハイキングである。ミュンヘンに住んでいながら、これはさすがにわたしも “Nein!” とは言えない。しかし今回も前回と同じようにケーブルカーで頂上付近まで昇り、下りた地点でハイキングの真似事をしようという計画だった。

行き先は昨夜ブリギッテが決めた Rotwand bei Spitzingsee というところでわが家から車で1時間も掛からない。標高は1884m らしいがケーブルカーで昇るので高さを書いてもあまり意味がない。(^_^;)

朝食のあと8時半頃に家を出たのだが、ブリギッテが携帯のプリペイドカードを買うのを忘れたとか車のガソリンが残り少なくなっていたとかでアウトバーンに乗ったのは9時を過ぎていた。Schliersee を通り越したところにある目的地は意外に近くてわたしも驚いた。ケーブルカーの切符を買って(一人往復17 € )早速目的地へと向かう。

ここからが大誤算でわれわれが目的とした Rotwand はそこから1時間余りのかなり起伏に富んだ道を歩くのだった。わたしはと言えば「な〜に、普段から1日1万歩を歩いているのだから」とたかを括っていたのが歩き出して3分後にはその自信が崩れ落ちていた。改めて思った「山道は平地を歩くのとは違う!」(笑)

加えて途中の岩場でわたしは足を取られてしまい倒れたときに、木の枝に背中を打ち付けてしまった。そこから下に転げ落ちなかったのは幸いだったけれど一瞬「ウッ!」と唸ったきり声が出ない。ブリギッテに背中を見せたら血は出ていないけれど打撲したところが赤く腫れているらしい。試しに歩き出してみると左の足を上げると背中の左部分が痛む。

ブリギッテはそこから引き返そうかと提案してきたが、そこは歩き出して5分も経っていない地点なのだ。そこで引き返しては「男がすたる」(笑) とばかりに断って予定のコースを進むことにした。

Rotwand Haus という山小屋に着いたときはちょうど昼食時。注文したのは Lammgulasch + Spätzle そして Kaiserschmarrn。これは両方ともおいしかった。Lamm 肉はトロトロと軟らかく、Kaiserschmarrn は注文すると目の前でたっぷりのバターを流して一人前ずつ作ってくれた。この辺でわたしの悪かった機嫌もだんだん良くなってくる。お腹が空いて機嫌が悪くなるのは赤ん坊と一緒だとブリギッテに笑われる始末。Cosi fan tutti !

満ち足りてあとの復路であるが、これがまた曲者だった。今日は二人ともノルディック用の杖を持っていたのでそれが役に立ってくれたがそれでもケーブルカーの発着駅に着いたときには膝がガクガクだった。

午後3時過ぎにわが家に家にたどり着いてわたしはまず浴槽にタップリと熱いお湯を満たしてそれに浸かる。そのあと打撲傷の箇所に痛み止めの薬を塗り込みまずは睡眠。これは最高に気持ちの良い眠りだった。目が覚めたあとは元気になっていつも通りのペースに戻った。

ハイキング」への8件のフィードバック

    • 久しぶりに身体がクタクタになりました。
      確実に老いの道を歩んでいるなぁというのも実感です。(^_^;)

  1. 背中、大丈夫ですか?楽しいハイキングですが、くれぐれも怪我には
    お気をつけて。

    • ありがとうございます。一夜明けたあとが心配だったのですが大丈夫なようです。咳をしたりするとその部分がウッとなりますが数日後には消えているでしょう。

  2. 山道や寺社の階段もそうですが,本当は上りの方が足に負担を与えない。
    下りは楽そうですが,意外や意外,そんなことを感ずるようになると年だと思います。

    • 足というよりもろに膝ですね。(笑)
      わたしもその辺は承知ですが、昇りの苦闘も好きではありません。
      「牛に引かれて善光寺参り」の口ですね。

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