2022年10月3日(月)
昨日、10月2日(日)日本刀に久しぶりに古巣の Nationaltheater でオペラを観ることがで来た。旧同僚の友人が切符を譲ってくれたのだ。
ひどい雨降りの中を出掛け,帰りも同じような天候だったのだがその甲斐はあった。配役は次の通り。
幕が開いてまず驚いたのはわたしが働いていたときと同じ演出だったこと。というと20年近くレパートリーに入っているということだ。わたしは頭の中でてっきり新演出だろうと思い込んでいた。
当然ながらわたしはこのオペラを客席から観るのは今回が初めてである。頭の中には舞台上の光景が浮かんでくるが客席からのパースペクティーフはガラリと異なるから最初は戸惑った。
わたしはまずタイトルロールのテノールの声に魅了された。ちょっと線が細い感じも受けるが素晴らしい。そしてこの大曲のオペラをまとめ上げた指揮者の功績も大きい。
他のソリスト陣にはちょっと一家言あるけれどその日の調子もあるだろうから文句は言わない。
最後に驚いたのは最終場面をわたしは現役中にまったく見ていなかったことに気づいたこと。考えてみるとその前のシーンが終わって楽屋に引き上げるとサッサと着替え、化粧を落としてそそくさと帰宅していたのだった。このオペラは休憩を入れて4時間半の長丁場なので早く家に帰ってビールを飲みたかったのかもしれない。思い出すとちょっと恥ずかしい。
この指揮者は東京フィルでシーズン中に二回ほど定期を振ってくれる方ですね。毎回充実した演奏を聴かせてくれます。
そうなんですか。この世界も狭くなりましたね。あちこち股にかけて仕事をする指揮者も体力勝負でしょうか。
最初の孫が生まれた日(2017年2月)の夜に妻が合唱で出演した演奏会の指揮者がバッティストーニ氏で,以来何度も聴いています。参照:
http://iizuka.tea-nifty.com/izk_tsh/2017/02/post-0104.html
リンク先のエントリーをあらためて読ませていただきました。かなり前から日本でも活躍している指揮者なのですね。歌のこと、歌い手のことを熟知している指揮者のようで聴いていて気持ちが良かったです。