オペラ「Krieg und Frieden 」(戦争と平和) を観た

話題作:「戦争と平和」を観た。
聞くところによるとこのオペラはウクライナ戦争の始まる2年前に企画されたそうだ。ロシアによるウクライナ侵攻があってから演出面での変更を余儀なくされての上演。その辺の詳しい事情はわたしは知らない。

休憩は開幕後1時間45分後の長丁場。40分の休憩を入れてそのあとは約2時間の上演で終演は21時20分。ほとんどワーグナーの楽劇である。

舞台装置は最初から最後まで変わらないが、その舞台上には常に50人ぐらいの人が居る。合唱団も大変だなぁと思いながら観ていた。

そして粒の揃ったソリスト陣のクオリティーの高さには目を見張るものがあった。中小規模のオペラ劇場だったら充分に主役が務まる声を持った歌手がズラッと並ぶ。そのお陰でわたしは歌詞の意味が理解できなかったにもかかわらずまったく退屈しなかった。

一緒に観たブリギッテは字幕を読みながらの観劇で,ウクライナ戦争における演出家の意図した目論見をしっかり感じ取ったようでとても感激していた。

合唱団の活躍も特筆すべきものがあった。わたしが Intendant だったら合唱団には特別手当を出してあげたい。

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