バイエルン放送交響楽団の定期演奏会(5−7)

2023年3月30日(木)・雨/最高気温15度

今夜はわたしの好きなショスタコーヴィチ交響曲題5番。

前半のプログラムは興味深かった。

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曲目紹介では次のように書かれている。(DeepL による訳)

BR合唱団と交響楽団によるジュリアン・アンダーソンの30分作品『エグザイルス』の初演は2022年1月に予定されていたが、コロナによりその時点で中止せざるを得なかった–2020/2021年に書かれたこの作品は、パンデミックの経験そのものをテーマにしているから、皮肉な運命のいたずらである。しかし、それをはるかに超えて、作曲家は「故郷を離れ、戻ることを切望する瞑想」である『エグザイルズ』で、内と外、個人と集団の追放の最も多様な側面の広範なパノラマを作り出しています。この作品は、ミュンヘンで初めて体験することができます。マンフレート・ホーネックが指揮するショスタコーヴィチの交響曲第5番は、孤立と撤退の段階から生まれた作品である。スターリンの文化政策から厳しい攻撃を受けたショスタコーヴィチは、1937年に「第5番」で公式の更生に成功した。その過程で彼は、困難な状況をものともしない人道的なメッセージと微妙な曖昧さを持つ音楽を魅力的に書き上げました。

響きのきれいな全体の印象だったけれど余り印象に残らない。合唱はとてもよくまとまっていた。どれぐらい練習するのだろうなんて考えていた。

休憩のあとのショスタコービッチも素晴らしい演奏だったけれど,ウクライナ戦争真っ直中の今、この曲を聴くとロシアのあざとさと押しつけがましい響きに素直になれなかった。

今夜の指揮者、Manfred Honeck の動きがときどきカルロス・クライバーを思い出させた。

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