今シーズン定期の6回目である。今シーズンは病気をしたりして3回ほどは行けなかったのでこれまで解禁とはいかなかった。
今日のプログラムは全てわたしにとって初めての曲である。
結論をいえば面白かった。目の前で演奏する人たちがいてそこから出てくる音楽を身体の全てで受け止めるというのは何という幸せなことか。
ビオラを弾きながらの指揮というのは地味だけれど奥が深そう。
Dabea Zimmermann はブリテンの作品以外ビオラのトップの位置に座って演奏していたがわたしの席からは背中だけしか見えなかった。客席の反対側に座っていたらもっと興味深かっただろうに。
先回の定期ではショスタコーヴィチ交響曲5番を聴いたのだが、こんかいの Kammersymphony op.110a も同じような印象を持った。現在はウクライナ戦争の最中なのでそう聞こえるのかもしれないが兵士の行進を想像させる弦の重く力に満ちたザッ、ザッという響きにかすかな嫌悪感を感じた。