舞台監督の司令塔Nationaltheater
の舞台横にある Inspizientenpult
(舞台監督の司令塔)である。舞台の両側に全く同じものが設置してあって、どちらからでも操作できるようになっている。
このコンソールは数年前に一新して、かなりモダンなものになった。以前はボタンの数はやたら多かったけれどモニタも外付けの小さなものがちょこんと上に乗っかっていたのを憶えている。Nationaltheaterには数人の舞台監督がいて、その夜の出し物によって違う舞台監督が入っている。レパートリーによって分担しているようだが、大体は毎公演2人の舞台監督が右と左に詰めている。 本番中はここから楽屋にいる歌手に出番を告げたり、大道具、小道具に指令を出したり、照明に指示を与えたり、幕の開け閉め、その他、とにかく千手観音のような活躍。ボタンを押すスピードの速さは、よく間違えないものだと感心してしまうほどに手際がよい。先日、La Calisto で演出の手伝いをした長女のアンナはこの場所がいたく気に入ったようで、舞台監督になるにはどのような勉強をしたら良いのかと、興味を持ちだしたようだ。(^_^) Posted: 2005年06月11日 (土) at 19:28
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