ゲルギエフと彼のオーケストラを聴くブリギッテの勤めている店主が定期会員になっている
WINDERSTEIN
という会があるのだが、当人達は今アメリカに仕事で行っているので、ブリギッテにその切符が回ってきた。プログラムを見たらおいしそうなものだったので、わたしも喜んで聴きに行った。運良く昨夜は仕事の方もなくて、ゆったりと楽しむことが出来た。
Orchester des Mariinsky Theaters St.Petersburg というものでオール・チャイコフスキー・プログラム。ちょっと残念だったのは、わたしらの席は殆ど最前列で、音響的にはどうのこうの言える席ではなかったこと。ただ、指揮者ゲルギエフの表情、息づかいが手に取るように見えて、結果的には彼を見に行ったような夕べだった。(^_^;) まず、Romeo und Julia / Fantasie- Ouvertüre から始まったが、ゲルギエフの没入度が凄い。昨夜の彼は指揮棒を持たずに振っていたが、細かくビブラートする両手の動きが印象的。顔に似合わぬ繊細なきれいな手だった。(^_^;) この日にヴァイオリンのソロを弾いたのは Arabella Steinbacher という二十歳を過ぎたばかりのお嬢さん。じつは彼女の小さな時から知っている。というのも、お母さんが声楽を勉強した日本女性、お父さんがミュンヘンの音楽大学でコレペティをしていたドイツ人ピアニストご夫妻のお子さんで、ご主人にはわたしのLiederabend の時に伴奏して頂いたこともある。わたしの長女のアンナと殆ど同じ歳頃のお嬢さんなので、日本人の幼児グループでは何度か行き会ったことがある。 それ以来会うこともなかったが、昨日は成長した彼女の美しい舞台姿に驚いた。(^_^) 演奏の方も完璧なテクニックで実に落ち着いた物腰。彼女の美しい弾きぶりを間近に見られたのは嬉しいが、違う席で彼女の音をじっくりと聞いてみたいものだった。アンコールに、イザーイとクライスラーの小品をひいたが、これも素晴らしいテクニックだった。 休憩時のロビーでは数人の知人、友人、そしてブリギッテの親戚にも会ったりしてけっこう忙しかった。ある知人からは「おや、今晩は浮気してますね」(オペラ劇場でなくてコンサート会場に来ているという意味です(^_^;))などと言われてしまった。 そして、この日の圧巻ははやり休憩後に演奏された4番の交響曲だと思う。指揮者の感情移入と集中力が素晴らしい。オーケストラもこの曲は手中に入っているのだろうが、かなり分厚い響きでいかにもロシアのオーケストラという感じがする。ゲルギエフの棒自体は特別うまいとは思わないけれど、彼の顔の表情、特に目が凄い。あの目でぎょろりと睨まれたら楽員も怖いだろうな。アンコールもチャイコフスキーのバレエ音楽から一曲。久しぶりに幸福な気持で家路につきました。 この日の会場には、末娘のカローラも友達と一緒に学生券で入っていました。13ユーロで当日の余り券が手に入ったようです。彼女が先日参加したオーケストラ(Münchner Jugend Orchester) の次の演奏予定、がたまたま、4番の交響曲だとかで大いに興味があったようでした。感想を訊いたら、とにかく音が大きかったとのこと。フルートのソロは一箇所落としたと、偉そうに言ってました。(^_^;) Posted: 2004年10月26日 (火) at 20:52
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