ワイマールのフランツ・リスト音楽院が韓国に開校 


初めての試みだそうですが、表記の音楽学校 ((Hochschüle für Musik Franz List) ) が韓国に開校するそうです。これはDAAD(Deutschen Akademischen Austauschdiensts )・ドイツ学術交流会 の尽力によるもの。2005年5月4日にKangnam-Universität に開校。名前は「German School of Music Weimar" 。このプロジェクトの契約は10月26日にワイマールで行われるそうです。(この情報入手先はここ です) 

このニュースを読みながら、なぜ韓国なのだろうと考えていました。わたしは、韓国の音楽学校事情を知らないので想像なのですが、多分、韓国には日本ほど多くの音楽学校がないのではないか、と思うのです。もし、間違っていたら訂正してもらえると嬉しいです。反面、日本の公・私立の音楽大学(大学の音楽学部を含めて)はかなりの数になるのではないだろうか。需要・供給のバランスは多分、供給過多に向いていると思われます。日本人、韓国人の資質の差ではなく、DAAD がその点で今回の決定をしたとわたしは思いたい。

最近の韓国人音楽家のドイツへの進出はかなりめざましいものがあります。オペラの部門を見ても韓国人歌手の優秀な人たちが目につきます。多分、オーケストラの部門も同じようなものでしょう。韓国人音楽家の全てがそうだというわけではありませんが、彼たちには、第2次世界大戦後に留学された、われわれ日本人の先達達が持っていた「ひたむきさ」が感じられるような気がするのです。世界はますます狭くなっているようです。 

Posted: 2004年10月23日 (土) at 11:24 




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