ブリュッセル(La Monnaie, Brussels) のタンホイザー昨日同僚が、新聞の切り抜き(2004年6月11日付)を持ってきてくれました。ここ数年ドイツでも活躍中の、大野和士氏の指揮で行われたベルギー王立歌劇場(モネ劇場)
における「タンホイザー」の新聞評です。音楽面への批評はおざなりなものですが、Jan
Farbe
の演出に関してはかなりのスペースを割いています。
大野氏の指揮については以下の文章だけで片づけてしまっています。
Monaie-Chef Kazushi Ono hält sein Orchester nach der schwerfällig anwalzenden Ouvertüre flexibel und biegsam, ohne sonderliche Akzente. 歌手に対してはかなり手厳しく、良かったのは Walter von Vogelweide 役を歌った Daniel Kirch と合唱だけだ、と書いています。 この批評の3分の2は Jan Farbe の演出に費やされていて、全体の調子はちょっと皮肉っぽいですが、そんなにネガティブなものではないようです。わたしの個人的な印象ですが、斬新な試みにはどこか賛同しているような感じがあります。右の写真を見た時、わたしはドキッとしました。全裸の女性が舞台に出てくるというのはこれまでにも何度もあって、そんなに珍しいことではないのですが、臨月間近の女性が、それも8人も全裸で登場するというのは始めて見ました。ブリギッテにも見せたのですが、彼女の感想は ”Ästhetisch" (美的) だわ、ということでした。ふ〜ん、そういう感じ方もあるんだとわたしにはその方が興味深かったです。 Posted: 2004年06月13日 (日) at 17:08
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