ストライキ 


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7時半起床。今日は10時45分からの音楽稽古。劇場の前に着いてみるとなにやら人だかりがしていて、よく見ると舞台の裏方さんたちで、Warnstreik ! (警告ストライキ)と書かれたビニールのチョッキを身につけている。どうやらストライキらしい。 

昨夜眠りにつくときにラジオのニュースで告げていたのはこのことだったかと思い当たった。
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今回の警告ストライキはわれわれの劇場内の問題ではなくて Ver.di (Vereinte Dienstleistungs-gewerkschaft) という組織が打つストライキに連帯して行うもののようだ。今回の目的は大学とかの職員の待遇改善を要求しているらしいが、交通関係のストと違ってストライキをしたとしても、一般の人の眼に触れることがなく、関心を惹かないので効果が薄いから組織全体のストライキを打つということのようだ。

音楽稽古をやっている最中に Betriebsdirektor (営業主任)が入ってきて「今日これからの展開次第で予測がつかないが、今夜の公演である魔笛は多分、コンサート形式に変更される」ということを伝えた。どうやら、舞台機構を動かす技術者たち、それに衣装、メークの人達が連帯してストライキに入っているらしい。わたしはどちらにしても今夜の公演には入っていないので他人事のような感じで聞いていた。

音楽稽古の方は、今日から SAUL/ヘンデル作曲 Königskinder/フンパーディンク作曲 の練習が始まった。SAUL は前の合唱指揮者である Mehrpohl 氏の最後の仕事で、われわれもかなり乗って仕事をした記憶が残っている。2年ぶりに4月30日から6回公演されるようだ。 Königskinder(王の子供たち)は来シーズンになるが10月29日に初日が予定されている。指揮は Fabio Luisi, 演出は Andreas Homoki がクレジットされている。

今朝電話して歯医者の予約を取ってあったが、それまで少し時間があったので、アンナが実習をしているオペラ La Calist の練習を覗いてみた。どうやら今日は舞台での音楽稽古だったようで、和気あいあいという雰囲気だった。アンナはなにやら真面目にメモをとっていた。そこから歯医者へ向かう。

先頃、歯医者からこれから治療する内容と治療費の内訳が届いていたが、どうも最高の材質を使うらしくかなり高価な金額になっている。それで、奥歯などの他人には見えない箇所はそんなに高い材料を使わないように、それから、現在特に問題ないところはいじらないで欲しいということを相談しに行ってきたのである。歯医者もそれを受け入れてくれて、もう一度見積もりを出してみると言ってくれた。

帰宅してから遅い昼食をとったあと、30分ほど仮眠。そのあと、溜まっていた洗濯物のアイロン掛けをして片づける。昼食をとったのが4時頃で、わたしの好きなシーフードとマカロニ料理だったので食べ過ぎたせいか、夕方になってもお腹が空かない。簡単な夜食をとって早めの就寝。 

Posted: 2005年04月11日 (月) at 21:11 




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