ゲネラルプローベを一日に二つはキツイ 


快晴 / 外気温35度
7時起床。外気温を書いていて、本当かな?と自分でも思った。しかし、テラスに置いてある温度計は間違いなくこの数値を指している。たしかに暑かったことは事実である。今日は2つのゲネラルプローベがあって、さすがに疲れた。 

まず、10時からは Marienplatz に近いところにある St.Michael という大きな教会で、ロッシーニのミサ曲のゲネラルプローベ。本番は明日の10時からである。かなり大きな教会で、聴衆も入っていないからその響きは反響が数秒も続くかなり大げさなもの。明日は例年だと超満員の聴衆が入るから、またガラリと雰囲気が変わるに違いない。いつもだとオルガンの据え付けてある上の階で祭壇からは対極にある位置で歌うのだが、今回はグランドピアノが入るので祭壇の後ろで聴衆に向かい合う形で歌うことになった。こうなるともう、コンサートと一緒。

それが終わってからまっすぐ帰宅。ユリアは声が全くかすれてしまっているが、風邪の方は良くなってきているという。カローラは友達が来ていて一緒にケーキを焼いていた。カローラの親友の一人でピアノ伴奏もしてくれていた子が一年ぶりに明日、アメリカから戻ってくるらしい。それの歓迎のプレゼントだそうだ。

わたしは、昨日のユリアの卒業式の様子をエントリに挙げたり、写真を整理したりしていたがあっという間に時間がたってしまって、劇場へ行く時間。17時から「運命の力」のゲネラルプローベである。16時過ぎに家を出たが、この時間は西日となるので冷房装置のない路面電車に乗ると、一日でもっとも暑い時間となる。劇場へ着くまでにすっかり汗をかいてしまった。
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今回は3枚の切符が手に入ったのでブリギッテと彼女の仕事仲間、そしてカローラが聴きに来た。楽屋口の廻りは今回も切符を求める人で一杯。その中で目についたものを写真に写した。普通は「切符を捜しています」という文章なのだが今日見たのは「どんな切符がわたしを捜しているのかな」という主語を替えたものだった。

終演後はさすがにわたしもグッタリしてすぐにそのまま帰宅。ブリギッテとカローラに感想を聴いてみたらやはりソプラノのVioleta Urmana が素晴らしかったと言う。カローラは上の方の席だったので Luisi の指揮がよく見えて,とても面白かったと満足そうだった。 

Posted: 2005年06月25日 (土) at 00:05 




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