「トロバトーレ」の第一回目 


曇り/外気温18度 
今日は日曜日なので、9時少し前まで寝床にいた。そのあと、起きてメールや Blog の巡回を楽しむ。10時半頃に皆起きだしてきたので、朝食。それが終わるともう、12時を過ぎていた。午後になって、別エントリに書いたように面白いことを家族がやり始める。こんな時には iSight を持つ同士だったらもっと楽しいかも知れないと思ったりした。そのあとブリギッテとユリアは「ヨーロッパ選挙」へ。ユリアはそのあと選挙の集計などを手伝うので、そのまま投票所になっている学校に残るらしい。 

カローラは午後からアップルケーキを作り始めた。隣家の奥さんが今日誕生日で、彼女が明日職場の医局に持っていくケーキを作ってくれるように頼まれたらしい。ドイツの誕生日は、その本人がケーキなどを焼いて友人知人にご馳走するという形になる。わたしが日本にいた時にはその逆だったから、これには最初戸惑った。彼女は Karin という名前だが、何度かカローラの焼いたケーキを食べていて、かなり気に入っているようだ。カローラもファンが出来て嬉しそう。(^_^) 

今回は「アップルケーキ」と「イチゴケーキ」の二つを頼まれたらしく、作り終わった時にはさすがにグッタリと疲れていた。しかし、お礼として20ユーロ貰って、その疲れも吹き飛んだみたい。(^_^) わたしが思うに、Karin はカローラにお小遣いを稼がせる含みもあったのではないだろうか。双方が幸せになって嬉しいことである。

同じ時間に、わたしは居間でシャツ類のアイロン掛け。わたしのシャツ5枚、ブリギッテのシャツが2枚、ポロシャツが3枚、ズボンが一本、という内容。ベットカバーやテーブルクロスの大物は火曜日のわたしの休日に回した。今日はブリギッテが在宅なので、ちょっと早いけれど劇場に出掛ける前に、18時半頃から全員一緒の夕食をとる。

今夜は「トロバトーレ」/ヴェルディ作曲 の第一回目。ソリスト陣は快調。指揮は Zubin Mehta 。
Leonora : Poletta Marrocu
Luna : Paolo Gavanelli
Azucena : Luciana D'Intino
Manrico : Dennis O'neill
上記が主な配役だけれど、全員かなり乗っている感じの素晴らしい声の饗宴だった。こうなると「トロバトーレ」というオペラは俄然楽しくなる。中でも、わたしは初めて聴いた Luciana D'Intino はこれからちょっと注目したい人。1970年代前半のフィオレンツァ・コソットを彷彿させる低音域の鳴らし方、ピアノ、ピアニッシモの技術の確かさが作るダイナミックレンジの広さ、これらが今後の展開を期待させる。今夜のわれわれ合唱はちょっと不安定で危ない所が数カ所あって余りよい出来ではなかった。(-_-;) 

Posted: 2004年06月13日 (日) at 23:07 




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