終日、雨 


雨 / 外気温14度
7時半起床。せっかくの休日なのだが、昨夜からの雨がずっと降り続いていて残念だった。それでも、夕方になってふと雨が止んだ隙をついて30分ほど家の近くを散歩に出る。少しでも外の空気を吸うとやはりホットする。 

娘たちはあと一週間の休暇が残っているので、2人とも10時過ぎまで朝寝を楽しんでいる。わたしも、特別にすることはないので、本を読んだりして過ごす。

午後からカローラは新しい曲の楽譜を買いがてら、友達に会うとかで街へ出掛け、ユリアはフィットネス・センターへ出掛けたのでゆっくりと1人だけの時間。昼食は冷蔵庫に入っていた茹でたジャガイモの皮を剥き、それを薄切りにしてフライパンで炒める。これをドイツ語では Bratkartoffeln というのだが、ドイツ人男性に「おまえ、料理できる?」と訊くと大抵は「ウン、Bratkartoffeln ぐらいは出来るよ」という返事が返ってくる。日本で言えば「冷やご飯を焼き飯にする」ようなものだろうか。これに、卵二つを半熟状に目玉焼きにして添えた。

そうそう、普通ドイツ人というのはお箸を使わないから、フライ返しを使ってかき混ぜているのだが、それではどうしたって、一枚一枚のジャガイモの焦げ目が均等にはならない。いつの頃からかわたしは菜箸を使って一枚一枚裏表を返しながら焼き上げているが、一度それを見たドイツ人が笑っていた。「なんと非能率的なことをするんだ」というわけなのだが、娘たちに言わせると、わたしの Bratkartoffeln が最高だそうだ。(^_^)

ついでに紹介すると、これと似たような料理にBauernomlett(農民のオムレツ) とか Bauernfrühstuck (農民の朝食)とか呼んでいるものがある。作り方は至って簡単で、薫製の効いたハム(Speck)を5〜8ミリ四方のサイコロ状に切ったものを,タマネギのみじん切りと一緒にフライパンで炒めておく。そこへ、茹でて薄切りにしたジャガイモ(大抵は前夜の残り物)を入れてかき混ぜ、最後に溶き卵を加えてまた混ぜ合わせる。仕上げにコショウとパセリ(Schnittlauch)のみじん切りを振りかけて出来上がり。簡単ではあるが、ボリュームがあって、結構おいしい。

夕方になって少し雨が小降りになってきたのをみて、散歩に出掛ける。雨をタップリと吸った木々の葉が重そうに歩道にのしかかっているけれど、それだけに空気が新鮮で気持ちが良かった。30分くらい歩いているとまた、空模様がおかしくなってきたので、急ぎ足で帰宅する。間一髪間に合って、ほとんど濡れずに済んだ。(^_^) 

ブリギッテが7時頃に帰宅したので、一緒にバゲットとチーズ、生野菜サラダの簡単な夕食をとったあと、それぞれに好きなことをして過ごす。明日の天気もあまり期待はできそうにもない。
 

Posted: 2005年05月23日 (月) at 20:43 




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