音楽練習は10時から。9時40分ぐらいに自分の楽屋に入ると、仲間の何人かがダークスーツに黒いネクタイという装い。どうやら、練習が終わったあと、誰かのお葬式に出掛けるようだ。彼たちはミュンヘンの
St.Michael Kirche
という教会の合唱もやっているので、誰か教会関係の人が亡くなったのかもしれない。普通の日は仲間の誰も、スーツなんか着ないので、たまにそういうのを見るととっても新鮮。そうか、気分転換で時にはスーツを着るのも良いものかも知れない、などと思ったりした。でも、ちょっと面倒。(^_^;)
今日の音楽稽古は1時間で終了。例によって
Billy Budd
。30分の休憩が入って、11時半から「魔笛」の舞台稽古があるのだが、これもわたしは控えに回っているので、そのまま帰宅。この「魔笛」、本来なら新演出の「魔笛」が予定されていたのだが、州政府の「倹約政策」のために予算が削られ、これまでの
August Everding
の演出でこれからも続けることになった。ただ、それではあまりにも古くなりすぎた(1978年の演出)というわけか、舞台装置の細部、それに衣装なども少し改善されたようで、そのための舞台稽古が現在行われている。わたし個人の好みだけれど、Everding
の演出は実に良くできていて子供から大人まで楽しめるもの。妙な奇をてらった演出を持ってこられるよりは、このままの方が観客、特に子供達には幸せな気がする。