天候、持ち直したかな? 


晴れのち曇り / 外気温22度
8時起床。少しいつもより遅い起床となった。この時間になると、カローラもユリアも登校してしまっていて、ブリギッテがそろそろ外出着に着替えている。やはり、家族とのコンタクトを考えるとあと30分早く起きた方が良さそう。今日は朝から晴れ間が見えて、天気予報の通りにどうやら晴れそう。やはり気分がよい。 

音楽練習は10時から。9時40分ぐらいに自分の楽屋に入ると、仲間の何人かがダークスーツに黒いネクタイという装い。どうやら、練習が終わったあと、誰かのお葬式に出掛けるようだ。彼たちはミュンヘンの St.Michael Kirche という教会の合唱もやっているので、誰か教会関係の人が亡くなったのかもしれない。普通の日は仲間の誰も、スーツなんか着ないので、たまにそういうのを見るととっても新鮮。そうか、気分転換で時にはスーツを着るのも良いものかも知れない、などと思ったりした。でも、ちょっと面倒。(^_^;)

大体がドイツ人というのはあまり服装に構わない人が多い。イタリア人なんかと比べたらその差は歴然。イタリア人はちょっと町の広場に行くのにでもちゃんとネクタイをしてスーツを着ている人が多いように思う。いつだったか、Bologna へ観光に出掛けた時、ある広場で何人ものイタリア人(男ばっかり)が立ったまま議論を戦わせているような光景(もしかしたら単なるダベリだったのかもしれないが)を見たが、その人達のほとんどがリュウとしたスーツ姿だったのには驚いたことがある。国民性と言ってしまえばそれまでだが、ドイツに長年住んでいて、この服装に無頓着という風習は面倒くさがりのわたしには、実をいうとありがたい。

今日の音楽稽古は1時間で終了。例によって Billy Budd 。30分の休憩が入って、11時半から「魔笛」の舞台稽古があるのだが、これもわたしは控えに回っているので、そのまま帰宅。この「魔笛」、本来なら新演出の「魔笛」が予定されていたのだが、州政府の「倹約政策」のために予算が削られ、これまでの August Everding の演出でこれからも続けることになった。ただ、それではあまりにも古くなりすぎた(1978年の演出)というわけか、舞台装置の細部、それに衣装なども少し改善されたようで、そのための舞台稽古が現在行われている。わたし個人の好みだけれど、Everding の演出は実に良くできていて子供から大人まで楽しめるもの。妙な奇をてらった演出を持ってこられるよりは、このままの方が観客、特に子供達には幸せな気がする。

帰宅途中、良い天気にも誘われて、久しぶりにウィンドウショッピングなどをしようと思い立ち、ブラブラと歩いてみた。今朝のスーツに関する感慨もあったので、デパートの紳士服売り場などを見てみたのだが、全く物欲が湧かない自分を発見して、早々に切り上げた。欲しいものが全くない。(^_^;) 最後は Sendlinger Tor 近くにあるマックのお店 GRAVIS に立ち寄る。ここで、初めて新しい " iMac G5 " を見る。その前にアルミ枠の Cinema Display を見てしまったからか、白いツルツルの枠がちょっと安っぽく見えてしまった。 

帰宅してからメールチェックなどをしたあと、わたしの PowerMac G4 (1.25GHz) をテラスに持ち出し、蓋を開け、中の埃を取り除いた。買ってから1年間、ほとんど掃除などしていなかったので、蓋を開けると結構ホコリが溜まっていた。自分の息でそれらを吹き飛ばし、外装を傷つけないように、固く絞った布巾で注意深く汚れを拭き取った。こんなことをする気になるのも天気が良いせいか。

4時頃からまた少し空が暗くなってきた。ブリギッテは定刻の帰宅。ユリアはフィットネスセンターから汗をかいて帰宅。カローラは友達と映画に出かけ、今夜は典型的な週末の一家団欒風景となった。 

Posted: 2004年10月08日 (金) at 20:09 




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