"Roberto Devereux" の一回目 


終日、雨 / 外気温10度
7時10分起床。昨夜から雨が降り始めたが、今日は一日中それが降り続いた。気温も10度から上がらない。日本の梅雨時を思い出す。午前中は歯医者へ。長かった治療も今日で終わりになる予定。（だと嬉しいのだけれど） 

10時からの予約が入っていたので、今日はSMARTで出掛ける。というのもかなり雨が降っているので、これはどう頑張っても歩く気にはなれない。雨というのはわたしは嫌いだけれど（好きな人はいないか）考えようによっては、わたしに休養しろという天の声かもしれない。昨日は天気が良かったのでついフラフラと、いつものペースで歩いたために夜になって歩数計を見たら14091歩を指していた。習慣性というのは恐ろしいものだ。(^_^;)

歯医者へ行く直前に、折良くと言ったらよいのだろうか、朝食時にカリッと音がして仮の歯がまた欠けてしまった。まあ、数時間後には本物のブリッジが入ることだし、ちょうど良かった、とこれも考え直して怒らないことにする。ものは考えようである。

先週に一度、合わせをやっているので、スンナリ入るかなと思っていたらやはり微調整は必要なようで、何度も噛み合わせテストをしては歯のあちこちにヤスリを掛ける作業が続いた。麻酔は無し。ちょうど１時間ほどで終了。これから数日間は違和感があるだろうけれど、最初の感覚としてはそれほど悪くはない。「固い肉を食べても欠けるようなことはないか？」と尋ねたら「大丈夫！」と請け合ってくれた。そうは言っても最初のうちは用心しながら食べるものを選ぼうと思う。

帰宅すると12時。今日は夜の公演まで何もないので、もっぱら Mac OS10.4（Tiger ）の情報集めをする。なかなか良さそうなので、Active Mounter がバージョンアップしてTiger で動くようになれば即、PowerBookＧ4にインストールしようと思っている。(^_^)

今夜の公演は久しぶりの"Roberto Devereux" / ドニゼッティ作曲。これも久しぶりに、プリマ・ドンナの Edita Gruberova の登場である。昼過ぎに職場にいるブリギッテから電話があって、今夜の切符を２枚、定期会員になっている店主から貰ったらしい。職場からではプライベートな電話をし難いのでわたしに誰か一緒に行く人を探して欲しいということだった。数人当たってみたが、ちょっと急な話なので、なかなか一緒に行く人が見つからない。数人に電話をかけ回った後、ある友人夫婦宅に電話したら、奥さんはスペインへ旅行中で居ないけれど、わたしで良ければ喜んで行かせて貰う、というので彼に行って貰うことにした。ちなみに彼も昔からのMacユーザである。(^_^)

今夜の公演は、タイトルロールを歌うテノールの Zoran Todorovic が病気のために演技だけを行い（口は台詞の通りにパクパク開けてました）、替わって Tracey Welborn という歌手が楽譜を持って舞台の袖で歌った。なかなか良いテノールだと思う。注目の Gruberova だが、今日は最初からちょっと力が入りすぎの感じでいつもと違う。舞台が進むうちに少しずついつもの軽やかな感じに戻ってきたけれどそれでも好調時の彼女ではなかった。生身の人間だからそういうこともあるだろう。

それにもかかわらず、聴衆は大満足のようで、彼女のアリアが終わるたびに、ここしばらく聞かなかったような盛大な拍手とブラボーの声が掛かる。オペラが終わってカーテンコールに出てきたときには本当に久しぶりに床を踏みならす音が聞こえた。(^_^)　客席の床は木で出来ているので大勢の客が足踏みし出すと、その音はもの凄いもの。でも、オペラはこうでなくっちゃ。(^_^)

着替えて出てくるとブリギッテと友人の男性が楽屋口で待っていてくれた。彼は車で来たのでわれわれを家まで送るという。VW の Golf Cabriolet だったが、何と、彼がライトを消し忘れたためにバッテリーがほぼ上がってしまっていてエンジンが掛からない！　そこで、わたしとブリギッテが後ろから押して数メートル走るうちに彼がエンジンをスタートさせてなんとか走ることが出来た。(-_-;)　文字通り、心身とも疲れて帰宅。ブリギッテと２人夜食を食べて、今日は０時前に就寝。幸いに雨は止んだようだ。 

Posted: 2005年05月18日 (水) at 16:26 




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